快晴の犬吠埼。
雲ひとつない空が広がり、爽快です。
そんな中、本日ご紹介するのは、近隣市 成田市の「宗吾霊堂(そうごれいどう)」「東勝寺(とうしょうじ)」の「お焚き上げ」です。
明後日12月25日(土)10時から「お焚き上げ」は行われます。
「お焚き上げ」の会場となる「東勝寺」は、成田市にある「真言宗豊山派」の寺院。
山号は「成鐘山」。
義民「佐倉惣五郎」の墓が祀られていることから「宗吾霊堂」と広くよばれています。
「東勝寺」の由緒ですが、「桓武(かんむ)天皇」の時代に、征夷大将軍「坂上田村麻呂」が房総を平定し、戦没者供養のため建立されたそうです。
江戸時代に、義民として有名な「佐倉惣五郎(木内惣五郎)」(俗称は「宗吾」)は、藩主「堀田」氏による苛政を藩や江戸役人、幕府老中に訴えたが聞き入れられず、1653年(承応2年)「上野寛永寺」に参詣する「徳川四代将軍 徳川家綱」に直訴しました。
結果、藩主の苛政は収められたが、「公津ヶ原刑場」で「惣五郎」は磔に処せられました。
この時、「東勝寺」の住僧「澄祐(ちょうゆう)」和尚は遺骸を刑場跡に埋葬したそうです。
「惣五郎」の処刑後、佐倉藩はその失政を悔い、1752年(宝暦2年)、百回忌の時に、「堀田正亮(まさすけ)」は、「佐倉惣五郎」に「宗吾道閑居士」の法号を諡号したそうです。
以来、「佐倉惣五郎」は「宗吾」様と呼ばれるようになり、1791年(寛政3年)「堀田正順(まさなり)」は「徳満院」の院号と石塔一基を寄進したそうです。
その後、「東勝寺」は「宗吾霊堂」と呼ばれ、広く知られるようになったようです。
ちなみに、「真言宗」の本尊は「大日如来」ですが、「東勝寺」では「佐倉惣五郎」の霊が祀られています。
「惣五郎」が大衆の災厄を一身に背負い身代わりとなった事から、「宗吾霊堂」は「厄除け」としても有名。
今回ご案内する「お焚き上げ」は、12月25日(日)10時より「宗吾霊堂」「成鐘山 東勝寺」にて古い御札などを供養してお焚き上げをするそうです。
「国家泰平・万民豊楽」(国の安泰は一人一人の生活の幸せにある の意)を願った「佐倉惣五郎」の志。
この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
「宗吾霊堂」「東勝寺」詳細
所在地 成田市宗吾1-558
問合せ 0476-27-3131
駐車場 無料(初詣期間は有料)
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=295 |
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地域情報::成田 | 11:34 AM |