本日ご紹介するのは、近隣市「芝山町」「航空科学博物館」で3月26日(日)に開催されます「JGSTグランドハンドリング教室」です。
「航空科学博物館」(2011年6月7日のブログ参照)は、「航空」に関する「科学知識」について、その「啓発」を図り、もって「航空思想」の「普及」及び「航空科学技術」の「振興」に寄与し、あわせて「日本」の「航空」の「発展」に資することを「目的」に、「総合的」な「航空思想普及施設」として「成田国際空港」(2015年4月7日・2012年12月10日のブログ参照)側に平成元年(1990年)に、「山武郡」「芝山町」「岩山」に開館しました。
「航空科学博物館」ですが、「中央棟」、「西棟」、「東棟」、「展望塔」、「屋外」からなり、「地上2階一部5階」の「建物」が構成されています。
「航空科学博物館」「1階」「中央棟」には、「アンリ・ファルマン複葉機」の「実物大復元模型」(イラスト有り)と、「ピストン・エンジンコーナー」、「ミュージアムショップ」「バイプレーン」があり、「航空科学博物館」「1階」「西棟」には、「ボーイング747大型模型」(操縦体験可能・要「整理券」)と「ボーイング747」の「客室」・「コックピット」・「タイヤ」、「DC-8前脚」、「旅客機の胴体比較」(DC-8とYS-11)、「DC8シミュレーター」(パイロット訓練用シミュレーターを改修したもの)があります。
「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」には、「航空機」の「スケールモデル」など「航空関係」の「品物」をたくさん取り揃えています。
「航空科学博物館」「バイプレーン」では、たくさんの「要望」に応え、あの「カレンダー」が戻ってきたそうです。
「カレンダー」ですが、「世界各地」から様々な「航空会社」が乗り入れする「成田国際空港」の「色とりどり」の「航空機」のみならず、「四季折々」の「風景」も、美しい「航空科学博物館」周辺の「情景」の「カレンダー」に仕上がっており、「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」にて販売しています。
「航空科学博物館」「2階」「中央棟」には、「下田画伯」の「イラスト」による「飛行機のあゆみ」と、「日本の名機」と「歴史的」な「ソリッドモデル」、「西棟」には、「小型機」・「ヘリコプター」の「コックピット」(「操縦席」に座れます)と「戦前」・「現在」の「パイロット」の「制服比較」、「東棟」には、「NAAコーナー」と、「エコエアポートコーナー」、「成田国際空港」を「インターネット」や「ビデオ」、「模型」等で紹介する「コーナー」があります。
「航空科学博物館」「2階」「東棟」にある「成田国際空港」を紹介する「NAAコーナー」ですが、2014年(平成26年)3月25日に「リニューアルオープン」しています。
「航空科学博物館」「NAAコーナー」ですが、「成田空港ジオラマ」、「音の体験ルーム」、「情報コーナー」、「エコエアポートコーナー」からなり、「様々」な「方向」から「成田国際空港」について学べる「施設」となっており、白く「スタイリッシュ」な「デザイン」に一新された「成田空港ジオラマ」と、「楽しく、分かりやすく」を「コンセプト」に「内容」を一新した「音の体験ルーム」がリニューアルされています。
「航空科学博物館」「3階」は、「展望台」(屋上)となっており、「成田国際空港」を「離着陸」する「ジャンボ」を「間近」に眺め、「迫力」ある「航空機」の「エンジン音」を体験できるようになっています。
「航空科学博物館」「4階」は、「展望レストラン」「バルーン」となっており、「展望レストラン」「バルーン」では、「成田国際空港」の素晴らしい「眺め」を見ながら「食事」ができます。
「航空科学博物館」「5階」では、「ガイドの説明」(土・日・祝日中心)を「参考」に「離着陸」する「ジャンボ」を見ることができるそうです。
「航空科学博物館」「屋外」には、「航空機」と「多目的広場」があり、「小型機」や「ヘリコプター」の「実物」を展示、「YS11試作1号機」(イラスト有り)や「セスナ195」「朝風」(イラスト有り)等があり、「有料搭乗航空機」として「プロペラ」が回る「飛行機」や「ヘリコプター」に搭乗できる「有料体験装置」があるそうです。
「航空科学博物館」では、「航空」に関する「科学知識」に関する「講習会」、「講演会」、「見学会」、「航空教室」、「セミナー」等を開催しており、「四季折々」様々な「催し」、「イベント」を行っています。
また「航空科学博物館」では、「展示即売会」(「航空スケッチ大会」、「紙飛行機工作教室」、「航空機の部品」・「航空グッズ」の「販売」を行う「航空ジャンク市」等)などを催行しています。
「グランドハンドリング」(Ground handling)とは、「航空輸送」における「空港地上支援業務」です。
「グランドハンドリング」ですが、「航空輸送」において、「航空機」は「就航」する「空港」において「到着」および「出発」に伴う「地上作業」の「サービス」を受けなければなりませんが、この「地上サービス」を「総称」して「グランドハンドリング」と呼んでいます。
「運航便」は、「空港」に到着し、出発するまでの「時間」を可能な限り「短時間」としたいことから、「空港」での「作業時間」(ステイタイム)を短くすることで、「航空会社」は「航空機」の「稼働」を高め、「収益向上」を図りたいためです。
「グランドハンドリング」を運営する「企業」は、そのような「航空会社」の「要求」に応えるため、「安全」かつ「迅速」な「空港サービス」を提供しなければなりません。
