本日ご紹介するのは、となりまち「東庄町」「千葉県立東庄県民の森」で5月7日(土)に開催されます「新緑の里山ウォーキング教室」です。
「千葉県立東庄県民の森」(2011年4月22日のブログ参照)は、「緑」豊かな「下総台地」(北総台地)(2012年7月10日のブログ参照)にあり、「自然環境」の豊かなところにあります。
「千葉県立東庄県民の森」内には、「硬式用テニスコート」が3面、「5人立て専用」の「弓道場」があり、「緑」豊かな「自然」の中で、「テニス」が楽しめたり、厳(オゴソ)かに「弓道」を楽しむことができます。
「千葉県立東庄県民の森」の「区域面積」は、100ha(ヘクタール)で、「千葉県」の「北部」を流れる「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)に近く、上記のように「緑」豊かな「下総台地」(北総台地)にあって、「眼下」に「干潟八万石」の「大水田地帯」や遠く「九十九里浜」(九十九里海岸)(2012年5月11日のブログ参照)を望むことができます。
「千葉県立東庄県民の森」には、「芝生広場」、「湿地植物園」、「水鳥観察舎」などもあり、その他にも「森林館」(管理事務所)、「ふるさと館」、「展望台」、「フィールドアスレチック」、「水鳥広場」、「お花見広場」、「森の教室」、「花しょうぶ園」、「樹木園」、「見晴し台」などがあります。
「千葉県立東庄県民の森」「周辺」の「夏目堰」は、「カモ」や「白鳥」などの「水鳥」が多数飛来しており、「千葉県立東庄県民の森」「水鳥観察舎」からも「観察」ができるので、「四季折々」の「バードウォッチング」が楽しめる「スポット」として知られています。
「夏目堰」は、もとは「椿海」(2011年4月17日のブログ参照)「潟湖」の「一部」でしたが、「椿海」「周辺」は江戸時代に干拓され、現在は「干潟八万石」といわれる「大水田地帯」になっています。
「千葉県立東庄県民の森」は、「県土」の「自然」を守り、多くの「県民」が「森林」と親しみ、「森林」を知り、その「恵み」を受けながら、「自然」と共に生きる「心」の「創造」を目指して造られたものです。
このため「千葉県立東庄県民の森」は、「森林」での「学習」、「レクリエーション」、「スポーツ」、「文化活動」、「林業体験」など、「森林」の「総合利用」を図る「施設」として整備されています。
「里山」とは、「集落」、「人里」に隣接した結果、「人間」の「影響」を受けた「生態系」が存在する「山」を指し、「深山(ミヤマ)」の「対義語」です。
文献上、最初に「里山」という「単語」が現れるのは1759年(宝暦9年)6月に「尾張藩」が作成した「木曽御材木方」という「文書」においてだそうで、そこでは
「村里家居近き山をさして里山と申候」
としているそうです。
また「奈良県」の「吉野山地」では、「山」を「村落」から近く「標高」が低い「順」に「サトヤマ」「ウチヤマ」「オクヤマ」「ダケ」と区分しており、「サトヤマ」に該当するのは「集落」の周囲の斜面にある「畑」や、「雑木林」です。
現在のような「里山」の「再評価」に直接繋がる「言論活動」を開始した「人物」としては、「京都大学」「農学部」・「京都府立大学」などの「教官」を務めた「四手井綱英」がいるそうです。
「四手井」は「今日的」な「意味」での「里山」という「言葉」の「使い方」を考案したといわれています。
また、「里山」という「語」の「普及」に大きな「影響」を与えた「人物」としては、「四手井」の他に「今森光彦」を挙げる「意見」もあります。
「飯沢耕太郎」は、1995年(平成7年)に「今森」が発表した「写真集」「里山物語」(後に「木村伊兵衛賞」受賞)によって、「里山」という「語」に「具体的」な「イメージ」が与えられたとしています。
