本日ご案内するのは、地元「銚子市」「海上山妙福寺」で4月29日(祝・土)〜5月7日(日)に開催されます「妙見様藤まつり」「妙見宮千部会大祭」です。
「JR銚子駅」(2011年5月7日のブログ参照)から程近く「ヤマサ醤油工場」(2010年12月6日のブログ参照)の向かい、「皇室」、「幕府」との厚い「信頼」を結んでこられた「海上山妙福寺」(2011年4月27日のブログ参照)があります。
「海上山妙福寺」ですが、「日蓮宗」の「寺院」で、「妙福寺」「境内」に「妙見菩薩」を祀る「妙見宮」が鎮座していることが、「町名」である「妙見町」の由来となっています。
上記のことから、「銚子市民」は、「海上山妙福寺」のことを、「妙見様」と親しみを込めて呼ばれています。
「海上山妙福寺」の「縁起」ですが、正和3年(1314年)に、「日蓮大聖人」の「直弟」「中老」「日高上人」を「開基」として、「旧・八日市場市」(現・匝瑳市)「山崎地区」に、「大本山中山法華経寺三世」「浄行院日佑聖人」によって「開創」されたそうです。
「開創」「当初」は、「般若寺」と呼ばれ、「真言宗」に属していましたが、「当時」の「住職」「円学」が「別」の「信仰」へと「改宗」し、1300年代に「現在の地」に移転して「海上山妙福寺」としたそうです。
(その際、「円学」は「日正」の「名」を与えられました)
現在の「海上山妙福寺」の「姿」が完成したのは、「第25世紫雲院日逢上人」から「第27世開示院日邵上人」の間、約33年の「歳月」が費やされたそうです。
そして「中御門帝」の時、「海上山妙福寺」は、「勅願」の「寺跡」として「表高十万石」を与えられました。
「海上山妙福寺」の「正面」にある「升形」の「石垣表門」は、その「寺格」を表したものなのだそうです。
「海上山妙福寺」内「妙見宮」「本殿」には、「聖徳太子」の「御作」「本町北辰尊像造立」の「濫觴(ランショウ)」(初めての作)と伝えられる「北辰妙見大菩薩像」が祀られています。
この「尊像」は、「千葉県」にゆかりの深い「源満仲」公が、深く尊信したもので、代々「源家」に伝えられてきたものなのだそうです。
「尊像」ですが、「右大将」「源頼朝」公、後に「豊臣秀吉」公も、尊崇するようになったそうです。
また「加藤清正」公が「三韓征伐」に出発するとき、「清正」公に授けられましたが、「帰朝」のあとは、「大阪城」内に、奉祀したそうです。
江戸時代に入り、「江戸城」内から、さらに「多古城主」「松平家」に伝わり、正徳5年になって「平山久甫」氏をはじめ、「幕府」及び「松平家」などが「発起人」となり、「東海鎮護」の「妙見大士」として「妙見宮」に祀られるようになったそうです。
以来、「天下泰平」、「開運勝利」、「福利増進」、「除災得幸」等の「願い」が成就するといわれ、今でも「銚子の妙見様」として、「尊信」、「敬持」する「人」があとをたたないそうです。
「臥龍の藤(ガリュウノフジ)」ですが、「銚子市」「妙見町(ミョウケンチョウ)」にある「海上山妙福寺」「境内」にある「藤棚」に咲く「藤」の「呼称」です。
「臥龍の藤」は、平安時代に「京都」から移植されたもので、「樹齢」750年以上と伝えられています。
この「藤」は、「野田藤」と呼ばれる「種類」のもので、「海上山妙福寺」がこの地(銚子)に「法城」を築いた頃、「平山家」(南朝側の「忠臣」)等の「力添え」により、「京都御所内」に植えられていた、この「藤」を「京都」から「川下り」で、「大阪湾」に運び、「船便」で「銚子」へ「廻航」して移植されたものなのだそうです。
「藤」(学名・Wisteria floribunda)ですが、「マメ科」「フジ属」の「つる製落葉木本」で「ノダフジ」(野田藤)ともいわれています。
「ノダフジ」(野田藤)の「名」は、この「種」が「植物学者」の「牧野富太郎」氏により「命名」される「きっかけ」となった、「フジの名所」であった「大阪府」「大阪市」「福島区」「野田」にちなんで名付けられたそうで、「福島区」「玉川」の「春日神社」には、「野田の藤跡碑」が建立されています。
「藤」ですが、「蔓(ツル)」が「木」に巻きついて登り、「樹冠」に広がり、「右巻き」(上から見て中心から外側へ「時計回り」に見える巻き方)で、かなり太くなり、「ヤマフジ」とは「蔓」の「巻き方」が「逆」です。
「藤」の「花序」は、長くしだれて、20cmから80cmに達し、「花」は「うすい紫色」で、「藤色」の「色名」は、これに由来するそうです。
「藤」の「分布」・「生育地」ですが、「日本固有種」で、「本州」・「四国」・「九州」の「温帯」から「暖帯」に分布し、「山野」に普通に生育しています。
「臥龍の藤」の「名称」の「由来」ですが、「藤」の「花」の「根元」が「龍」の「寝姿」(龍の寝ている姿)に似ているところから、「臥龍の藤」と呼ばれています。
「臥龍の藤」ですが、「見頃」の5月を迎えると、「見事」な「紫(ムラサキ)」の「花簾(ハナスダレ)」を見せてくれます。
