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「龍福寺」と「龍福寺の森」(旭市)
 本日二つ目にご案内するのは、となりまち「旭市」の「龍福寺(りゅうふくじ)」と「龍福寺の森」です。

 風薫る5月、新緑の季節にぴったりのおすすめスポットのひとつが「龍福寺」です。
 「龍福寺」は、旭市(旧海上郡海上町)にある「真言宗智山派」の寺院で、山号は「仏滝山」。
 「龍福寺」境内には「滝」があり、また地名(岩井)から「岩井の滝不動」、「岩井の不動堂」などとも称されています。

 「龍福寺」の歴史ですが、寺伝によりますと788年(延暦7年)「弘法大師」「空海」が東歴の際に、「龍福寺」で「不動明王」を彫り安置したことに始まり、創建されたそうです。
 戦国時代には「龍福寺」の南方にあった「見広城」の城主「島田」氏の帰依を得ましたが、その後兵火にあって焼失したそうです。

 また「龍福寺」周辺一帯が、県の「郷土環境保全地域」(昭和50年6月13日指定)及び「鳥獣保護区域」(昭和50年10月26日指定)に指定されている豊かな自然に囲まれた寺院です。
 不動信仰の対象として、九十九里の漁師や近隣の人々の信仰が厚いお寺で、本尊として「不動明王」とその使いである「制叱伽(せいたか)」、「矜伽羅(こんから)」の「二童児」をまつっています。

 「龍福寺」は、通称「滝山」とも呼ばれ、社寺林には「湧水」が非常に多く「本堂」裏には「独鈷の滝」があります。
 その滝の真下には、「昇り竜」と「不動明王立像」が置かれています。
 土壌が常に湿潤であるため、自然林の中にも「湧水」による「滝」がいくつも見られます。
 「夏期冷涼」、「冬期温暖」という環境から「暖地性植物」と「寒地性植物」が混在する貴重な区域になっています。

 また「龍福寺の森」は、JR飯岡駅の北方約4kmの「飯岡台地」に袋状に入り込んだところに発達した森です。
 この森は、「スダジイ」や、「タブ」、「ヤブツバキ」などからつくられている自然林で、「仙滝山」「龍福寺」に対する人々の信仰に支えられ、歴代の住職の努力によって残されてきた森なのだそうです。
 「龍福寺の森」は、単に「スダジイ」の「極相林」として特徴的であるだけではなく、非常に「湧水」が多いために土壌が常に湿潤にたもたれ、北東に「飯岡台地」を背負い南西に開いた地形が、この「湧水」の効果とあいまって、「冬期温暖」、「夏期冷涼」な気候をつくりだしています。
 そのため、「寒地性植物」と「暖地性植物」とが混在して生育しており、学術上貴重な植物のあつまり(植生)を示しています。

 「ゴマナ」、「アケボノソウ」、「ハイチゴザサ」、「オタカラコウ」、「アマクサシダ」、2mに及ぶ「コモチシダ」、「キヨスミイトゴケ」や「モミ」の残存林など貴重な植物がみられます。
 「龍福寺の森」の特徴として、「シダ」や「コケ」の種類も豊富さ、「スダジイの極相林」、伐採跡地に生じた「クヌギ林」(陽樹林)、「スダジイ林」への移り変わり(遷移)の途中にある「アラカシの林」、「スギ」や「クロマツ」の人工林を観察することなどが上げられます。
 「龍福寺」「参道入口」にある「溜池」には、水辺に生える植物の「すみわけ」(帯状分布)が観察でき、生体学上とても貴重な自然が残されています。
 以上のことから「龍福寺の森」は「千葉県指定天然記念物」になっています。

 「龍福寺の森」内には「岩井滝不動」があります。
 海匝の丘陵西端に位置し、丘陵に育まれた水が「龍福寺」「本堂」の裏から流れ落ちています。
 流れ出た「湧水」はがけ下に流れ落ち、「湧水池」をなしています。

 また「千葉県滝郷鳥獣保護地区探鳥路」として、この付近では「コゲラ」、「ヒヨドリ」、「エナガ」、「シジュウカラ」、「メジロ」、「アオジ」などの鳥が見られます。

 さらに5月末から6月初めにかけて、「奥の院」、「大滝」付近にて「源氏ホタル」が幻想的に飛び交う様子を見ることができます。

 「旭市」に、新緑の季節に「森林浴」できるスポットあり。
 自然溢れる「龍福寺」「龍福寺の森」にお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 「龍福寺」「龍福寺の森」詳細

 所在地  旭市岩井120

 問合わせ 0479-55-3021

 備考
 「龍福寺」の「寺宝」「御厨子」、「須弥檀」、「前机の一式」(天明2年(1782年))は、「旭市」の「有形文化財」(昭和46年(1971年)の制作)は「旭市」の「有形文化財」(昭和46年10月1日指定)となっています。。

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| 地域情報::旭 | 12:13 PM |

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