他に、「市民」の立場から1983年(昭和58年)から「里山一斉動物調査」などの「活動」を行い「里山」の「語」を普及するとともに「実地体感」や、「動物」の「フィールドサイン観察」などを伝えた「(社)大阪自然環境保全協会」と、それを指導し「各地」の「講演会」などで「講師」等を務めた「木下睦夫(ムツオ)」の「功績」も大きいそうです。
「歴史」を遡(サカノボ)ると、近世までに「日本」の「里山」の大半は「アカマツ林」、あるいは「草山」、「禿げ山」となっていました。
本来の「植生」は「木材」や「薪」の「切り出し」によって失われ、「落ち葉」や「草の類」も「田畑」の「肥料」として搬出されてしまった為に「土壌」の「栄養分」が乏しくなり、痩せた「土地」でも生きられる「アカマツ」が優勢となってしまったそうです。
また「アカマツ」は近世日本の「農業」にとっては非常に使い勝手が良い「樹種」でもあり、選好して植えられたということもあったそうです。
「有岡利幸」氏は江戸期に描かれた「各地」の「各所図会」に登場する「山」の大半が、「局所的」に「松」が茂る「禿げ山」として描写されていることを、この「傍証」として挙げています。
(有岡利幸氏とは、日本の植物・植生研究家です。)
しかし「化石燃料」や、「化学肥料」の「普及」によって「里山」の「経済価値」が失われると「里山」の「植生」は「アカマツ林」から徐々に変化していったそうです。
(アカマツは陽樹であるため、他の樹種が侵入してくると次の世代が繁殖出来なくなる)
例えば20世紀後半から21世紀にかけての「関東近辺」では、「クヌギ」や「コナラ」など、「落葉樹」の「ブナ科植物」を中心とする「森林」が出現しています。
ちなみにこの「地域」の本来の「極相」は「常緑広葉樹林」でありますが、近世ほどではなくともある程度の「人」の「影響」があると、このように「極相」ではなく「落葉樹林」の状態で安定する場合もあります。
同じような「条件」でも、より「南」の「地域」では、これらのほかに「常緑」の「シイ」がよく出現し、このような、「人為的攪乱」などにより、「極相」が壊れて成立した「植生」を「代償植生」というそうです。
また近年では放置された「孟宗竹」の「竹林」が「無秩序」に拡大して「落葉樹林」を「竹林」に変えてしまう「竹害」も、「里山」の「植生」として無視できないものとなっています。
まとめると、「歴史的」に見て「日本列島」の「里山」は「植生」が極度に破壊された「禿げ山」、「草山」、「アカマツ林」から、本来の「極相」とは違う「形」で安定した「二次林」、あるいは「竹害的」な「竹林」、そしてその「土地」本来の「極相林」など、多様な「植生」が存在する場所であるということがいえます。
「自然保護」の立場から、「人為的攪乱」がある「里山」を「ニセモノの森」と見る向きがあるそうで、これは、「潜在自然植生」を重視する「考え方」です。
それに対して、「主体」を「人間」に置き、「持続可能な開発」の「モデル」として「里山」の「復権」を主張する「考え方」もあります。
この中には「荒れた雑木林」という新しい「概念」が導入されています。
20世紀後半以降は「薪炭採取」を中心とする「入会利用」が廃れ、「里山」は完全に放置される場合が多く、本来の「極相」に戻りつつある「地域」も多いそうです。
「有岡利幸」氏はこのような「状況」に評して、「弥生式農耕」の開始以降、平成期ほど「里山」が「樹木」に覆い尽くされている時代は無かったと指摘しているそうです。
「ウォーキング」(英・warking)は、「散歩」、「歩くこと」によって「健康増進」を「目的」とした「運動」です。
「ウォーキング」は、上述のように「散歩」、「健康維持」のための「歩行運動」で、「書籍」「血管を強くする歩き方」の「筆者」は「生活習慣病」などの「予防」や、「対策」のためになるとして「手軽」な「運動」として「ウォーキング」を推奨しています。
