本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「桜田熊野権現神社」で明明後日(しあさって)の12月17日(土)に開催されます「桜田の大火(おおび)」です。
「桜田の大火」は、「成田市桜田地区」(旧「大栄町」)の「熊野権現神社」で12月の卯の日に「火祭り行事」が行われ、その前夜この地域では、境内の中の2箇所で火を焚き、その間を子供たちが通り抜ける催しです。
「桜田の大火」を詳しく紹介しますと、毎年12月2回目の「卯の日」の前夜、神域2か所に火を焚いて「無病息災」を祈願する「夜祭り」です。
「桜田地区」には「九十九里浜」に注ぐ「栗山川」の水源であるため良い漁場であり、そこに住む「河童(カッパ)」が家々の「魚」を盗んで悪事をしていたそうです。
この「祭礼」の由来は何説かありますが、この「河童」の害から逃れるための「神事」として行ったものといわれています。
「桜田の大火」当日は子供たちの手で準備が進められ、火の間を子供たちが走り抜けて「身体堅固」を祈願します。
また火が炊かれてから式典が終わるまで、「桜田地区」の方々は「魚」を一切口にしないという風習が今でも守り続けられています。
「桜田の大火」は、かつては「熊野権現神社」鳥居前にも「薪(たきぎ)」を井桁に高く積んで「大篝火(おおかがりび)」とし、沿道には99の小さな「篝火」を焚いたといわれています。
「枝打ち」〜「積み上げ」〜「点火」〜「鎮火」まで、すべて子供たちの手によって行われていましたが、現在は「桜田地区」の大人が準備をしています。
「桜田の大火」の行われる際は、「歌舞」や「出店」もあり、多くの若者が集まり賑やかな「祭」だそうです。
また「桜田の大火」が行われる「桜田熊野権現神社」周辺には、「耕田寺」、「かのへ塚」(経文塚)、「大須賀大神」、「長興院」などがあります。
「桜田地区」で行われる「桜田の大火」を見に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「桜田の大火」詳細
開催日時 12月17日(土) 18時〜 (小雨決行)
開催会場 桜田熊野権現神社 成田市桜田946
問合わせ 成田市大栄支所農産土木課 0476-73-8063
備考
「桜田の大火」に伝えられている伝承として、子供たちは、「大火」の間を「年齢の数」だけ駆け抜けると一年間「風邪」をひかないと云われています。
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地域情報::成田 | 08:27 AM |