本日ご案内するのは、となりまち「神栖市」「手子后神社」、「波崎地区各所」で7月16日(土)・17日(日)に開催されます「手子后神社祭礼(テゴサキジンジャサイレイ)」「大潮祭」です。
「神栖市」は、「茨城県」の「最東端」に位置し、「東側」は「太平洋」に、「南側」・「西側」は「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)を経て「千葉県」に、「北西側」は「鹿嶋市」及び「潮来市」に接した「南北」に長い「形状」をしており、「面積」ですが、147.26平方kmとなっています。
「神栖市」の「北部」から「東部」一帯は、「鹿島港」及び「鹿島臨海工業地帯」が整備され、「製造品出荷額」は「茨城県」第1位となっており、「温暖」な「気候」を活かした「ピーマン」は「ブランド品」として高い「評価」を受け、「全国」第1位の「生産量」を誇っています。
また、「神栖市」「南部」は「波崎漁港」を「中心」に「漁業」が盛んに営まれており、「水産加工品」などが「特産品」となっており、「商業」を含めた「各産業」が「バランス」良く形成されています。
「神栖市」は、平成17年(2005年)8月1日に「神栖町」と「波崎町」との「市町村合併」により、「人口」9万人余りの「市」として誕生しました。
「合併協議」の「経緯」ですが、平成16年(2004年)4月20日、「波崎町長」から「神栖町長」へ「合併協議」の「申し入れ」があり、8月20日には、「神栖町・波崎町合併協議会」が設置され、「市町村合併」に関する「協議」が行われました。
その後、「神栖町」と「波崎町」は、上記のように平成17年(2005年)8月1日に合併し、「神栖市」となり、これにより「神栖町・波崎町合併協議会」は解散しました。
ちなみに2016年6月末日現在・「神栖市」の「人口」ですが、「総人口」94816人、「男性」48675人、「女性」46141人、「世帯数」39460世帯となっています。
「神栖市」は、上記のように「茨城県」の「最南端」に位置し、「利根川」と「鹿島灘(カシマナダ)」(2012年6月16日のブログ参照)に囲まれ、「関東地方」の中でも「夏」涼しく、「冬」暖かい、「レジャー」に「最適」な、恵まれた「気候」の「まち」です。
また「神栖市」は、「花火」や「神輿」、「よさこい」等「お祭り」・「イベント」が盛り上がる「元気」な「まち」で、「波崎地区」で行われる「きらっせ祭り」(2015年8月22日・2014年8月23日・2013年8月25日・2012年8月23日・2011年8月23日・2010年8月27日のブログ参照)、「神栖地区」で行われる「神栖花火大会」(2015年9月13日・2014年9月18日・2013年9月19日・2012年9月18日・2011年9月11日・2010年8月9日のブログ参照)、「全国有名よさこいチーム」も多数参加される「かみす舞(ブ)っちゃげ祭り」(2015年9月17日・2014年9月15日・2013年9月20日・2012年9月19日・2011年9月22日・2010年8月6
日のブログ参照)、「波崎地区」「手子后神社(デゴサキジンジャ)」(2011年7月10日のブログ参照)で開催される「大潮祭」(2014年7月11日・2013年7月19日・2012年7月31日・2011年7月10日のブログ参照)などが行われています。
「神栖市」の「観光スポット」ですが、「神栖西部地区」、「神栖中部地区」、「神栖東部」・「若松」・「谷田部地区」、「波崎地区」と「エリア」が分かれており、「神栖市」の「観光スポット」は、下記の通りです。
「神栖西部地区」
外浪逆浦(ソトナサカウラ)(なかさ夕日の郷公園)(2011年1月30日のブログ参照)
歴史民俗資料館
息栖神社(イキスジンジャ)(2010年11月7日のブログ参照)
リバーサイドサイクリングロード
常陸川大橋(利根川河口堰)
「神栖中部地区」
港公園と展望台(2011年7月8日のブログ参照)
神之池緑地公園(2012年3月27日のブログ参照)
山本家住宅(国指定重要文化財)(2011年7月5日のブログ参照)
神栖市役所
「神栖東部・若松・谷田部地区」