「全国各地」の「自治体」の「健康関連部門」など「公的機関」も、「ウォーキングコース」の「設定」、「ウォーキング大会」や、「ウォーキング教室」の「開催」などを開催しています。
この背景には、増大する「医療費」を少しでも抑えるために「市民」の「健康増進」を図る「目的」があるそうです。
一方、「民間団体」も「健康」への「効用」にとどまらないそれぞれの「目的」を持って、「ウォーキング」の「普及」や、「増進」に取り組んでいるそうです。
例えば、「鉄道会社」や、「観光協会」の主催する「ウォーキングイベント」は「利用客」や、「訪問客」の「増加」を、「ウォーキング関連商品メーカー」は「販売促進」を目指しています。
「ウォーキング」の「利点」としては、始める際の「ハードル」が低いことが挙げられます。
「各スポーツメーカー」からは「ウォーキングシューズ」などが販売されてはいますが、始める際には普段履いている「スニーカー」でも差し支えなく、「初期投資」がほとんどかかりません。
また、「道路」や、「公園」を利用する場合が多く、「専用」の「器具」や、「競技施設」を必要としないことから、いつでもどこでも行うことができます。
さらに「歩行」さえ可能であれば、「高齢者」や、「身体障害者」でも「自分」の「ペース」で「ウォーキング」に取り組むことができます。
一方で、「ウォーキング中」の「交通事故」や、「不適切」な「カラダ」の「使い方」によって「足」だけでなく「腰」・「股関節」・「背中」・「腰」などを痛めるなどの「危険」もあるため、「適切」な「ウォーキング方法」が提言されています。
「ウォーキング」は一人でもできますが、「大人数」が参加する「多種多数」な「イベント」が開催されているそうです。
また、「愛好家」が集う「大会」、「長距離」を歩き「自己」の「限界」に挑戦する「過酷」な「スポーツ」としての「大会」、「子供」を「対象」に「教育的目的」で歩く「大会」などがあります。
ちなみに「シューズ大手メーカー」の「説明」では「平均的」な「ウォーキングシューズ」の「寿命」は「お遍路(ヘンロ)さん1回分」だそうで、「靴」の「消耗」にかかる「コスト」を「距離」で割りますと1kmあたり10円となり、「自動車」の「燃費」と変わらない「計算」になるそうです。
「新緑の里山ウォーキング教室」ですが、「千葉県立東庄県民の森」の「体験イベント」で、5月7日(土)に開催されます。
「新緑の里山ウォーキング教室」の「受付時間」ですが、「東庄県民の森管理事務所」で8時45分から「受付」を行い、「新緑の里山ウォーキング教室」の「開催時間」は、9時00分から12時00分頃まで行うそうです。
「新緑の里山ウォーキング教室」の「実施内容」ですが、「歩き方」の「レクチャー」後、「新緑」の「千葉県立東庄県民の森」周辺を、5kmほど歩くといった「内容」となっています。
「新緑の里山ウォーキング教室」の「参加費」ですが、「お一人」300円となっており、「定員」ですが、30名程度となっています。
(「新緑の里山ウォーキング教室」ですが、「電話」で「事前予約」「受付順」となっています。)
「自然」あふれる「千葉県立東庄県民の森」で開催される「体験教室」「新緑の里山ウォーキング教室」。
この機会に「東庄町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「新緑の里山ウォーキング教室」詳細
開催日時 5月7日(土) 9時半〜12時頃
開催会場 千葉県立東庄県民の森 香取郡東庄町小南639
問合わせ 千葉県立東庄県民の森 0478-87-0393
備考
「新緑の里山ウォーキング教室」ですが、参加される際、歩きやすい「靴」・「服装」、「タオル」、「飲み物」等の「持参」を呼びかけています。