「グランドハンドリング」の主な「作業」ですが、下記の通りとなっています。
ランプサービス
・マーシャリング(航空機を駐機場に誘導する)
・搭乗橋、PBBの操作/ドアの操作
・機体のプッシュバック(機体を車によってバックさせる)
・機体のトーイング(機体を牽引車によって移動させる)
・手荷物と貨物の投降載
・手荷物と貨物の搬送
・機内の清掃
・ケータリング(機内食や飲み物などの搭載)
・手荷物の仕分け
・汚水処理や水の供給
・航空機への燃料給油
・降雪のある空港での機体除雪(凍結防止剤の噴霧)
貨物サービス
・貨物や郵便の受託と引渡し
・貨物と郵便の仕分け
・ULD(コンテナなど)への貨物の組み付けや、ULDからの解体
機体整備
・機体外部の洗浄
・機体整備補助
・センダー業務(無線を使用しクルーとの交信)
車両・施設整備
・GSE車両のメンテナンス
航空業務
・運航管理
・ロードコントロール(機体重量管理)
・ラジオ業務
・フライトコーディネート
旅客業務
・カウンター業務
・手荷物業務
・内際チェックイン
・ゲート業務
・到着業務
・ラウンジ業務
「グランドハンドリング」とは、「地上作業」のことをいい、その「スタッフ」を「グランドスタッフ」といいます。
「空港」での「作業時間」(ステイタイム)は、「航空機メーカー」(BoeingやAIRBUS)が提示している「データ」をもとに、「航空会社」が「標準的」な「時間」を設定することが「一般的」です。
「グランドハンドリング」では、「航空会社」が求める「ステイタイム内」にて「すべて」の「空港作業」を完了し、「定時性」(時刻表どおりの運航時刻/ダイヤ)を確保しなければならないそうです。
「航空会社」にもよりますが、「国内空港」において運用されている「一般的」な「ステイタイム」ですが、下記の通りとなっています。
主な機種の一般的なステイタイム
航空機の機種 国内線 国際線
Boeing747-400 45分-60分 90分-120分
Boeing767-300 35分-45分 70分-100分
「国内線」と「国際線」の「ステイタイム」が異なる「要因」ですが、「燃料給油」となっており、「国際線」は「長距離」を飛行するため、「国内線」と比較し、多くの「燃料」を「航空機」に搭載するためで、そのほか、「ケータリング」や「機内」の「清掃」についても、「国際線」の「作業時間」は「国内線」と比較し、長い「傾向」にあります。
「国内」での「主要」な「グランドハンドリング企業」ですが、「航空会社」の「出資」による「グループ企業」であり、「エアライン」は「グランドハンドリング」を「自社」では行わない「ケース」が多いそうです。
「日本航空」(JAL)や「全日本空輸」(ANA)といった「国内大手」の「航空会社」は、「空港」ごとに「グランドハンドリング専門」の「グループ会社」を設立しており、「地方空港」では「民間」の「地元企業」へ「業務」を委託している「ケース」が多いようです。
「全日本空輸」には「総代理店制度」があり、「地方」では「航空券」の「予約」や「販売」等「カウンター業務」も含めて「業務委託」をしています。
「旧・日本エアシステム」(JAS)にも同じような「制度」がありましたが、「日本航空」との「合併」により、現在はなくなっています。
また、「国内」の「グランドハンドリング企業」の中には、「航空会社」「同士」や「大手商社」が出資して設立した「会社」も存在するそうです。
「羽田」や「成田」、「関西」、「中部」等「国内」の「主要空港」では、「国内エアライン」の他「海外エアライン」が運航されています。
「海外エアライン」は、「国内エアライン」へ「グランドハンドリング」を「依頼」(契約)し、その「グループ企業」が「作業」を行う「形態」が「一般的」です。
「海外エアライン」が、「国内」の「グランドハンドリング企業」と直接契約し、「運航」する「ケース」もあり、「後述」での「独立系企業」が、その「形態」にて運営されています。
また、「企業」によって行う「業務」が分担され、「機内清掃」のみや「機用品」の「取り扱い」のみを行う「会社」、「貨物」等の「搭載」のみを行う「会社」等、「事業内容」が異なる「複数社」が「1便」に対して「グランドハンドリング」を行う場合があります。
「JGSTグランドハンドリング教室」ですが、「航空科学博物館」で開催される「春分の日」3月26日(日)に行われる「体験教室」です。
「JGSTグランドハンドリング教室」ですが、10時00分から16時00分まで行われる「体験教室」で、「JGSグランドハンドリング教室」の「内容」ですが、「航空機」の「運用」において欠くことのできない様々な「地上業務」を行っている「株式会社JALグランドサービス」の「スタッフ」の「お話」を聞いたり、「マーシャリング」等の「体験」ができる「イベント」となっています。
ちなみに「JGST」ですが、「JALグランドサービス東京」の「略称」です。
「日本最大規模」を誇る「航空専門科学博物館」「航空科学博物館」で開催される「体験教室」「JGSTグランドハンドリング教室」。
この機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「JGSTグランドハンドリング教室」詳細
開催日時 3月26日(日) 10時〜16時
開催会場 航空科学博物館 山武郡芝山町岩山111-3
開館時間 10時〜17時(入館締め切り16時半)
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)
入館料 大人500円 中高生300円 4歳以上〜小学生200円
問合わせ 航空科学博物館 0479-78-0557
備考