本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「銚子漁港」で、1月5日(木)に、「外川漁港」で、1月6日(金)に開催されます「漕出式(コイデシキ)」です。
「銚子漁港」(2012年1月24日のブログ参照)は、「銚子市」(2010年9月20日のブログ参照)にある「特定第3種漁港」で、「年間水揚げ量」では「全国有数」の「漁港」です。
「銚子漁港」ですが、「全国屈指」の「水揚げ量」を誇る「漁港」で、「全国有数」の「漁港」を持つ、「水産」、「加工」、「流通」の「総合漁業基地」として知られています。
「銚子市」の「漁業」ですが、「鰯(イワシ)」(2012年5月17日のブログ参照)、「秋刀魚(サンマ)」(2012年9月1日のブログ参照)、「鰹(カツオ)」等の「ヘルシー」で「栄養価」の高い「魚」や、「鮪(マグロ)」(2012年11月8日のブログ参照)、「平目(ヒラメ)」、「金目鯛(キンメダイ)」(2011年2月14日・2010年11月17日のブログ参照)等の「高級魚」も水揚げされ、「資源」豊かな「漁場」を活かした「水産業」が盛んに営まれています。
「銚子漁港」は、「銚子市」にある「特定第3種漁港」で、「年間水揚げ量」では、「全国有数」の「漁港」です。
「銚子漁港」ですが、「全国屈指」の「水揚げ量」を誇る「漁港」で、「全国有数」の「漁場」を持つ、「水産」、「加工」、「流通」の「総合漁業基地」として知られています。
なお「銚子漁港」ですが、平成27年(2015年)1年間の「水揚げ量」が、21万926t(トン)余りとなり、平成26年(2014年)よりおよそ5万t、「率」にして20%減ってしまいましたが、「他」の「港」を上回り、5年連続で「日本一」(全国1位)(2016年1月1日のブログ参照)となっています。
「銚子漁港」の「管理者」は「千葉県」で、「漁港番号」は「1930010」、「漁業協同組合」は「銚子市漁業協同組合 Choshi Fisheries Cooperative Association」で、「銚子市漁業協同組合 Choshi Fisheries Cooperative Association」ですが、平成8年(1996年)9月に「銚子地区」の6単協(銚子市、銚子市黒生、銚子市外川、銚子市西、銚子市川口、千葉県小型機船底)が、合併されて設立された「組合」です。
「銚子市漁業協同組合 Choshi Fisheries Cooperative Association」「組合員数」ですが、287名の「内」、「正組合員」177名、「准組合員」110名で、「組合員」は、6つの「魚種別部会」(旋網部会、鰹鮪部会、底曳部会、小型底曳部会、一本釣部会、各種部会)に所属しています。
「銚子」は、古来「零細漁業」と、「農耕」とによって、「生計」を営む「一漁村」でありましたが、「紀州方面」の人々が来応するようになってから開発されたといわれています。
「銚子漁港」「第1魚市場」は、昭和7年(1932年)に完成、璽来「千葉県下」、「地元漁船」はもとより、「北」は「北海道」から、「南」は「沖縄」にいたる「沖合漁船」の「一大根拠地」として、60有余年の「歴史」を経て、「飛躍的発展」をとげています。
「銚子沖」は、「寒暖流」の交錯する「好漁場」を有するため、「イワシ」、「サバ」(2012年12月8日のブログ参照)、「サンマ」、「カツオ」、「マグロ類」、「アジ」、「ヒラメ」、「金目鯛」等「魚種」も豊富で、これら「魚介類」を取り扱う「銚子漁港」「魚市場」の「卸売市場」も、「銚子漁港整備」に呼応し、「第1」・「第2」・「第3卸売市場」と、「受入施設」の「整備拡充」が図られ、「全国有数」の「漁業根拠地」として、益々の発展が期待されています。
「銚子市漁業協同組合 Choshi Fisheries Cooperative Association」の「沿革」は、下記の通りです。
昭和7年(1933年) 県有銚子漁港魚市場のうち、中央魚市場が完成。
昭和9年(1934年)10月 千葉県水産株式会社(大正12年11月創立)が県より借り受け、業務を開始。
昭和19年(1944年) 臨港側線を敷設。新生魚市場が完成。(荷捌所として使用)
