本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」「成田山公園」で11月14日(土)〜29日(日)の期間開催されます「第16回成田山公園紅葉まつり」です。
「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「成田市」にある「真言宗智山派」の「寺」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつです。
「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を「代表」する「観光地」でもあり、「正月3が日」には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、「成田山新勝寺」は上記のように「関東地方」「有数」の「参詣人」を集める「著名寺院」で、「家内安全」、「交通安全」などを祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの「人びと」の「信仰」を集めています。
「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(カンチョウダイソウジョウ)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、「この地」に「成田山新勝寺」が開山されました。
「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に「格」の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。
「成田山新勝寺」は、上記のように平安時代中期に起きた「平将門の乱」の際、939年(天慶2年)「朱雀天皇」の「密勅」により「寛朝大僧正」を「東国」に遣わしたことに「起源」を持ちます。
「寛朝大僧正」は、「京」の「高雄山」(神護寺)「護摩堂」の「空海」作の「不動明王像」を奉じて「東国」へ下り、翌940年(天慶3年)、「海路」にて「上総国」「尾垂浜」に上陸、「平将門」を調伏するため、「下総国」「公津ヶ原」で「不動護摩」の「儀式」を行ったそうです。
「成田山新勝寺」では、この天慶3年を「開山の年」としています。
「平将門の乱」「平定後」の永禄年間(1566年)(永禄9年)に「成田村一七軒党代表」の「名主」が「不動明王像」を背負って「遷座」され「伽藍」を建立された「場所」が、現在の「成田市」「並木町」にある「不動塚」周辺と伝えられており、「成田山発祥の地」といわれています。
「成田山新勝寺」の「寺名」ですが、「また新たに勝つ」という「語句」に因み「新勝寺」と名づけられ、「東国鎮護」の「寺院」となったそうです。
「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が「落慶」され、「新勝寺」の「表玄関」として「荘厳」な「たたずまい」を見せています。
この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。
「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れ、「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来「毎日」欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
「成田山新勝寺」の「伽藍」ですが、「JR」および「京成電鉄」の「成田駅」から「成田山新勝寺」への「参道」が伸び、「参道」を10分ほど歩き、「急」な「石段」を上った先の「台地上」に「境内」が広がっています。
「石段」の「途中」に「仁王門」、「石段」を上った先に「正面」に「大本堂」、その手前「右手」に「三重塔」、「鐘楼」、「一切経堂」などが建っています。
この他、「大本堂」の「左手」に「釈迦堂」、「大本堂」の「背後」の「一段」高くなった「地」には「額堂」、「光明堂」、「開山堂」、「成田山平和大塔」(2012年5月7日のブログ参照)などが建っており、「成田山新勝寺」「境内」の「東側」は「広大」な「成田山公園」(2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)があります。
「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
これほどの「数」の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を「今」に伝えており、江戸中期から末期の「建物」である「仁王門」、「三重塔」、「釈迦堂」、「額堂」、「光明堂」の「5棟」が「国」の「重要文化財」に指定されています。
「成田山新勝寺」「大本堂」の「奥」にある165000平方mもの「広大」な「広さ」を誇る「成田山公園」は、「春の訪れ」を告げる「梅」、「桜」、そして「新緑」と、「秋」の「紅葉」、「雪景色」など、「四季折々」の「表情」を楽しむことができる「憩いの場」として、「成田山」を「ご参詣」の「皆様」や、「市民」から大変親しまれています。
この「成田山公園」の「趣」ある「紅葉」を是非「皆様」に楽しんでいただこうと、「成田山公園紅葉まつり」(2014年11月10日・2013年11月12日・2012年11月14日・2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)は、平成12年(2000年)より始められ、今年(平成27年・2015年)で「16回目」を迎えます。
「成田山公園」は、「旧・齊藤家」「夏の別荘」や、「澁澤榮一邸」などを手がけた「庭師」、「2代目」「松本幾次郎」により昭和3年(1928年)に完成しました。
