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「第1回ジオナイト皆既月食観察会」(銚子市)
 本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「地球の丸く見える丘展望館」で4月4日(土)に開催されます「第1回ジオナイト皆既月食観察会」です。

 「地球の丸く見える丘展望館」(2010年8月30日のブログ参照)は、「下総台地」(北総台地)(2012年7月10日のブログ参照)の「高所」(73.6m)である「愛宕山」の「頂上」に位置する「展望観光スポット」です。
 「地球の丸く見える丘展望館」からの「眺望」ですが、「北」は「鹿島灘(カシマナダ)」(2012年6月16日のブログ参照)から「筑波山」を望み、「東」と「南」は「一望千里」に「太平洋」の「大海原」を、「西」は「屏風ヶ浦(ビョウブガウラ)」(2012年5月20日のブログ参照)から「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照)まで見渡せます。
 「地球の丸く見える丘展望館」では、「標高」約90mの「展望スペース」から360度の「大パノラマ」が広がり、緩やかに「弧」を描いた「水平線」によって、「その名」の通り、「地球の丸さ」を実感できる「展望施設」となっています。

 「地球の丸く見える丘展望館」には、「地球の丸さ」を実感できる「展望スペース」(屋上)を筆頭に、「銚子」の「特産品」「地酒」・「醤油」をはじめ、「豊富」な「お土産」・「名産品」が揃った「お土産コーナー」(売店)(1F)、「季節ごと」に行われる「各種企画展」が「定期的」に催される「イベントホール」(企画展示室)(2F)、「常設展示」として2012年に認定されました「銚子ジオパーク」(2012年12月9日・9月25日のブログ参照)「関連資料」の「展示」をしている「銚子ジオパーク展示場」(2F)、「銚子海洋研究所」の「イルカウォッチング」(2010年12月19日のブログ参照)で撮影された「写真」の「展示」(2F)、「イルカウォッチング」もしくは「銚子のPR」「映像」を映す「映像鑑賞コーナー」(2F)、「銚子沖」(名洗沖)で「実験稼働中」の「洋上風力発電」の「解説」(2Fエントランス)、「展望スペース」に
向かう途中にある「眺望」のよい「休憩スポット」「喫茶コーナー」「カフェ330」・「展望ラウンジ」(3F)があります。
 「地球の丸く見える丘展望館」の「イベントホール」ですが、上記のように「季節ごと」に、「写真展」や「絵画展」など「各種企画展」が行われ、多くの「観光客」、「地元客」の「皆さん」が訪れています。

 「月食(げっしょく)」(英・lunar eclipse)とは「地球」と「月」の「間」に入り、「地球」の「影」が「月」にかかることによって「月」が欠けて見える「現象」のことで、「望」(満月)の「時」に起こります。
 「月食」は、「日食」と違い、「月」が見える「場所」であれば、「地球上」のどこからでも「同時」に「観測」・「観察」ができます。

 「月食」の「種類」ですが、「すべて」の「部分」が「本影」(地球によって太陽が完全に隠された部分)に入る場合を「皆既月食」(total eclipse)、「一部分」だけが「本影」に入る場合を「部分月食」(partial eclipse)といいます。
 「月」が「半影」(地球が太陽の一部を隠している部分)に入った「状態」は「半影食」(もしくは「半影月食」、penumbral eclipse)と呼ばれますが、「半影」に入った「月面部分」の「減光」の「度合い」は、注意深く観察しなければ分からない「程度」であるため、「事前」の「予告なし」に「肉眼」で見ても「気」がつかない場合も多いそうです。

 「月」が「地球」の「影」によって隠される「度合い」を「食分」といい、

 「(本影の半径+月の視半径-本影の中心と月の中心の距離)÷(月の視直径)」

 という「式」で計算されます。
 「皆既月食」の場合は「1」以上、「部分月食」は「0-1」、「半影食」なら「マイナス」の「値」となるそうです。

 「地球」の「大気」によって「太陽の光」のうち「波長」の長い「赤系」の「光」が「屈折」・「散乱」されて「本影」の「中」に入るため、「皆既月食」でも通常、「月」は「真っ暗」にはならず暗い「赤色」(赤銅色)に見えます。
 しかし「火山爆発」等で「大気中」に特に「多量」の「微粒子」が浮遊している場合には、「月」が「非常」に暗くなり「灰色」かほとんど見えなくなるそうで、「月食時」の「明るさ」は「後述」の「ダンジョンの尺度」などで表されます。
 なお「月食」の「途中」の「欠け月」が昇ってくることを「月出帯食」といい、その「逆」に欠けたままの「月」が沈むことを「月没帯食」(もしくは月入帯食)といいます。

 「月食」の「経過」ですが、下記の通りとなっています。

 第1接触

 月が地球の本影に入り始めた瞬間。

 第2接触

 月が地球の本影に完全に入った瞬間。この瞬間が中心食の始まりとなる。

 食の最大・食甚

 月の中心と本影錐の中心との角距離が最小となった時点。

 第3接触

 月が地球の本影から出始めた瞬間。この瞬間が中心食の終わりとなる。

 第4接触

 月が地球の本影から完全に出た瞬間。

 「月食」の「頻度」ですが、「月食」が起こるのは「太陽」・「月」が「黄道」・「白道」の交わる「点」(月の昇交点・降交点)「付近」にいる「時」に限られます。
 「月食」は多くの場合「1年間」に2回起こるか起こらない「年」、3回起こる「年」もあり、21世紀の「100年間」では「合計」142回(「皆既月食」85回、「部分月食」57回)起こっています。
 一方、「日食」は「最低」でも「年」に2回、「最多」で5回起こる「年」もあり、21世紀の「100年間」では「合計」224回(「皆既日食」68回、「金環食」72回、「金環皆既食」7回、「部分日食」77回)です。
 「上述」のように「月食」の「発生頻度」は「日食」より低いことを示していますが、にもかかわらず普通、「日食」よりも「月食」の「方」が「目」にする「機会」は多いのは、「月」が見えてさえいれば「月食」は「地球上」のどこからでも「観測」が「可能」なのに対し、「日食」は「月」の「影」が「地球表面」を横切る「帯状」の限られた「地域」でしかみることができないためなのだそうです。

