本日ご紹介するのは、近隣市「成田市」「成田山書道美術館」です。
「成田山新勝寺」の「大本堂」から、後方にそびえる「平和の大塔」へと足を運ぶと、眼下に広がる緑豊かな「成田山公園」を望め、更に奥へ足を伸ばすと「竜智の池」に寄り添うようにたたずむ「成田山書道美術館」に辿り着きます。
四季折々の景観を楽しみながら、「美術館」の扉を開けるとそこに「書」の世界が待っています。
「書」の「総合専門美術館」として、優れた作品を常時観察でき、作品の保存、研究、普及活動、専門家から一般の方まで楽しめる「書」の世界が広がっています。
「成田山書道美術館」の館内は、吹き抜けに沿った「回廊式」の「ギャラリー」となっていて、特に目を引くのは、入口正面の「企画展示ホール壁面」に掲げられた高さ13.3m、幅5.3mもの「拓本」「原拓 紀泰山銘(げんたく きたいざんめい)」です。
この「拓本」は、中国の名山「泰山」にある中国の初代皇帝「玄宗皇帝」の施政方針を記した「碑」のもので、「美術館」のシンボルとなっています。
江戸時代後期以降の書道の名作の数々をご覧いただき、日本の「書」の幽玄な広がりと美しさに触れ、様々な角度からゆっくりと「書」の世界を楽しめるようです。
現在、「成田山書道美術館」では「松本芳翠墨華展」同時開催「第60回記念書海社展」が開かれています。
開催期間は4月30日(土)から6月12日(日)までで、9時〜16時(最終入館は15時半)に鑑賞できます。
ちなみに「松本芳翠」は「大正・昭和」の「現代書壇草創期」を代表する作家だそうです。
今回の展覧会では、日本芸術院賞の受賞作「談玄・観妙」をはじめとする代表作、約40点を出品。
また「松本芳翠」が主宰した「書海社」の「60回記念展」を同時開催します。
新緑色付く「成田市」の「成田山書道美術館」に「書」を鑑賞しにお出かけください。
「成田山書道美術館」詳細
所在地 成田市成田640
休館日 月曜日 (祝日または振替休日の場合は翌日)
展示替え等による館内整理期間 但し1月は無休
入館料 大人 500円 高・大学生 300円 中学生以下 無料
問合わせ 成田山書道美術館 0476-24-0774
備考
「成田山書道美術館」は、近現代の書蹟の収蔵では「質」「量」ともに群を抜いており、これらを生かした「展示」「普及」「研究活動」が行われています。
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地域情報::成田 | 11:19 AM |