本日二つ目にご紹介するのは、近隣市「神崎町」「神崎森」の「なんじゃもんじゃの木」です。
本日一つ目のブログでアップしました「神崎町」あげてのイベント「なんじゃもんじゃいきいきフェスティバル2011」も「なんじゃもんじゃの木」からちなんで名付けられているそうです。
「なんじゃもんじゃの木」は、「神崎神社」(10月20日のブログ参照)という「利根川」近くの7000坪あまりある大きな神社にあります。
「神崎神社」は、白鳳時代に「大浦二つ塚」より1300年前に現在の場所に移ったと言われている「神崎町」の古社です。
「神崎町」の北端、「利根川」を望む小高い「神崎森」の上にある「神崎神社」の御祭神は、「航空」、「交通」、「産業守護」の「神」として信仰されている「天鳥船命(あまのとりふねのみこと)」です。
「神崎神社」のある「神崎森」をてくてく坂を登っていくと「神社」の横に「大きなクスノキ(樟)」があり、その木が「国指定天然記念物」の「なんじゃもんじゃの木」だそうです。
「拝殿」横にある「なんじゃもんじゃの木」の由来ですが、延宝2年(1674年)に「水戸光圀(みとみつくに)」(水戸の黄門様)公が大木を見上げて「不思議な木じゃ。あの木(名前)はなんじゃ」と村人に尋ねたところ、その名がわからず「へええ…さああ…はて、もんじゃ」と口ごもったことから「なんじゃもんじゃの木」といわれるようになったそうです。
(諸説あり、水戸光圀公が「この木は何というもんじゃろうか」と自問自答したとされる伝承もあります)
また、「ここはこうざき森の下、舵をよくとれ船頭どのよ、主の心と神崎森は、なんじゃもんじゃで気が知れね」と江戸時代、「利根川」を航行する「船人たち」の目印として唄われた「神崎森」は、「ヤブニッケイ」、「タブノキ」、「スダジイ」、「ヤブツバキ」、「シダ」など、学術上でも貴重な「原生林」が生い茂る県北を代表する「社叢(しゃそう)」です。
(「社叢」とは「神社の森」の事で、「鎮守の森(杜)」とも称されます)
「なんじゃもんじゃの木」の「主幹」ですが、明治40年(1907年)に火災の時に焼失したため、「主幹」は途中で切られていますが、その後、蘖(ひこばえ)が生え、親木を包むようにして育ち、現在は高さ20mの立派な大木に育っています。
「神崎町」にあるまちを代表する「なんじゃもんじゃの木」。
明後日(11月23日)開催の「なんじゃもんじゃいきいきフェスティバル2011」にお越しの際、足を伸ばして「神崎森」にお立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
備考
「なんじゃもんじゃの木」(神崎の大樟)は、「国指定天然記念物」に認定されていて、その周辺の「神崎森」は「県指定天然記念物」に指定されています。
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地域情報::香取 | 07:05 AM |