雨の降る犬吠埼。
まとまった雨が午前中に降るのは久方ぶりで、大分(だいぶ)乾燥していましたので、いい意味で恵みの雨です。
写メ1は、本日の長崎方面の海の様子です。
そんな中、本日ご紹介するのは、当地「銚子の早春の味・海藻」です。
今回紹介する「海藻」とは、銚子に春の訪れを告げる「海女(あま)」さんたちが摘み取る「のげのり」の事です。
銚子半島南方に位置する「長崎地区(長崎町)」の磯の波のかかる岩場に付着して育つ海藻「フクロフノリ」。
地元では「のげのり」(乾燥させたもの)と呼ばれ、毎年立春から初夏にかけ採取の権利を持つ「海女」さんにより収穫されます。
立春すぎに摘み取る「のげのり」は磯の香りも強く、舌ざわりもやわらかく、旬の味わいです。
長崎地区の「海女」さんたちは、早春の天然物の「のげのり」の味を待っている人たちの顔を思い浮かべながら、まだ冷たい海に腰まで浸かり、岩を探り一本一本丁寧に摘み取っていきます。
そして上げ潮になると陸(おか)にあがり、採った「のげのり」を浜辺で平等に分け合うそうです。
摘み取った「のげのり」は、天日で干します。
干して乾燥させると「のげのり」に仕上がり、湿気のない様にして容器に保存します。
手前みそですが、当館でも新物の「のげのり」を販売していて好評です。
春の訪れを告げる「早春の味・海藻」「のげのり」。
旬の味覚を味わってみませんか?
備考
「のげのり」は「銚子市観光協会」が認定する「銚子百選」に入っている郷土食(ソウルフード)です。
味噌汁・お吸い物・刺身のつまなどに使われます。
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地域情報::銚子 | 11:26 AM |