1000人画廊
海浜温水プール
(神栖海浜運動公園)
日川浜オートキャンプ場
日川浜海水浴場(2012年7月13日のブログ参照)
温浴施設ゆ〜ぽ〜とはさき(天然温泉)
ウチワサボテン群生地(茨城県指定天然記念物)
波崎ウィンドファーム(2011年7月25日のブログ参照)
谷田部サッカー場
「波崎地区」
波崎かもめ公園・波崎漁港
波崎海水浴場(2014年7月13日・2012年7月13日・2011年7月19日のブログ参照)
サンサンパーク休憩施設
童子女(オトメ)の松原公園(2012年5月29日のブログ参照)
シーサイドパーク(2011年7月25日のブログ参照)
波崎海岸砂丘植物公園
かもめ大橋
波崎の大タブ(神善寺)(2011年2月7日のブログ参照)
波崎総合支所
銚子大橋(2010年12月17日のブログ参照)
河畔プロムナード
「手子后神社(テゴサキジンジャ)」は、「茨城県」「神栖市」「波崎」に鎮座する「神社」で、「手子后神社」「御祭神」ですが、「手子比売命(テゴヒメノミコト)」を祀っています。
「手子后神社」ですが、神護景雲(ジンゴケイウン)年間(767年〜770年)「創建」の「神社」で、「鹿嶋市」では「神遊社(カンアソビノヤシロ)」とも呼ばれ、「大神の御女(オトメ)」が「祭神」とあります。
また一説には「常陸国風土紀(ヒタチノクニフドキ)」(2012年6月3日のブログ参照)の「童子女松原」に見られる「安是の嬢子」を祀った「社」ともいわれています。
「手子后神社」「社伝」では、古くより「息栖神社(イキスジンジャ)」、「大洗磯前神社」とともに「鹿島神宮」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)の「三摂社」と称されてきたとされています。
「手子后神社」は、「利根川」「河口」近くの「茨城県側」に鎮座し、「国道124号線」を「銚子大橋」から「北」へ向かう「茨城県側」の「たもと」すぐの「信号」「右手前方」に「手子后神社」「入口」があり、真っ直ぐに入っていくと「手子后神社」があります。
「手子后神社」「境内」には「摂末社」として「厳島神社」、「浅間神社」、「稲荷神社」、「天満宮」、「金刀比羅宮」が祀られています。
また「手子后神社」「境内」には「神仏習合」の名残をとどめる「大師堂」も残っています。
「大潮(オオシオ)」とは、「新月」または「満月」の時、「月」・「太陽」・「地球」が一線上に並び、「月」と「太陽」の「起潮力」が互いに強めあって「潮差」が大きくなり、このときの「潮汐(チョウセキ)」を「大潮」といいますが、「海湾」の「振動特性」によって、実際の「大潮」は「新月」・「満月」より1〜2日遅れることが多いそうです。
ちなみに「潮汐」とは、周期的に規則正しく「海水面」が昇降する「現象」で、その主要な成分ですが、「月」および「太陽」の「起潮力」によって起こされ、その部分を「天文潮」と呼ぶそうです。
「大潮時」の「潮差」は、その時の「地球」と「月」との「距離」によって、若干(ジャッカン)変化し、「大潮時」の「長年」の「平均値」、「高潮間隔」の「長年」の「平均値」を、それぞれ「大潮差(ダイチョウサ)」、「大潮高潮(オオシオコウチョウ)」と呼ぶそうです。
「大潮祭」ですが、「茨城県」「神栖市」「波崎地区」の「氏神」である「手子后神社」の「祭祀」(手子后神社祭礼)として、毎年「旧暦」の6月15日に近い「土・日曜日」に執り行われています。
「手子后神社祭礼」「大潮祭」ですが、「航海」の「安全」や、「豊漁」を祈る「海の男たち」の「祭り」で、「手子后神社祭礼」「大潮祭」「当日」は、「神輿」や、「鳴り物」が「街中」を練り歩き、「波崎の漁船」は「出漁」を止めて、「大漁旗」を飾り、「乗組員」・「関係者」は「手子后神社」に参拝するそうです。
上記のように「神栖市」「波崎地区」は、「北」に「太平洋」、「南」に「利根川」と「水」に挟まれた「地形」であるため、昔から「漁業」をはじめ、「水産業」が非常に盛んなため、「水神様」として「漁師の信仰」が篤い「手子后神社」では「大潮祭」が毎年盛大に行われてきました。