1本の「幹」から12本に分かれており、「高さ」2.5m、10m「四方」の「藤棚」から下がる、「長さ」1m以上の「紫の花簾」は、訪れる「人々」を魅了し、「地域」の「人々」に親しまれています。
「臥龍の藤」ですが、平成21年(2009年)2月より「栃木県」「足利フラワーパーク」の「園長」・「樹木医」「塚本こなみ」氏による「抜本的治療」が行われたそうです。
「銚子市」の「藤の名所」であり、「樹齢」750年を超える「臥龍の藤」が「見頃」を迎える「海上山妙福寺」では、この度(タビ)「妙見様藤まつり」、「妙見宮千部会大祭」が催行されます。
「妙見様藤まつり」「妙見宮千部会大祭」「内容」ですが、4月29日(祝・土)に「定例茶会」、4月30日(日)に「バンド」「フォーリング スターズ」による「歌」と「演奏」、5月5日(祝・金)に「吟遊詩人」「芳晴」氏(二胡奏者)による「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート〜絆ふたたび〜」、5月6日(土)に「読経祈願」、5月7日(日)に「千部会」(妙見宮大祭)、「読経祈願」、「妙見宮御神輿渡御」となっています。
「妙見宮千部会大祭」ですが、1年に一度の大切な「妙見宮」の「大祭」で、「妙見宮千部会大祭」は「当日」10時00分より「終日」執り行われ、「海上山妙福寺」「妙見宮」の「御宝前」にて「一千部」の「御経」を捧げ、「国家」も、「各家」も「安泰」であるように祈願するそうです。
「定例茶会」ですが、4月29日(祝・土)に開催される「催し」で、「海上山妙福寺」を「会場」に「千葉科学大学」「茶道部」「澪學会」の「皆さん」による「茶会」が行われます。
「定例茶会」の「開催日時」ですが、4月29日(祝・土)10時00分から15時30分まで、「受付終了」は15時00分となっています。
「定例茶会」の「席料」ですが、500円となっており、「雨天」の場合は中止となっています。
「読経祈願」ですが、5月6日(土)・5月7日(日)の「両日」開催されます。
「読経祈願」の「日程」は、下記の通りです。
5月6日(土)
10時00分〜11時00分・14時00分〜15時00分
5月7日(日)
10時00分〜11時00分・13時00分〜14時00分・15時00分〜16時00分
「バンド」「フォーリングスターズ」は、4月30日(日)に「海上山妙福寺」「本堂」前を「会場」に行われる「歌」と「演奏」です。
「バンド」「フォーリングスターズ」の「歌」と「演奏」の「開催日時」は、4月30日(日)11時00分から12時00分までと、13時00分から14時00分までとなっており、「開催日」が「雨天」の場合は中止となっています。
「バンド」「フォーリング スターズ」の「プロフィール」は、下記の通りです。
フォーリングスターズは昭和51年に結成、今年で41年目を迎えました。
総勢18名で定例演奏会、地域イベント参加、神栖・銚子地区の老人ホーム慰問等、活動しております。
昭和63年には、茨城県知事より「ばら賞」(郷土づくりに積極的に貢献)という賞を頂きました。
メンバーは91歳のピアノを筆頭に、歌謡曲・ポピュラー・ジャズ等、色々なジャンルに取り組み頑張っております。
今後共宜しくお願い致します。
「妙見宮御神輿渡御」ですが、5月7日(日)に執り行われる「行事」で、「妙見宮」の「御宝前」にて「一千部」の「御経」を捧げた後、「妙見宮御神輿渡御」が13時00分より催行されるそうです。
「妙見宮御神輿渡御」ですが、「雨天」の場合は中止となるそうです。
「東日本大震災復興応援チャリティーコンサート〜絆ふたたび〜」ですが、5月5日(祝・金)「こどもの日」に開催される「イベント」で、「海上山妙福寺」「本堂」を「会場」に行われるそうです。
「東日本大震災復興応援チャリティーコンサート〜絆ふたたび〜」ですが、「入場無料」の「イベント」で、5月5日(祝・金)12時00分から13時30分まで行われ、「吟遊詩人」で、「二胡奏者」「芳晴」さんによる「チャリティーコンサート」だそうです。
「海上山妙福寺」「住職」が毎年に、直接「被災地」へ「義援金」としてお届けしているそうです。
「海上山妙福寺」では、「東日本大震災復興義援金箱」へのご協力を呼びかけています。
「由緒」ある「古刹」「海上山妙福寺」で催行される「藤」の「季節」に行われる「行事」「妙見様藤まつり」「妙見宮千部会大祭」。
この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「海上山妙福寺」「妙見様藤まつり」「妙見宮千部会(センブエ)大祭」詳細
開催期間 4月29日(祝・土)〜5月7日(日)
開催会場 海上山妙福寺 銚子市妙見町1465
問合わせ 海上山妙福寺 0479-22-0650
備考
「妙見様藤まつり」「妙見宮千部会大祭」の「会場」「海上山妙福寺」「境内」は、駐車できませんので、なるべく「公共交通機関」の「利用」を呼びかけています。