本日ご案内するのは、となりまち「香取市」「小見川駅前市街地」で7月17日(金)〜19日(日)の期間開催されます「小見川祇園祭」です。
「香取市」は、2006年(平成18年)3月27日に「佐原市」・「山田町」・「香取郡」「小見川町」・「栗源町(クリモトマチ)」の「1市3町」が合併(新設合併)し、誕生した「市」です。
「香取市」は、「千葉県」の「北東部」に位置し、「北部」は「茨城県」に接し、「首都」「東京」から70km圏、「世界の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)から15km圏に位置しています。
「香取市」「北部」には、「水郷」の「風情」が漂う「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)が「東西」に流れ、その「流域」には「水田地帯」が広がり、「香取市」「南部」は「山林」と「畑」を「中心」とした「平坦地」で、「北総台地」(下総台地)(2012年7月10日のブログ参照)の「一角」を占めています。
「香取市」には、「日本」の「原風景」を感じさせる「田園」・「里山」や、「水郷筑波国定公園」(2012年8月3日のブログ参照)に位置する「利根川」周辺の「自然景観」をはじめ、「東国三社」(2010年10月23日のブログ参照)のひとつである「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)、「舟運」で栄えた「佐原のまち」には「日本」で初めて「実測日本地図」「大日本沿海輿地全図」を作成した「佐原の偉人」「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)の「旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)、江戸時代から昭和初期に建てられた「商家」や「土蔵」が、現在も、その「姿」を「今」に残し、「関東地方」で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている「佐原の町並み」など「見どころ」が多い「市」であり、「香取市」は「水」と「緑」に囲まれ、「自然」・「歴史」・「文化」に彩られた「まち」として知られ
ています。
「香取市」「小見川地区」は、「香取市」「東部」に位置する「水辺」と「自然」に恵まれた「地域」で「中心部」は「低地」、「西部」と「東部」に「丘陵」が見られ、「小見川地区」は、「水の郷百選」に選ばれており、「水と緑の文化」をはぐくむ「まち」として知られ、「利根川」の「舟運」で栄えた「老舗」が今も残り、「先祖」から続く「家業」を引き継いで「商売」を続けている「店舗」もあり、「風情」のある「佇まい」は、今も「小見川地区」「市街」のところどころに残っています。
「水郷の小江戸」「佐原」の「東」、「銚子」へ向かう途中に位置する「小見川」は、江戸時代から「利根川舟運」の「中継港」、「街道の要衝」、「宿場町」、さらに「小見川藩の陣屋町」として発展、現在の「国道356号線」である「佐原銚子街道」と「地方道28号線」である「旭街道」が合流することから、江戸初期に「小見川宿」として発展、「周辺舟運」を「背景」に「小見川」は「町場化」、「銚子」から「江戸」「間」を結ぶ「内川廻り」の「中継港」しての「機能」に加え、「周辺農村」及び「干潟地方」から「八日市場方面」に渡る「広域米」や「諸産物」を集め、「江戸方面」へ積み出す「利根川水運」の「集散地」として発展しました。
江戸期の「小見川」は、「本町」・「新町」を初め、「8町」に分かれる「規模」であり、「醸造業」も盛んで発達しており、「小見川」の「醸造業」ですが、「醤油」5軒、「酒蔵」4軒、「濁酒」5軒の「記録」があり、現在も「小見川」には、1軒の「酒蔵」と、1軒の「醤油醸造業」が存続しています。
「小見川祇園祭」は、「小見川駅前市街地」を「会場」にして行われる「祇園祭」で、6台の「屋台」が出ることで知られています。
「小見川祇園祭」ですが、毎年7月の「第3週」の「金・土・日」に行われる「催し」で、「小見川祇園祭」「屋台」の「曳き廻し」ですが、「土・日」のみ行われています。
「小見川祇園祭」は、寛永16年(1639年)より始められたといわれる「歴史」と「伝統」ある「祇園祭」で、「利根川水運」の「港町」として栄えた「江戸文化」の「粋」が見られる「まつり」となっています。
「小見川祇園祭」では、「佐原」の「山車」と同様の「二層構造」(二層式)の「屋台」(山車)ではありますが、「屋台」「上部」(大天上)には「屋根」を上げて「歌謡」が披露され、また「屋台」(山車)の前では「手古舞(テコマイ)」の「流れ」をくむ「手踊り」が披露されています。
ちなみに「手古舞」とは、本来「山王祭」や、「神田祭」を「中心」とした「江戸」の「祭礼」において、「山車」を警護した「鳶職」のことで、また「てこまい」ともいわれており、現在「一般」には、この「てこまい」の「姿」を真似た「衣装」を着て、「祭礼」その他の「催し物」で練り歩く「女性たち」のことをいうそうです。
「小見川祇園祭」の「芸座」(囃子)は、「小見川」周辺の「集落」を「単位」とした「芸座連」が「屋台」に乗っています。
上記のように「小見川祇園祭」は、江戸時代の寛永16年(1639年)から始められたといわれる「須賀神社」の「祭礼」であり、「小見川祇園祭」は、「京都」「八坂神社」の「流れ」を組むものだそうです。