「手子后神社祭礼」「大潮祭」では、初日「夜」の「宵宮」、2日目(最終日)の「祭礼当日」ともに、「神輿」や、「鳴り物」が「街中」を練り歩きます。
「手子后神社祭礼」「大潮祭」は、江戸時代中期から行われてきたとされ、「大漁祈願」の「祭り」として伝えられてきました。
「手子后神社祭礼」「大潮祭」は、「古文書」「総州勤向(ツトメムキ)」の中で、
「毎年、磯廻しと申し、今日近辺のもの飯沼高神の磯辺見学の者相廻り候者もこれ有る由。
尤(モット)も今日当所の塩干に御座候。」
などと記載されているそうです。
上記のように「海上安全」、「大漁」を祈願する「手子后神社祭礼」「大潮祭」ですが、「勇壮」で、「躍動的」な「祭り」として知られており、「手子后神社祭礼」「大潮祭」の「見どころ」は「神輿渡御」で、「神輿」は、「手子后神社」から「波崎漁港」まで、「波崎東部地区」を練り歩きながら、時には激しくもみあい、「暴れ神輿」としても知られているそうです。
「手子后神社祭礼」「大潮祭」「神輿渡御」では、「波崎東部地区」「沿道」にいる大勢の「人々」から威勢のいい「かけ声」が飛び交い、「夏本番」を告げる「祭り」は「最高潮」(クライマックス)を迎えるそうです。
(「手子后神社祭礼」「大潮祭」の「スケジュール」は、下記「詳細」参照)
また「手子后神社祭礼」「大潮祭」では、「初日」7月16日(土)に今年(2016年)の「当番区」「本新町」「イベント」を「利根公園」「特設会場」にて15時00分から16時00分まで開催するそうです。
「イベント内容」ですが、「よさこいソーラン」(黒潮美遊、黒潮美遊潮っ子組)演舞、「かしま未来(ミコ)りーな」(2012年12月3日のブログ参照)来場(鹿嶋市ご当地アイドル)、「バルーンアート」、「ジャグリング」、「大道芸」(アトミックエース)となっており、「神栖市イメージキャラクター」「カミスココくん」(2015年1月12日のブログ参照)も来るそうです。
「神栖市」「波崎地区」の「総鎮守」(鎮守社)「手子后神社」、「波崎東部地区」で催行される「海の男たち」の「祭り」「手子后神社祭礼」「大潮祭」。
この機会に「神栖市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「手子后神社祭礼」「大潮祭」詳細
開催日時 7月16日(土) 18時〜20時30分頃
7月17日(日) 7時05分〜18時30分頃
手子后神社祭礼 大潮祭 スケジュール
7月16日(土)
18時00分 広屋水産前出発 東町
18時30分 清八屋漁業宅前着 ※休憩
19時00分 宮内金物店着 ※休憩
19時25分 石田丸漁業宅前着 ※休憩
20時00分 神輿宮入
20時30分 手子后神社内終了
7月17日(日)
7時05分 御祈祷 拝殿内
7時30分 御祈祷 神輿前
8時00分 神輿宮出し
8時30分 石田丸漁業宅前 ※休憩
9時00分 はさき漁協 第1魚市場にて (〜10時00分)
少年鳴り物競演会
9時05分 清八屋漁業宅前着 ※休憩
10時20分 はさき漁協 第1魚市場にて (〜11時00分)
お浜おり、お塩汲みの儀、御祈祷、手踊り ※約300名
11時15分 みんしょんやまざき前
11時35分 高木商店宅前 ※休憩
12時10分 阿波屋漁業宅前 ※休憩
12時35分 はさき漁協 第2魚市場にて (〜13時15分)
※昼食休憩
13時40分 八坂神社前 ※休憩
14時10分 遠藤小左衛門宅前 ※休憩
15時00分 本郷セブン下新道路 ※休憩
15時45分 キャロット前 ※休憩
16時20分 波崎第一中学校発
16時35分 稲垣商店前 ※休憩
17時05分 (株)みうらや ※休憩
17時50分 手子后神社境内内 神輿宮入
18時20分 神輿納め 入御の儀
開催会場 手子后神社 茨城県神栖市波崎8819
問合わせ 手子后神社社務所 0479-26-3302
備考
「手子后神社祭礼」「大潮祭」で奏される「手子后神社」「大潮祭」「鳴り物」ですが、「神栖市」の「無形民俗文化財」に指定されています。
今年(2016年)の「手子后神社祭礼」「大潮祭」「祭禮当番区」ですが、「本新町区」となっています。