本日ご紹介するのは、近隣市「神崎町」に4月29日(祝・水)にオープンします「道の駅発酵の里こうざき」です。
「神崎町」は、「香取郡」に属する「まち」で、「首都」「東京」の「東」約60km、「世界の空の玄関口」(WORLD SKY GATE)「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)から「北北東」に14km、「千葉県」の「北端中央部」に位置し、「北」は「坂東太郎」「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)に面し、「南」は「下総台地」(北総台地)(2012年7月10日のブログ参照)のなだらかな「丘陵地帯」が広がっており、「神崎町」の「まち」のほぼ中央部を「JR成田線」が通っています。
「神崎町」に隣接している「自治体」ですが、「東」は「香取市」、「西」と「南」は「成田市」に接するとともに、「北」は「利根川」を挟んで「茨城県」「稲敷市」と接しています。
「神崎町」の「面積」ですが、19.85平方km、「町」の「東西」は5.7km、「南北」6.2km、「地勢」ですが、概(オオムネ)ね「平坦」で、「南東部」は「丘陵」の「起伏」が多く、「畑」や「山林」が「大半」を占め、「北部」は「利根川」沿いに「肥沃(ヒヨク)」な「沖積低地」が開けている「自然」と「緑」が豊かな「まち」です。
ちなみに「神崎町」の「人口」ですが、6354人、「世帯数」2380世帯(2015年4月1日現在)となっており、「神崎町」は、「千葉県」で一番「行政規模」の小さい「まち」となっています。
「神崎町」は、古くから「北総」の「穀倉地帯」として「農産物」に恵まれ、「地下水」も「豊富」であったため、江戸時代初期より「酒」や「醤油」などの「醸造業」が発展し、明治の時代には7軒の「酒蔵」と3軒の「醤油蔵」があり、「関東一円」に向け、「利根川水運」で「商品」が運ばれ、「神崎町」では、「醸造業」が盛んに営まれていました。
現在でも「神崎町」では、「仁勇・不動」の「醸造元」「鍋店株式会社」(2011年3月10日のブログ参照)、「五人娘・香取」の「醸造元」「寺田本家株式会社」(2011年4月10日のブログ参照)といった江戸時代から続く「2軒」の「老舗酒蔵」が醸造し続け、「魅力」ある「銘酒」を醸(カモ)しており、「醤油」とともに「昔」ながらの「風味」を「今」に伝えています。
「神崎町」の「基幹産業」は、上記のように「農業」や「醸造業」ですが、近年は隣接する「成田国際空港」、「国道356号バイパス」や「圏央道」(首都圏中央連絡自動車道)「神崎IC(こうざきインターチェンジ)」(2014年5月20日のブログ参照)等を「基軸」として、「長期的展望」に立った「都市基盤」の「整備」を進めてきました。
また「神崎町」では、「こうざき天の川公園」(2012年11月18日のブログ参照)、「こうざきふれあい自然遊歩道」、「神崎大橋」と「側道橋」「神東ふれあい橋」等を活用し、「まち」の「広域拠点性」をさらに強め、「神崎町民」が「主役」の「まちづくり」を「目標」に、上記のように「自然と調和」のとれた「自然と人とふれあいのまちづくり」を進めてきました。
「神崎町」では、太古から続く「歴史」、澄んだ「空気」や、輝く「緑」、清らかで美味しい「水」、「自然の恵み」に満ちあふれた「大地」に、息づく「人々」が「発酵」を繰り返しながら、新たな「魅力」を生み出しており、「神崎町」は、近年「発酵の里こうざき」として「周辺自治体」に親しまれています。
現在「神崎町」は、「緑」豊かな「農村環境」でありながら、上記のように「圏央道」「神崎IC」や「国道356号バイパス」などの「整備」により「首都圏」への「アクセス」が「容易」となっているため、「道の駅」「建設計画」などを推進して「地域振興」に取り組まれています。
「神崎町」では、「仁勇」で知られる「鍋店株式会社」と「五人娘」の「寺田本家株式会社」は「老舗」「酒蔵」として「別々」に「酒蔵まつり」を行っていましたが、これを「同じ日」にできないかという「提案」が「鍋店株式会社」よりあり、「神崎町」が間に入り「同日開催」することになったそうです。
