本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「まゆショッピングセンター」で9月21日(祝・月)に開催されます「佐原駅前広場完成記念大感謝祭」です。
「香取市」は、2006年(平成18年)3月27日に「佐原市」・「山田町」・「香取郡」「小見川町」・「栗源町(クリモトマチ)」の「1市3町」が合併(新設合併)し、誕生した「市」です。
「香取市」は、「千葉県」の「北東部」に位置し、「北部」は「茨城県」に接し、「首都」「東京」から70km圏、「世界の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)から15km圏に位置しています。
「香取市」「北部」には、「水郷」の「風情」が漂う「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)が「東西」に流れ、その「流域」には「水田地帯」が広がり、「香取市」「南部」は「山林」と「畑」を「中心」とした「平坦地」で、「北総台地」(下総台地)(2012年7月10日のブログ参照)の「一角」を占めています。
「香取市」には、「日本」の「原風景」を感じさせる「田園」・「里山」や、「水郷筑波国定公園」(2012年8月3日のブログ参照)に位置する「利根川」周辺の「自然景観」をはじめ、「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつである「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)、「舟運」で栄えた「佐原のまち」には「日本」で初めて「実測日本地図」「大日本沿海輿地全図」を作成した「佐原の偉人」「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)の「旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)、江戸時代から昭和初期に建てられた「商家」や「土蔵」が、現在も、その「姿」を「今」に残し、「関東地方」で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている「佐原の町並み」など「見どころ」が多い「市」であり、「香取市」は「水」と「緑」に囲まれ、「自然」・「歴史」・「文化」に彩られた「まち」として知られ
ています。
「JR佐原駅」ですが、「香取市」「佐原」イにある「東日本旅客鉄道」(JR東日本)「成田線」の「駅」です。
「JR佐原駅」は、「線路名称上」は「成田線」の「単独駅」ですが、「運転系統上」は「鹿島線」の「列車」も「JR佐原駅」に乗り入れ、実際は「2路線3方向」の「列車」が発着しているそうで、なお、「鹿島線」は「東隣」の「JR香取駅」が「線路名称上」の「起点」です。
「JR佐原駅」の「歴史」(沿革)は、下記の通りです。
1898年(明治31年)2月3日 成田鉄道(初代)の駅として開業。旅客・貨物取扱い。
1920年(大正9年)9月1日 成田鉄道が買収され、国有鉄道の駅となる。
1931年(昭和6年)11月10日 佐原駅〜笹川駅間延伸開業。
1984年(昭和59年)2月1日 貨物取扱い廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR東日本に継承。
2007年(平成19年) 「ちばディスティネーションキャンペーン」に併せて駅舎をリニューアル。
2009年(平成21年)3月14日 Suica導入に合わせて自動改札機導入。東京近郊区間に組み込まれる。
2011年(平成23年)2月19日 2代目駅舎一部供用開始。
2011年(平成23年)3月 2代目駅舎竣工。
「JR佐原駅」の「駅構造」ですが、「頭端式ホーム」1面2線(駅本屋側)と、「島式ホーム」1面2線の「計」2面4線を有する「地上駅」になっており、「駅舎」と、「ホーム」は「跨線橋」で連絡しています。
「JR佐原駅」ですが、「直営駅」であり、「管理駅」として「成田線」の「JR大戸駅」〜「JR下総橘駅」間の「各駅」と、「鹿島線」の「JR十二橋駅」を管理しています。
「JR佐原駅」ですが、「みどりの窓口」(営業時間6時30分〜20時00分)・「指定席券売機」・「Suica対応自動改札機」が設置されています。