以来、「自然」が織り成す「四季」を通じて「変化」に富んだ、「日本庭園」ならではの「情緒」豊かな「風景」を作り出し、「野鳥」や、「虫たち」の「オアシス」となるほど「自然」に近い「状態」の「公園」として、幾年ものあいだ「大切」に守られてきました。
「成田山公園」は、「完成」から80有余年を経て、立派に「成長」を遂げた「公園内」の「樹木」は、「枝」を広げ、「葉」を茂らせて、今まさに「庭師」が思い描いた「イメージ」を実現したかのように「円熟」の時を迎えようとしています。
特に「樹木」を熟すこの「季節」は、見る「場所」を変えるたびに「赤」や、「金色」の「彩り」が「微妙」に変化して、それぞれが「日本の秋」の「美しさ」を表現する「一服」の「絵画」を見るようで、見る「人」を飽きさせません。
「成田山公園」の「モミジ」、「クヌギ」、「ナラ」、「イチョウ」といった約250本の「樹木」の「葉」は、例年11月半ばから12月上旬に「赤」や、「黄色」に色づき、「池」の「水面」に映し出された様子は雅やかで、「時間」がゆっくりと感じられ、「私達」を楽しませてくれます。
「第16回成田山公園紅葉まつり」は、11月14日(土)から29日(日)の期間開催される「イベント」で、「成田山公園紅葉まつり」開催期間中には「様々」な「催し」が行われます。
「第16回成田山公園紅葉まつり」「催し」の「内容」ですが、「お茶会」、「演奏会」、「企画展示」となっています。
「お茶会」ですが、「裏千家成田茶道会」の「協力」により行われ、「成田山書道美術館」(2011年6月5日のブログ参照)の「隣」にある「茶室」「赤松庵(セキショウアン)」において、「お菓子」と、「抹茶」の「接待」を行うそうです。
「お茶会」「当日」は、9時30分から14時30分に「赤松庵」前において、「先着順」に「整理券」を配布するそうです。
なお、「お茶会」の1回の「時間」ですが、約30分となるそうです。
「お茶会」「詳細」は、下記の通りです。
「お茶会」
開催時間 10時00分〜15時00分
(整理券は、赤松庵前において9時30分から14時30分に配布、整理券がなくなり次第終了)
開催場所 茶室 赤松庵(成田山書道美術館 隣)
参加費 無料(自由参加)
「お茶会」「先生」「スケジュール」
11月14日(土) 八尾宗保 先生
11月15日(日) 矢澤宗文 先生
11月21日(土) 石橋宗美 先生
11月22日(日) 阿地宗玲 先生
11月23日(祝・月) 行方宗岑 先生
11月28日(土) 熊谷宗光 先生
11月29日(日) 大塚宗裕 先生
「演奏会」は、「竜智の池」に浮かぶ「浮御堂(ウキミドウ)」にて行われます。
「演奏会」では、「竜智の池」の「水面」に浮かぶ「木の葉」や、「さざ波」にまで染み入るような、「箏」・「尺八」・「二胡」などの美しい「音色」を楽しめる「催し」です。
「演奏会」の「演奏時間」は、1日2回の「演奏」となっており、11時00分からと、13時30分からとなっています。
「演奏会」の「スケジュール」「詳細」は、下記の通りです。
「演奏会」「スケジュール」
11月14日(土) 二胡 王霄峰(ワン シャオフォン)
11月15日(日) 箏・三絃 清翔会、尺八 竹樹会
11月21日(土) 箏・三絃 清翔会、尺八 竹樹会
11月22日(日) 二胡 王霄峰(ワン シャオフォン)
11月23日(祝・月) 二胡 王霄峰(ワン シャオフォン)
11月28日(土) 二胡 王霄峰(ワン シャオフォン)
11月29日(日) 箏・三絃 清翔会、尺八 竹樹会
「企画展示」ですが、11月21日(土)から23日(祝・月)の期間「成田山書道美術館」で開催される「催し」です。
「第16回成田山公園紅葉まつり」では、更なる「祭り」の「定着」と、「地域文化」の「復興」を図るため、特別に、「クラフト展〜手仕事いろいろ〜」及び、「世界と日本の大昆虫展」という、2つの「企画展示」を平成21年(2009年)より開催しています。
「クラフト展〜手仕事いろいろ〜」ですが、「アクセサリー」、「シュガークラフト」、「染織」や、「工芸品」など、「個人」や、「グループ」の「クラフトクリエーター達」の「手」によって生み出される「温もり」あふれる「手作り」の「オリジナル作品」を「展示」及び、「販売」するとともに、見学する「お客様」と、「クリエーター」との「コミュニケーション」を楽しんでいただける「催し」です。
(クラフト展に関しての問合わせ 成田山書道美術館 0476-24-0774)
「世界と日本の大昆虫展」ですが、「千葉県立成田西陵高校」の「地域生物研究部」の「皆さん」による「昆虫展」となっています。
今回の「展示」では、「昆虫展」に「常設展示」されている「標本」や、生きた「昆虫」が展示されるほか、楽しみながら「昆虫」に親しんでいただけるよう、「昆虫クイズ」なども行われます。
(昆虫展に関しての問合わせ 成田西陵高校 地域生物研究部 0476-26-8111)
「日本屈指」の「名刹」「成田山新勝寺」の「大本堂」「裏手」に広がる「自然」豊かな「庭園」が美しい「成田山公園」で開催される「秋・恒例」の「イベント」「第16回成田山公園紅葉まつり」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「第16回成田山公園紅葉まつり」詳細
開催期間 11月14日(土)〜29日(日)
開催会場 成田山新勝寺・成田山公園 成田市成田1
問合わせ 成田市観光協会 0476-22-2102
備考
「第16回成田山公園紅葉まつり」期間中の「各週末」(11月14日、15日、21日、22日、23日、28日、29日)の「計」7日間に「交通規制」が行われます。
「交通規制場所」、「時間」は、下記の通りです。
JR成田駅〜薬師堂 11時00分〜14時00分
薬師堂〜成田山門前(鍋店角) 11時00分〜16時00分
名取亭脇〜成田高校グラウンド上交差点 10時00分〜15時00分