昭和20年(1945年)1月 千葉県水産株式会社は、生鮮魚類の統制強化により、市場業務をできなくなったため、千葉県水産業会に市場権を譲渡、実務は銚子市漁業会をして行わしめた。
昭和20年(1945年)7月 内浜魚市場は戦災により焼失、中央市場は大破。
昭和23年(1948年)10月 県水産業会は、銚子市漁業会に市場権を譲渡。
昭和24年(1949年)12月 戦災により焼失した内浜魚市場が復旧。
昭和25年(1950年)7月 県は、生鮮魚介類の統制撤廃に伴う処置として、流通秩序の確立と漁港の管理保全を目的として銚子漁港魚市場条例を交付し、この条例に基づいて知事は中央魚市場及び内浜魚市場を銚子市漁業協同組合に、新生魚市場を外川漁業協同組合に市場開設者として承認した。
昭和32年(1957年)3月 新生魚市場を県に返還。市場を廃止し、倉庫に転用。
昭和37年(1962年)8月 東魚市場が完成。(工事費45913千円)
昭和40年(1965年)4月 中央魚市場の改築工事を始める。
昭和40年(1965年)6月 中堤防完成。水揚、仕込出漁岸壁に利用。
昭和40年(1965年)12月 中央魚市場管理棟が完成。(工事費249845年)
昭和42年(1967年)3月 中堤防完成。水揚、仕込出漁岸壁に利用。
昭和44年(1969年)3月 内浜魚市場を廃止解体し、駐車場に転用。
昭和47年(1972年)2月 銚子市漁業協同組合は、県より魚市場施設を有償にて譲り受ける。
昭和50年(1975年)4月 第2卸売市場(工事費68767千円)が完成。
昭和52年(1977年)3月 第3卸売市場No.1(工事費223264千円)が完成。
昭和62年(1987年)3月 第3卸売市場No.2(工事費1257400千円)が完成。
昭和63年(1988年)6月 漁船員福利厚生施設「ゆうなぎ」(工事費210000千円)完成。
平成6年(1994年)12月 鮮魚直売所完成オープン。
平成8年(1996年)9月 市内6漁業組合が合併。
平成14年(2000年)3月 海水氷製氷工場完成。
平成23年(2011年)3月 東日本大震災により第1卸売市場が一部崩壊、使用不可能となった。
平成23年(2011年)9月 簡易荷捌所完成。(2011年9月2日のブログ参照)
平成27年(2015年)3月 第1卸売市場(総事業費約2300000千円/解体費用含む)が完成。(2015年4月7日のブログ参照)
平成27年(2015年)4月 直営食堂「まいわい」オープン。
ちなみに「銚子市漁業協同組合 Choshi Fisheries Cooperative Association」によりますと、昨年(2016年・平成28年)1年間の「銚子漁港」の「水揚げ量」は、23万4900t(トン)で、一昨年(オトトシ)(2015年・平成27年)の「水揚げ量」21万9261tより1万5639t上回る「水揚げ量」となり、「全国主要23漁港」の「他」の「港」を上回り、「6年連続」で「日本一」(全国1位)(2017年1月1日のブログ参照)となったそうです。
「外川漁港(トカワギョコウ)」(2013年1月4日のブログ参照)は、「銚子市」「外川町」にある「第2種漁港」で、「銚子市」の「南部」に位置し、「外川漁港」「背後」には「台地」があり、「外川漁港」周辺の「集落」ですが、「斜面」と、「低地」にあります。
「外川漁港」は、「水郷筑波国定公園」(2012年8月3日のブログ参照)の「区域内」にあり、「東側」は「犬吠埼」(2012年4月16日のブログ参照)、「南側」は「屏風ヶ浦(ビョウブガウラ)」(2016年3月2日・2012年5月20日のブログ参照)から「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照)に続いています。
「外川漁港」の「沿革」ですが、1658年(万治元年)「紀州」「有田郡」「広村」出身の「崎山治郎右衛門」氏によって「本浦」「築港」。
その後「外川漁港」は、1661年(寛文元年)に「新浦」の「竣工」、1952年(昭和27年)2月29日に「第2種漁港」に指定されています。