「JR佐原駅」「駅南側」には、2011年(平成23年)2月から供用開始した「佐原の町並み」を「イメージ」して建設された「駅舎」があり、「駅舎内」に「NEWDAYS」や、「観光交流センター」(駅舎竣工までは待合室として使用)などがあります。
「JR佐原駅」は、「香取市」「佐原市街地」の「北端」に位置し、「JR佐原駅」の「駅周辺」ですが、「駅舎前」(南側)に「駅前広場」があり、「駅前広場」付近と、「JR佐原駅」「北口」に「バスのりば」があります。
なお「香取市」には、「市名」を冠した「JR香取駅」も存在しますが、「香取市」の「市」の「代表駅」は、「JR佐原駅」です。
「まゆショッピングセンター」ですが、「JR佐原駅」からほど近くに、8軒ほどの「お店」が集まった「香取市」「佐原」にある「ショッピングセンター」です。
「JR佐原駅」前の「まゆショッピングセンター」の「まゆ」の「由来」ですが、「旧・佐原市」の「繭市場」の「跡地」に建てられた「ショッピングセンター」なのが「由来」だそうです。
戦前の「千葉県」、中でも「香取郡」は「養蚕」が「比較的」盛んな「地域」だったそうで、「千葉県」の「養蚕業」は1880年代後半から発展し、1940年(昭和15年)の「繭生産量」は「全国」13位となっていたそうです。
そのうち、「山武」・「香取」・「印旛」・「匝瑳」の4郡が「主要」な「生産地」で、現在の「香取市域」の中では、「栗源地域」や、「山倉」、「香西地区」などで「養蚕」が盛んであったそうです。
「香取郡市」の「養蚕農家」で作られた「繭」の「一部」は、「佐原駅前」にある「乾繭工場」に集められいたそうで、今ではその「残影」を見ることはできませんが、「佐原駅」から150mほどのところにかつては「佐原繭市場」と呼ばれた「乾繭工場」があったそうです。
「乾繭」とは、「繭」を「加熱」・「乾燥」させて中の「蚕」を殺し、「長期」に「保存」・「輸送」できるようにする「工程」、もしくはそうした「繭」のことで、こうした「乾繭」は「県内」で製糸されることは少なく、「主」に「鉄道」によって「長野県」「諏訪地方」などに運ばれ、「絹糸」に加工されていたそうです。
「旧・佐原市」では、もうすぐ「終戦」という1945年(昭和20年)7月4日、「アメリカ軍」による「佐原空襲」があり、「乾繭工場」も「機銃掃射」を受けて、「高さ」37mの「煙突」にも約100発の「銃弾」の「痕」があったそうです。
しかし、その後1996年(平成8年)に取り壊されるまで、この「乾繭工場」の「煙突」は「佐原駅前」の「シンボル的存在」として立ち続けていたそうです。
「繭」と「銃弾」という「日本近代史」の大きな「特徴」を背負った「煙突」は、「工場解体」後、その一部が「伊能忠敬記念館」の「裏手」に運ばれ、現在も静かに置かれているそうです。
「香取市」は、「総合的」な「再整備」を進める「JR佐原駅」と、「JR小見川駅」周辺について、「両駅前広場」の「整備イメージ図」を作成し、「香取市議会全員協議会」で明らかにしたそうです。
「両駅前広場」の「整備イメージ図」では、「交通機関」と、「歩行者」の「動線」が混在していた「歩道」を拡福したり、「明確化」するなど、「利用者」の「利便性向上」と、「景観配慮」に努めたそうです。
そして昨年(2014年)2月24日「開会」の「3月定例市議会」に「両駅前整備事業」(2億9198万円)を「2014年度一般会計当初予算案」を提出したそうです。
上記のように「観光地」らしく3年前に「町屋風」に「駅舎」の「改修工事」を終えた「JR佐原駅」では、以前から狭い「駅前広場問題」の「解消」が急務だったこともあり、2012年以降、「国」の「社会資本整備総合交付金」と、「合併特例債」を活用し、2013年度に「着工開始」、2014年中に「整備」を終える「見込み」となっており、現在、「詳細設計」などを行っている「JR小見川駅」は、2016年度に着工し、「年度内」に「整備工事」を終える「予定」となっています。
「香取市」によりますと、「再整備」後の「JR佐原駅」の「駅前広場」は、現在から約2700平方m拡大して、「約4100平方m」に、「JR小見川駅」の「駅前広場」は、約2030平方m大きくして「約3030平方m」になるといわれており、「JR佐原駅」の「駅前広場」の「事業費」ですが、6億8400万円、「JR小見川駅」の「駅前広場」は、5億3800万円だそうです。
