本日ご紹介するのは、近隣市「成田市」で生産されている「サツマイモ」の新種「クイックスイート」と、大栄地区で生産されている「大栄愛娘」です。
「クイックスイート」とは、迅速調理が可能な良食味青果用「サツマイモ」新品種です。
「クイックスイート」が出来た背景には、「サツマイモ」の需要拡大のために、「焼き芋調理」に1時間かかる調理特性を改善するためと言われています。
「クイックスイート」は、「外観品質」や「食味」、「病害虫抵抗性」に優れた「青果用かんしょ品種」の育成を目的に、「ベニアズマ」が母本、「九州30号」を父本とする交配組み合わせから選抜した系統であり、「いも」の形状は「紡錘形」、皮色が「赤紫色」で外観に優れているそうです。
JA成田では、上記で説明した「クイックスイート」を平成14年から試作検討開始し、平成17年から本格的に生産をし始めたそうです。
栽培が難しい品種でありましたが、生産者の協力と努力により、徐々にその面積も増えていて、「成田」は全国で唯一といってめよい「クイックスイート」の産地になっています。
「大栄愛娘」は厳しい栽培基準を守って生産された「成田市大栄地区」のブランドさつまいもです。
「さつまいも」の品種は西日本で人気の高系14号で、なめらかな舌触りと上品な甘さが特徴な「さつまいも」で、「ベニアズマ」に比べ、冷めても硬くなりにくいので、「焼き芋」はもちろん幅広い料理に使える重宝な「食材」だそうです。
「大栄愛娘」の産地では、「完熟堆肥」と「米ぬか」を中心とした「土づくり」にこだわり、「農薬」や「化学肥料」を極力使わない栽培基準を守り、限られた生産者がつくるこだわりの「さつまいも」なのだそうです。
また「大栄愛娘」は、収穫後まるでワインのように「貯蔵庫」でじっくりと保存、しっとりとなめらかな「口当たり」と「甘さ」になるまで熟成させ、さらに品質検査に合格したものだけが、消費者のお手元に届くそうです。
JAかとり「甘しょ育成研究会」の皆さんが手塩にかけた限定生産・販売をしている「さつまいも」が「愛娘」だそうです。
「大栄愛娘」はインターネット通信販売されており、本年度(2011年)販売分(昨年生産)は6月30日(木)をもち、一時終了となり、来年の1月から、今年(2011年)の「秋掘り取り」予定の「大栄愛娘」を販売開始するそうです。
これからの季節、旬を迎える「さつまいも」。
「成田」の秋・冬の味覚を取り寄せてみてはいかがでしょうか?
「クイックスイート」取扱い
成田市農業協同組合 営農課 0476-36-1541
「大栄愛娘」取扱い
大栄産直センター 0476-73-2933
備考
「大栄愛娘」は2002年(平成14年)から発売し、出荷の基準として45日以上「地下室」などで寝かして熟成させたものでないと「愛娘」として出荷できないそうです。
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地域情報::成田 | 12:10 PM |