ちなみに「外川漁港」で水揚げされる主な「魚種」ですが、「金目鯛(キンメダイ)」、「アカムツ」、「クロムツ」等となっています。
「漕出式(コイデシキ)」は、「年」の「始め」、「航海の安全」と、「大漁」を祈願して「漁船」が「川口沖合い」を航行することで、「漕出式」は、「乗り初め(ノリゾメ)」とも呼ばれています。
「漕出式」ですが、「銚子」の「正月の風物詩」のひとつで、上記のように「航海の安全」と、「豊漁」を祈願して行っています。
「銚子」は、上記のように「日本有数」の「水揚げ量」を誇る「漁業のまち」で、江戸時代「魚」を追い求めて北上した「紀州の漁師たち」により「外川漁港」が築かれて以降、「親潮」と、「黒潮」がぶつかり合う「漁場」や、「利根水運」等の「地の利」に恵まれ、「銚子の漁業」は発展してきました。
新しい「年」の「初め」、「漁師たち」は、ことさら「縁起」を担ぎ、昔から「年初め」の「良い日」を選んで「漕出」を行っていたそうです。
「銚子漁港」で「漕出」を行う「船」は、全て「海」を見下ろす「格好」に鎮座する「川口神社」(2010年12月22日のブログ参照)で祈願するそうです。
「漕出式」では、昔から「海」から「川口神社」にお参りする際に、「港」から出た「船」を「左」へと旋回させて「神社前」で「お神酒(オミキ)」を上げたそうです。
「左」へ旋回する「理由」ですが、「船の神様」が「船」の「左側」に座っていることからという「伝承」にならって行われているそうです。
現在、「漕出式」では、「川口神社」付近に「道流堤」ができて「航路」が狭くなったこともあり、「神社前」で旋回する「船」は少なくなりましたが、「各船」思い思いに「お神酒」を上げ、参拝しています。
「漕出式」ですが、「銚子漁港」だけでなく、「外川漁港」でも見ることができます。
「漕出式」とは、上記のように今年一年の「航海」の「安全」と、「豊漁」を願い、色鮮やかな「大漁旗」を「風」になびかせた「船」が、列をなして「新春」の「海」へ繰り出す「漁師たち」の「仕事始め」に当たる「伝統的行事」です。
上記のように「漕出式」では、出港する「漁船」に「大漁旗」を掲揚しており、遠目にも鮮やかな「大漁旗」は、「銚子」らしい「色彩」で、「冬の海」に映え、「見事」な「光景」となっています。
「大漁旗」をなびかせた「船」が次々と出港する様子は「活気」にあふれ、「勇壮」で「見事」な「銚子」ならではの「新年の光景」といえるものとなっています。
「漕出式」では、「漁師たち」が、「神社」へ向かって「手」を合わせ、「水面」に「お神酒」を注いだり、「海水」で「甲板(カンパン)」を清めて祈願します。
「漕出式」は、「銚子漁港」、「外川漁港」で行われ、「銚子漁港」では、1月5日(木)7時00分から、「外川漁港」では、1月6日(金)8時00分から行われるそうです。
今年(2017年)の「漕出式」の「日程」は、下記の通りです。
1月5日(木) 7時00分〜 (銚子漁港漕出式)
7時00分〜 まき網漁船
7時00分〜 沖合底曳網漁船
7時00分〜 小型底曳網漁船
1月6日(金) 8時00分〜 (外川漁港漕出式)
8時00分〜 小型漁船
「6年連続水揚げ量日本一」の「銚子漁港」、「外川漁港」で開催される「海の男たち」の「仕事始め」であり、「銚子」の「正月の風物詩」「漕出式(コイデシキ)」。
この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「漕出式(コイデシキ)」詳細
開催日時 1月5日(木) 7時〜 (銚子漁港漕出式)
1月6日(金) 8時〜 (外川漁港漕出式)
開催会場 銚子漁港第2卸売市場前 銚子市川口町
外川漁港 銚子市外川町
問合わせ 銚子市漁業協同組合 0479-22-3202
銚子漁協外川支所 0479-25-1166 (外川漁港漕出式について)
備考
「漕出式(コイデシキ)」が開催される「銚子市」では、1月4日(水)8時30分から「川口神社」にて、「新春大漁祈願祭」(2016年1月3日のブログ参照)が催行されます。
「漕出式」ですが、「(一社)銚子市観光協会」が選出している「銚子百選」(2011年1月1日・1月2日・1月3日・1月4日のブログ参照)に選定されています。