本日ご紹介するのは、近隣市 香取郡神崎町の清酒「五人娘」「香取」 蔵元「寺田本家株式会社」(以下「寺田本家」と表記)です。
「寺田本家」の創業は、延宝年間(1673〜81年)に遡(さかのぼ)ります。
江戸時代に近江国(現在の滋賀県)から移住して、今の地(神崎町)で酒造業を営むようになったそうです。
「仕込水」の良さや利根川の水運、米どころといった「酒造り」に適した立地に着目したようです。
以来300年以上になりますがその歴史は決して追い風ばかりではなかったそうです。
「酒造制度の変更」や「流通の変革」「恐慌」「震災」「戦争」そして「火落菌」による「腐造」にみまわれることもあったようです。
戦後は高度経済成長を経て「食生活」も変化し、「日本酒離れ」が進み市場が停滞している中で、独創的な経営哲学による本来の「酒造り」を実践されているようです。
現在、無農薬、無添加、そして全量昔ながらの「生もと造り」で独自の「寺田本家」ならではのお酒を醸し出しているそうです。
現在の当主「寺田啓佐(てらだけいすけ)」氏は、1948年香取郡神崎町に生まれ、25歳の時「寺田本家」へ婿入りし、23代目当主になりました。
20年程前までは添加物の多い日本酒造りをしていたが、自身の病気体験の中で反自然物や不調和の積み重ねが心身のバランスを崩し、病気にもなっていることに気づいたそうです。
以後、自然の摂理に学び、生命力のある命の宿った「酒造り」を目指し現在に至るようです。
「寺田本家」の日本酒のラインナップは、「五人娘 純米酒」、「五人娘 自然のまんま」(売切後12月予定)、「五人娘 純米生酒」、「五人娘 純米吟醸生酒」、「五人娘 純米吟醸酒」、「五人娘 純米大吟醸酒」、「発芽玄米酒 むすひ MUSUBI」(今月4月から予約承り中)、「甘い酒 はなゆらら」、「菩提もと仕込み 醍醐のしずく」、「純米80香取生原酒 なんじゃもんじゃ」(3月26日売り切れとなりました)、「純米90 香取」とあります。
「寺田啓佐」氏の元、若手の「蔵人」が集まり、無添加でお酒を造ること、無農薬の現在米を使う方法を用い、こだわりの日本酒を製造する熱い方々が日々取り組まれているそうです。
また「寺田本家」では、「マイグルト」を製作・販売しています。
「マイグルト」とは、お米とお水だけから生まれた無添加・植物系乳酸菌が醸(かも)す「お米のヨーグルト飲料」だそうです。
ノンアルコール・100%植物性なので、子供やお酒・乳製品が苦手な人にもおすすめの逸品だそうです。
また、お酒の副産物でありますが、「自然酒酒粕」(白米の板粕)も取り扱っていて、NHKの人気番組「ためしてガッテン」の「酒粕」特集にも登場したこともあるようです。
酒造りに情熱をかけてつづけている香取の老舗蔵元「寺田本家」。
当主の想いのつまった銘酒「五人娘」「香取」をお買い求めください。
株式会社「寺田本家」詳細
所在地 香取郡神崎町神崎本宿1964
問合わせ 0478-72-2221
営業時間 8時〜17時
備考
「寺田本家」の4月の休業日は土・日・祝日だそうです。
「発酵」に関して様々な取り組みをされている「蔵元」で、詳しく「寺田本家」HPに紹介されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=451 |
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地域情報::香取 | 10:37 AM |