初冬ですが、割合暖かい日が続く犬吠埼。
昨日(12月19日)は、当館の温まる天然温泉に、多くのお客様がお越しいただきました。
寒い季節がシーズンの「犬吠埼潮の湯温泉」に、立ち寄り下さいませ。
そんな中、本日ご紹介するのは、地元(銚子)の老舗醸造メーカー「ヒゲタ醤油」です。
「銚子市」は、「ヤマサ醤油」(12月6日にアップ)、「ヒゲタ醤油」、「タカラ醤油」といった醤油メーカーがあり、先(12月8日)のブログでもご紹介しました「小倉醤油」といったこだわりを持つ老舗もあり、気候風土が「醤油造り」に向いていることから、「醤油のふるさと」と呼ぶにふさわしいまちです。
「醤油のふるさと」「銚子」の代表格のひとつ「ヒゲタ醤油」は工場の本店(拠点)は銚子市、本社が東京都にある「醤油」の「調味料メーカー」です。
「ヒゲタ醤油」は当初から、醤油造りに必要な「大豆」は茨城県の「常陸」、「塩」は千葉の「行徳」、「小麦」は千葉の「下総」や東京の「武蔵」とこだわりをもっていたようです。
「ヒゲタ醤油」の「ヒゲタマーク」の由来ですが 、田中家の屋号「入山田(いりやまた)」を書いていたときに「田」の端から墨がたれたため、四隅にヒゲがついた様に見えたことから「ヒゲタ」、「ヒゲタ醤油」となったようです。(ヒゲタの創始者「田中玄蕃」の夢に現れたヒゲの仙人の「ヒゲ」と「田中玄蕃」の「田」をあわせたと言う説もあり)
「ヒゲタ醤油」の沿革ですが、1616年に「田中玄蕃」氏が銚子に創業。
そして1697年に醸造法を改良し、現在の形となったようです。
1918年に「銚子醤油」として株式会社を創立し、1939年に本社を現在の地に移転し、今日に至っているようです。
「ヒゲタ醤油」製品の代表格は「本膳」と言う製品です。(ヒゲタの技術の粋を結集した超特選濃口醤油)
ちなみに、「本膳」は、日経PLUS1(日本経済新聞)の「何でもランキング」お気に入り醤油ランキング1位をとった逸品です。
その他に、先(9月29日)のブログで紹介しました「玄蕃蔵(げんばぐら)」(限定醤油)「高倍(たかべ)」(特別限定醸造)と言った「限定醤油」を昔ながらの工法を用い製造・販売し、人気を博しています。
また、「ヒゲタ醤油」では、「工場見学」も実施しており、多くの観光客の皆様がお越しになっています。
見学内容は「映画上映」、「工場行程の見学」、「フレスコ画「天地人」見学」「ヒゲタ資料館」(醤油造りに利用した昔の道具類、容器、広告「いわさきちひろさんイラスト」など)を見学でき、醤油やつゆなど販売をしています。(所要時間 45分〜1時間程度)
土日祝日、お盆休みは「映画上映」と「資料館案内」のみの営業。(所要時間 20〜30分程度)
年末年始(12月28日〜1月5日)はお休み。
平日でも都合により「映画上映」と「資料館案内」のみの場合もあるようです。(詳しくは問い合わせとの事)
創業約400年、「天の恵み」「地の利」「人の心」に感謝する理念を持つ「ヒゲタ醤油」。
銚子までお出かけの方は、是非立ち寄りたいスポットです。
ヒゲタ醤油・データ
銚子事務所
銚子市中央町2-8
0479-22-0080
(土日祝日、お盆休みは下記の工場に連絡)
銚子工場(見学)
銚子市八幡町516
0479-22-5151
見学受付時間 9時〜16時(見学する際、事前に銚子事務所に連絡)
見学料 無料(見学すると見学記念品がもらえます)
備考
「ヒゲタ醤油」は、かつて「醤油メーカー」で唯一「醤油輸送専用の貨車」を所有していたそうです。
NHKの朝の連続ドラマ「澪つくし」の撮影風景の写真等も、「ヒゲタ資料館」に展示されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=291 |
|
地域情報::銚子 | 10:43 AM |