 「月食」と「日食」の「頻度」に「違い」が生じる「理由」は下記のように説明できます。

 地球と太陽がともに内接する巨大な円錐を想定する。
 月がこの円錐の太陽と反対の部(地球の本影)に入れば月食が生じ、太陽と同方向の部分に入れば日食が生じることになる。
 この円錐の月軌道付近における半径は月食側が約4460〜4750km、日食側が約7990〜8280kmと異なるため月食の発生頻度は日食のそれよりも低くなる。

 「ダンジョン」の「尺度」ですが、下記の通りとなっています。

 皆既月食の時の月面の様子は、地球の大気中の塵の量によって異なる。
 塵が少ないと、太陽の光が大気中を通過する際の散乱が少なくなり、月面は黄色っぽく明るく見える。
 逆に、塵が多いと、大気中の散乱が多くなり、月面は暗く見えます。
 (大規模な火山噴火があると、大気中の火山灰により、月面が暗くなることが知られています。)
 フランスの天文学者アンドレ・ダンジョンが20世紀初頃に、月食の明るさを分類するために独自に尺度を決めた。
 一般的に「ダンジョン・スケール」とも呼ばれる。

 尺度   月面の様子

 0  非常に暗い月食。月面の中心は見えない。

 1  暗い月食。灰色か褐色で、月の細部はわかりづらい。

 2  暗い赤または赤錆色の月食。月の中心はとても暗く、周辺部はやや明るい。

 3  れんが色の月食。月の縁は明るいかまたは黄色。

 4  非常に明るい月食。月の縁は青みがかかって非常に明るい。

 なお、今後見られる「月食」ですが、下記の通りとなっています。

  日付      種類    説明

 2015年4月4日  皆既月食 皆既は約13分間継続

 2017年8月8日  部分月食 最大約25%

 2018年1月31日  皆既月食 皆既は約1時間17分継続

 2018年7月28日  皆既月食 月没帯食、北海道では部分食

 2019年7月17日  部分月食 最大約60%、月没帯食、中国・四国地方以西で見える

 2021年5月26日  皆既月食 西日本では月出帯食、皆既は約14分間継続

 2021年11月19日 部分月食 最大約98%、北海道・東北地方以外では月出帯食

 2022年11月8日  皆既月食 月食中に天王星食も起きる

 2023年10月29日 部分月食 最大約10%

 2025年3月14日  部分月食 皆既月食だが、日本では北海道で部分食のみ見える

 2025年9月8日  皆既月食 皆既は約1時間24分継続

 この度(たび)「地球の丸く見える丘展望館」では、4月4日(土)に「閉館時間」を21時30分まで「延長」して「第1回ジオナイト皆既月食観察会」を開催するそうです。
 「第1回ジオナイト皆既月食観察会」の「内容」ですが、「北総台地」(下総台地)一の「高所」である「地球の丸く見える丘展望館」を「会場」にして、「皆既月食」を「観察」するといった「内容」となっています。
 「第1回ジオナイト皆既月食観察会」では、「地球の丸く見える丘展望館」「2階映像ブース」にて「銚子ジオパーク推進室」の「山田雅仁」さんが「月食」の「説明」を行い、「地球の丸く見える丘展望館」「3階展望ラウンジ」にて「つみれ団子」の「試食」があり、「地球の丸く見える丘展望館」「屋上」で「望遠鏡」での「観察」を予定しているそうです。

 「第1回ジオナイト皆既月食観察会」の「参加費」ですが、「特別」な「会費」はありませんが、「別途」「入館料」(下記「詳細」参照)か、4月1日(水)から発売されている「地球の丸く見える丘展望館」「年間パスポート」および「地球の丸く見える丘展望館」「銚子ポートタワー」「共通年間パスポート」が「必要」となるそうです。

 なお「第1回ジオナイト皆既月食観察会」「当日」4月4日(土)の「月」の「現象予想時間」ですが、下記の通りとなっています。

 当日の月の現象予想時間

 部分食の始まり 19時14分

 皆既食     20時54分〜21時06分 (最大食は21時00分)

 部分食の終わり 22時45分

 「北総台地」(下総台地)一の「高所」「地球の丸く見える丘展望館」で開催される「天体・天文イベント」「第1回ジオナイト皆既月食観察会」。
 この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「第1回ジオナイト皆既月食観察会」詳細

 開催日時 4月4日(土) 18時半〜

 開催会場 地球の丸く見える丘展望館 銚子市天王台1421-1

 問合わせ 地球の丸く見える丘展望館 0479-25-0930

 備考
 「第1回ジオナイト皆既月食観察会」の「中止決定」ですが、「当日」15時00分に判断し、「HP」等で告知するそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2533 |
| 地域情報::銚子 | 10:04 AM |

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