「神事」の「神輿」の「渡御」に付随する「屋台」(山車)の「曳き廻し」が、「小見川祇園祭」の「特徴」で、「二層式」になっている「屋台」の「彫物」・「色彩」があでやかで、「屋台」「一階」は「お囃子」、「二階」は「演芸場」となり、「各屋台」とも「芸人さん」の「芸」が披露されるそうです。
「小見川祇園祭」では、「小見川藩一万石」の「城下町」、「利根川水運」の「河港」として栄えた「小見川」の、当時の「江戸文化」の「粋(イキ)」が、随所に取り入れられています。
「小見川祇園祭」は、7月17日(金)の「午前中」に行われる「御神輿渡御」から始まり、7月18日(土)には、9時00分から22時00分まで「六町」(本町、小路町、南下宿町、川端町、仲町)による「屋台」の「曳き廻し」、「大根塚」・「八日市場」の「御神輿」「共演」が行われ、7月19日(日)には、9時00分から22時00分まで「六町」(同上)による「屋台」の「曳き廻し」、19時00分から「砂切(サンギリ)」・「曳き別れ」・「のの字廻し」が行われます。
ちなみに「小見川祇園祭」の、今年(2015年)の「年番町」ですが、「南下宿(ミナミシモジュク)町」となっています。
「小見川祇園祭」「屋台」の「町内名」、「額字」、「主な彫物」、「芸座連」は、下記の通りです。
町内名 額字 主な彫物 芸座連
本町(ホンマチ) 本町 獅子、龍 清水芸座連
仲町(ナカマチ) 仲町 龍 内野芸座連
川端町(カワバタチョウ) 額はない 鷹 木内芸座連
小路(ショウジ) 小路 忠臣蔵 野田芸座連
北下宿(キタシモジュク) 額はない 龍、獅子 下小川芸座連
南下宿(ミナミシモジュク) 額はない 羽根川芸座連
「小見川祇園祭」では、「おまつり&にぎわい、やたい広場」が7月18日(土)・19日(日)の「2日間」楽しい「イベント」いっぱいで開催され、「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「会場」ですが、「おまつり広場」は「明治堂駐車場」、「にぎわい広場」は「人見駐車場」、「やたい広場」は「二光駐車場」となっています。
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「おまつり広場」では、「特設ステージ」で「踊り」等を披露するほか、「にぎわい広場」、「やたい広場」では「軽飲食」を販売するそうです。
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「出店」は、下記の通りです。
おまつり広場
酒販連合
やたい広場
小見川中央地区まちづくり協議会 JAかとり産直部会
サンライズファーム 又兵衛
にぎわい広場
豚まん職人 油忠 八木清商店
「おまつり&にぎわい、やたい広場」の「ステージイベント」は、下記の通りです。
7月18日(土)
12時00分〜 オープニング
12時50分〜 南下宿町(手踊り)
13時00分〜 バルーンパフォーマードゥビ(バルーンパフォーマンス)
13時40分〜 スタジオ ハウオリ ヌイ(フラダンス)
14時20分〜 チーム・スパーク(ジャズダンス)
14時40分〜 マイレ本間フラスクール上野グループ(ハワイアンダンス)
15時20分〜 川端町(手踊り)
15時30分〜 ピア・ダンス研究会(ダンス)
16時15分〜 北下宿町(手踊り)
16時30分〜 チビザイル(お遊戯会)
17時00分〜 仲町(手踊り)
17時20分〜 おみが和よさこい会“和気藹藹”(よさこい踊り)
18時00分〜 ハラウ フラ オ・ナヘナヘ メレアナ(フラダンス&タヒチアンダンス)
18時30分〜 イルミネーション点灯式&抽選会
19時30分〜 かみすよさこい連合会(よさこい演舞)
20時30分〜 ベイビーモンスターズ(J-POPバンド)
21時30分〜 エンディング
7月19日(日)
12時00分〜 オープニング
12時20分〜 ベイビーモンスターズ(J-POPバンド)
13時00分〜 中央小郷土芸能部(小見川囃子)
13時40分〜 本町(手踊り)
14時00分〜 Bright Boonies Dance School(HipHopDance)
14時10分〜 リズミカルガス(アコースティックギターとピアニカでの弾き語り夫婦漫才)
15時00分〜 小路町(手踊り)
15時20分〜 Dreamダンススクール(HIPHOPダンス)
16時00分〜 総合案内
17時00分〜 小見川吹奏楽団(アンサンブル)
17時40分〜 オミザイル(お遊戯会)(2011年8月17日のブログ参照)
18時10分〜 櫻鈴芸座連(芸座演奏)
18時50分〜 エンディング
また「小見川祇園祭」では、「黒部川イルミネーション点灯」が、7月18日(土)から8月20日(木)までの「期間」行われ、「黒部川」に「イルミネーション」が点灯します。
「黒部川イルミネーション」の「メッセージテーマ」は「夢」で、「地元」「小見川」の「子供」による「夢」が「ぼんぼり」にかかれているそうです。
「水郷の商都」、「街道の要所」として栄えた「小見川駅前市街地」で開催される「歴史」ある「須賀神社祭礼」「小見川祇園祭」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「小見川祇園祭」詳細
開催期間 7月17日(金)〜19日(日)
開催会場 小見川駅前市街地 香取市小見川
問合わせ 香取市商工観光課(小見川担当) 0478-82-1117
備考
「小見川祇園祭」ですが、「雨天決行」で催行され、「お祭り区域」の「一部」で「交通規制」が行われます。