「再整備」される「JR佐原駅」の「駅前広場」ですが、「ロータリー内」に「バス乗降場」2カ所、「障害者」の「乗降場」と、「タクシー乗車場」を各1カ所、10台分の「タクシープール」に、80台分を拡充した「駐輪場」(現代は158台)を「新設」、「JR小見川駅」の「駅前広場」も、「バス乗降場」2カ所、「障害者」の「乗降場」と、「タクシー乗車場」を各1カ所、6台分の「タクシープール」、「駐輪場」(640台分)と、「駐車場」(13台分)を新たに設ける「予定」なのだそうです。
「JR佐原駅」の「駅前広場」の「都市再生整備計画」(佐原市街地地区)の「概要」は、下記の通りです。
1 計画期間
平成24年度〜平成28年度
2 面積
156ha(ヘクタール)
3 目標
道路と鉄道の交通結節点の機能向上や都市と農村の交流機能を持った個性豊かな賑わいの場の創造により、交流人口の拡大を図り、都市再生を目指します。
4 概要
都市再生特別措置法に基づき、市町村が都市再生整備計画を策定し、この計画により実施される事業に体して、国から交付金が交付されます。
佐原市街地地区では、佐原駅前広場整備事業など9つの事業メニューを掲げた都市再生整備計画(佐原市街地地区)を策定しました。
この計画により、駅周辺の機能を改善して市民や来街者の利便性を向上するとともに、魅力ある豊かな地域資源を活かして交流人口の拡大を図り、地域の活性化につなげようとするものです。
「JR佐原駅前広場」が完成したことで、以前の狭い「広場」から、「歩車道」を分離したより「安全」な「広場」になり、これに伴い、「各社」で分散していた「JR佐原駅」の「バス停」を配置し直して、10月1日から利用できるようになるそうです。
また「JR佐原駅前広場」の広い「空間」を確保した「歩道」を整備し、広い「空間」は、「佐原の大祭」(2011年7月13日のブログ参照)時の「観光客」「歓迎」の「山車停車スペース」にもなるそうです。
また「JR佐原駅前広場」は、「お客様」の「玄関口」となることから、「なつかしさ」を感じる「和風」な「佐原駅舎」に合わせ「整備」を行い、「歩道」はかつて敷かれた「レンガ」を再現し、「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)の「ヤナギ」に、「小野川護岸」と同じで今は生産されていない「銚子産」の「石材」(銚子石)を「県」から譲り受け「植樹枡」としているそうです。
また、「JR佐原駅前広場」では、「鉄道」や、「バス旅」で初めて訪れた「方」がわかりやすいように、「バス停」を含めた「歩行者用」の「案内標識」・「地図」をかつての「駅」でみられた「表示」を取り入れながら充実させたそうです。
「香取市」では、9月21日(祝・月)に、「和風」の「JR佐原駅」「駅舎」に合わせて一新された「佐原駅前広場」の「完成」をお祝いし、「佐原駅前商店街振興組合」「主催」で、「JR佐原駅」「駅前広場」の「完成」を記念した「イベント」「佐原駅前広場完成記念大感謝祭」を開催します。
「佐原駅前広場完成記念大感謝祭」は、「まゆショッピングセンター」を「会場」に開催され、「会場」では、「豪華賞品」の当たる「ガラポン抽選会」のほか、「大道芸人」の「ステージ」や、「佐原白楊高校」の「吹奏楽部」による「演奏」などが行われるそうです。
「往時」を偲ぶ「名称」が残る「JR佐原駅」「近隣ショッピングセンター」「まゆショッピングセンター」で開催される「駅前広場」「完成記念イベント」「佐原駅前広場完成記念大感謝祭」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「佐原駅前広場完成記念大感謝祭」詳細
開催日 9月21日(祝・月)
開催会場 まゆショッピングセンター 香取市佐原イ84
問合わせ 香取市 0478-54-1111
備考
「旧・佐原市」にあった「乾繭工場」から「製糸」のため、「鉄道」などで運ばれた「長野県」「諏訪地方」には、「男軍人、女は工女、糸をひくのも国のため」という「歌」があり、戦前の「日本経済」は、「養蚕」・「製糸業」を「最大」の「輸出産業」とし、「絹糸」を輸出して得た「外貨」で、「機械」や、「軍事物資」を購入する、「極端」にいえば、「絹」を売って「武器」を買うという「構造」をもっていたそうです。