本日ご案内するのは、となりまち「東庄町」「諏訪神社」で4月1日(金)〜3日(日)の期間開催されます「笹川の神楽」です。
「諏訪神社」(諏訪大神社)は、「香取郡」「東庄町」「笹川」に鎮座する「神社」で、「諏訪さま」、「諏訪大神」と呼ばれ、親しまれています。
「諏訪神社」(諏訪大神)の「御祭神」ですが、「建御名方命(タケミナカタノミコト)」・「事代主命(コトシロヌシノミコト)」・「大国主命(オオクニヌシノミコト)」をお祀りしています。
「諏訪神社」(諏訪大神)は、「農耕」・「漁業」・「武道」・「商業」の「神」として広く信仰されています。
「諏訪神社」(諏訪大神)の「創祀」ですが、大同2年(807年)に「坂上田村麻呂」「将軍」が、「東征」の折に「武運長久」・「海上安全」を祈願し、勧請したと伝えられています。
「諏訪神社」(諏訪大神)の「境内」には、「スダジイ」が生い茂っていて、「諏訪神社」(諏訪大神)「境内」の「スダジイ」ですが、「千葉県の巨樹・古木200選」に選定されています。
「諏訪神社」(諏訪大神)には、「相撲の神様」「野見宿禰命(ノミスクネノミコト)」の「石碑」があることで知られています。
「野見宿禰命」は、「土師氏」の「祖」として「日本書紀」などに登場する「人物」です。
「野見宿禰命」ですが、「天穂日命(アメノホヒノミコト)」の14世の「子孫」であると伝えられる「出雲国」の「勇士」で、「垂仁天皇」の「命」により「当麻蹴速(タイマノケハヤ)」と「角力」(相撲)をとるために、「出雲国」より召喚され、「蹴速」とお互いに蹴り合った末に、その「腰」を踏み折って勝ち、「蹴速」が持っていた「大和国」「当麻の地」(現・「奈良県」「葛城市」「當麻」)を与えられるとともに、以後「垂仁天皇」に仕えたといわれています。
「諏訪神社」(諏訪大神)では、4月と7月に2回「例大祭」が行われており、4月の「諏訪神社例大祭」には、「笹川の神楽」が奉納され、7月の「諏訪神社例大祭」では、「奉納相撲」と、「山車」の「曳き廻し」が「盛大」に行われています。
今回ご案内している「笹川の神楽」ですが、「諏訪神社」(諏訪大神)の「春季例祭」に奉納されている「奉納神楽」で、「諏訪神社」(諏訪大神)「境内」にある「神楽殿」で、「笹川の神楽」が行われます。
「笹川の神楽」の「由緒」ですが、建久2年(1191年)「千葉成胤」が「源頼朝」の「武運長久」を祈り、「千座神楽」を奏したのが、「はじまり」といわれています。
現在、「笹川の神楽」は、7つの「区」が「回り番」で担当し、「練習」を重ねた「若者」によって、毎年「4月第1土曜日」に開催されています。
「笹川の神楽」は、8年以上続く「源氏」ゆかりの「神楽」で、「古今和歌集(コキンワカシュウ)」の「語句」を解説する「古今伝授(コキンデンジュ)」で「有名」な「東常縁(トウツネヨリ)」は、「千葉氏」の「直系」にあたり、その「東常縁」によって、「総社」「信州諏訪大神」の「神楽」と融合させた「形」で、文明7年(1475年)に「今」の「十六座神楽」が誕生したそうです。
「笹川の神楽」は、上記のように「十六座神楽」で、「土師流」から出たもので、「お能」と呼ばれる「謡」が「特徴」となっています。
「笹川の神楽」の「演目」ですが、下記の通りとなっています。
天狗の面 (猿田彦大神)
小屋根の面
太玉の命の面
乙女の面 (おかめ)
手力の面
八幡太郎の面
榊原の面
宇受女命(ウズメノミコト)の面
恵比寿の面
等と、なっており、「神楽演目」の「間」に「巫女舞」が加わります。
「笹川の神楽」ですが、毎年「4月第1土曜日」を「本神楽」、前日を「宵神楽」といい、「本神楽」の「翌日」に「神能」といって、7つの「区」によって、「回り番」で開催されています。
「笹川の神楽」では、その年、「当番」となった「地区」の「青年達」が「先輩」の「教え」を受けて、「舞台」に立つそうです。
ちなみに、今年(2016年)の「笹川の神楽」の「当番区」は、「宿浜区」となっているそうです。
今年(2016年・平成28年)の「笹川の神楽」ですが、3日間開催され、4月1日(金)12時00分から21時45分まで行われる「笹川の神楽」は、「宵神楽」、4月2日(土)12時00分から22時00分まで行われる「笹川の神楽」は、「本神楽」、4月3日(日)の「笹川の神楽」は「神納」となっています。
なお、4月3日(日)「笹川の神楽」「神納」ですが、「能面」を取って舞う「神楽」だそうで、「当番区」の「宿浜区」が行うそうです。
「笹川の神楽」「当日」「朝」は、まず「神職」の「家」から「神社」まで「時間」をかけて「お練り(行列)」を行い、この「時間」が長い程、その「年」は「豊作」であるといわれているそうです。
「お練り(行列)」では、「鉄砲打ち」や「拍子木」が賑やかに「音」を添え、「行列」が、「諏訪神社」(諏訪大神)につくと、「境内」「神楽殿」で「天狗の舞」から始まるそうです。
これも「時間」が長い程、「豊作」といわれています。
上記のように「笹川の神楽」の「演目」ですが、「天狗の舞」(猿田彦命)、「三宝荒神」、「天児屋根命」、「天太玉命」、「乙女命」、「手力男命」、「八幡太郎」、「榊原の神」、「宇受女命」、「恵比寿神」、「お供」、「稲荷大神」、「狐」、「種子まき」、「受持神」、「素盞鳴命」の16座で、「神楽」「演目」の「間」に「女子」の舞う「神子の舞」が加わるそうです。
「神子」ですが、4人で、「土」を踏まず「肩車」で往来し、また、「舞」の「演目」によっては「謡」が加わり、それぞれの「神」の「由来」や「神威」が語られるそうです。
「由緒」ある「笹川」の「古社」「諏訪神社」(諏訪大神)で開催される800年以上続く「源氏」ゆかりの「十六座神楽」「笹川の神楽」。
この機会に「東庄町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「笹川の神楽」詳細
開催期間 4月1日(金)〜3日(日)
開催時間 12時〜22時
開催会場 諏訪神社 香取郡東庄町笹川い580
問合わせ 東庄町観光協会 0478-86-6075
備考
「笹川の神楽」ですが、「東庄町」「近郷」でも「有名」な「伝統芸能」で、「笹川の神楽」は、昭和40年(1965年)4月27日に「千葉県」の「県指定無形民俗文化財」に指定されています。
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