この「酒蔵まつり」(2015年3月14日・2014年3月12日・2013年3月12日・2011年3月9日のブログ参照)の準備のため、「寺田本家株式会社」と「地元農家」の「提案」で平成20年(2008年)に「発酵の里協議会」という「組織」を結成し、「酒蔵まつり」の「開催」を「契機」に、「発酵文化」を「キーワード」にした「官民一体」の「まちおこし」が始まったそうです。
「千葉県」で「一番」小さな「まち」が「元気」に楽しくなれるようにと、「発酵食品」や「循環型農法」などおいしく「健康」に良いものを「テーマ」として、以前から「発酵食品」の「効能」に「注目」していた「老舗の酒蔵」や、「有機農業」に取り組んでいた「農家」らが集まって、「まちおこし」の「機運」が高まってきたそうです。
また、「神崎町」としても「まち」の「イメージアップ」と、「観光客」を呼び込むことによる「町の活性化」を見込んで、「住民側」から「発案」された「発酵の里」づくりに取り組むようになったそうです。
「道の駅」は、「国土交通省」(制度開始時は「建設省」)により登録された、「休憩施設」と「地域振興施設」が「一体」となった「道路施設」です。
「道の駅」ですが、「道路利用者」のための「休憩機能」、「道路利用者」や「地域の人々」のための「情報発信機能」、「道の駅」を「核」としてその「地域の町同士」が連携する「地域の連携機能」という3つの「機能」を併せ持ち、2015年(平成27年)4月15日付で、「全国」に1059箇所登録されています。
なお、「道の駅」ですが、「鉄道の駅」との「対比」をなす言葉でありますが、もともと「駅」という言葉は、「街道沿い」にある「宿場」(宿駅)を指すものだったそうです。
「道の駅」の「目的」、「基本コンセプト」、「機能」、「主な登録要件」は、下記の通りです。
1 目的
「道の駅」は、道路利用者へ安全で快適な道路交通環境の提供、並びに地域貢献に寄与することを目的としています。
2 「道の駅」の基本コンセプト
「道の駅」とは、地域の創意工夫により道路利用者に快適な休憩と多様で室の高いサービスを提供する施設で、「地域とともに作る個性豊かなにぎわいの場」です。
3 機能
「道の駅」は、駐車場やトイレなどの「休憩機能」、道路情報や地域情報を提供するための「情報発信機能」、地域との交流によりその地域が持つ魅力を知ってもらう「地域連携機能」の3つの機能を併せ持つ施設です。
4 主な登録要件
(1)休憩施設
◯駐車場・道路利用者が24時間無料で利用できる十分な容量の駐車場
◯トイレ・清潔で24時間利用可能なトイレ、障害者用トイレも設置
(2)情報発信施設
・道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報などを提供できること
(3)地域連携
・地域の歴史文化を紹介する教養施設、地域の特産品等を紹介する農産物直売所などの地域振興施設
(4)設置者
・市町村又は、市町村に代わり得る公的な団体(※)
※都道府県、地方公共団体が三分の一以上を出資する法人、地方公共団体が推薦する公益法人
(5)その他の配慮事項
・施設及び施設間を結ぶ主要経路は、バリアフリーとなっていること
「神崎町」では、2014年(平成26年)10月10日付けで、「千葉県内」「24番目」の「道の駅」として、「道の駅発酵の里こうざき」が「道の駅」に登録されました。
「道の駅発酵の里こうざき」の「コンセプト」ですが、「多彩な発酵文化を発信する健康創造ステーション」だそうです。
「道の駅発酵の里こうざき」の「施設」は、「木造平屋建て」(一部鉄骨2階建て)で、「延床面積」は約1000平方mとなっており、「目玉施設」「発酵市場」ですが、「醸造所」の「蔵」を「イメージ」し、「木の温かみ」を生かした「内装」としたそうです。
また「道の駅発酵の里こうざき」ですが、近くの「サイクリングロード利用者」のため、「シャワー室」(30分・500円)も設けたそうです。
「道の駅発酵の里こうざき」の「詳細」ですが、下記の通りとなっています。
「道の駅発酵の里こうざき」詳細
路線名 町道松崎356号線(圏央道神崎IC近く/国道356号からアクセス)
所在地 千葉県香取郡神崎町松崎855番地
施設面積 14200平方m
道の駅施設
・休憩施設等 神崎町
駐車場 75台(大型車23台、小型車50台、身障者用2台)
トイレ 29器(男性15器、女性12器、身障者用2器)
情報提供施設
・地域交流拠点施設 神崎町
レストラン、新鮮市場、発酵市場、コンビニエンスストア、イベント広場
特色
創業300年を超える2軒の清酒蔵元の他、醤油・味噌造り等「発酵文化」で栄えた神崎町。
町内、全国各地から「発酵食品」を取り寄せ、国内外へと紹介する発酵市場を開設します。
また、災害時の帰宅困難者の一時避難場所として、大規模災害時は災害救助隊や救援物資の中継基地としてヘリも着陸可能な広場を配置します。
*駐車場、トイレは24時間利用可能を対象
供用日 4月29日(祝・水)
「道の駅発酵の里こうざき」ですが、上記のように「健康」を「増進」する「発酵」を「テーマ」にした「特産品」や「加工品」の「展示販売施設」「発酵市場」、「地元」で生産された「米」、「野菜」、「果物」、「花卉」など「安心安全」で「新鮮」な「農作物」の「直売所」「新鮮市場」、「気軽」に「スイーツ」や「惣菜」が楽しめる「ファーストフードやベーカリーカフェ」、「発酵メニュー」と「環境」が「魅力」の「庭園」に面した「テラス」「併設」の「Cafe&Restaurant」、「道路利用者」にも「周辺生活者」にも「便利」な「24時間営業」の「コンビニエンスストア」、「24時間利用」できる明るく「快適」な「エコロジカルトイレ」、「お祭り」、「青空市」、「収穫祭」、「展示会」等「様々」な「イベント会場」となる「屋外イベント広場」となっているそうです。
「新鮮市場」ですが、9時00分から18時00分まで営業する「施設」で、採れたての「野菜」が並び、選りすぐり「野菜」、「特産」を販売しています。
「発酵市場」ですが、9時00分から18時00分まで営業する「施設」で、「発酵」の「力」をもっと知ってほしいから「全国」の「厳選発酵製品」を集めたそうです。
「道の駅発酵の里こうざき」の「目玉施設」である「発酵市場」では、江戸時代から続く「蔵元」の「地酒」や、「全国」の「発酵食品」約300種類(日本酒、味噌、チーズ、化粧品等)を販売するそうです。
「発酵市場」では、下記の「商品」が「販売」されるそうです。
「飲料」 清酒、甘酒、麹ドリンク
「調味料」 味噌、醤油、麹、酢
「お惣菜」 漬物、佃煮、納豆
「海産」 粕漬け、塩辛、本枯れ節
「乳製品」 チーズ、スイーツ
「美容」 化粧品、入浴剤
「その他」 書籍、雑貨
「Cafe&Restaurant Oryzae(オリゼ)」ですが、「カフェ」が9時00分から19時00分まで、「レストラン」が11時00分から19時00分までの「施設」で、「新鮮」な「野菜」と「発酵食品」を使った「お料理」をのんびりとした「カフェ&レストラン」で楽しめるそうです。
「Cafe&Restaurant Oryzae(オリゼ)」の「オリゼ」ですが、「アスペルギルス・オリゼ」(麹菌)を意味し、「清酒」、「味噌」、「醤油」、「みりん」の「製造」に欠かせない「発酵」の「元」で、遥か「昔」に「何億種類」もある「カビ」の中から、「A.オリゼ」は抽出され、「蒸し米」の「上」で「カビ」を育てたそうです。
「和食」「特有」の「旨味」と「文化」を支える「A.オリゼ」、「道の駅発酵の里こうざき」には、そんな「オリゼ」を楽しむ「レストラン」があるそうです。
「24時間営業」の「コンビニエンスストア」ですが、「FamilyMart(ファミリーマート)」で、「道の駅発酵の里こうざき」ですが、「神崎町」などが「出資」した「第三セクター」「発酵の里」が運営するそうです。
なお「道の駅発酵の里こうざき」ですが、4月29日(祝・水)14時00分から「オープン」となっています。
「重点道の駅」に選ばれた、新しい「神崎町」の「ニュースポット」「道の駅発酵の里こうざき」。
この機会に「神崎町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
備考
「道の駅発酵の里こうざき」の「オープン」する「神崎町」では、4月29日(祝・水)に「町制60周年」の「記念式典」も行われるそうです。