本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で2月3日(火)に開催されます「平成27年成田山新勝寺節分会」です。
「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「成田市」にある「真言宗智山派」の「寺」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつです。
「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を「代表」する「観光地」でもあり、「正月3が日」には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、「成田山新勝寺」は上記のように「関東地方」「有数」の「参詣人」を集める「著名寺院」で、「家内安全」、「交通安全」などを祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。
「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの「人びと」の「信仰」を集めています。
「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、「この地」に「成田山新勝寺」が開山されました。
「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に「格」の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。
「成田山新勝寺」は、上記のように平安時代中期に起きた「平将門の乱」の際、939年(天慶2年)「朱雀天皇」の「密勅」により「寛朝大僧正」を「東国」に遣わしたことに「起源」を持ちます。
「寛朝大僧正」は、「京」の「高雄山」(神護寺)「護摩堂」の「空海」作の「不動明王像」を奉じて「東国」へ下り、翌940年(天慶3年)、「海路」にて「上総国」「尾垂浜」に上陸、「平将門」を調伏するため、「下総国」「公津ヶ原」で「不動護摩」の「儀式」を行ったそうです。
「成田山新勝寺」では、この天慶3年を「開山の年」としています。
「平将門の乱」「平定後」の永禄年間(1566年)(永禄9年)に「成田村一七軒党代表」の「名主」が「不動明王像」を背負って「遷座」され「伽藍」を建立された「場所」が、現在の「成田市」「並木町」にある「不動塚」周辺と伝えられており、「成田山発祥の地」といわれています。
「成田山新勝寺」の「寺名」ですが、「また新たに勝つ」という「語句」に因(ちな)み「新勝寺」と名づけられ、「東国鎮護」の「寺院」となったそうです。
「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が「落慶」され、「新勝寺」の「表玄関」として「荘厳」な「たたずまい」を見せています。
この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。
「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れ、「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来「毎日」欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
「成田山新勝寺」の「伽藍」ですが、「JR」および「京成電鉄」の「成田駅」から「成田山新勝寺」への「参道」が伸び、「参道」を10分ほど歩き、「急」な「石段」を上った先の「台地上」に「境内」が広がっています。
「石段」の「途中」に「仁王門」、「石段」を上った先に「正面」に「大本堂」、その手前「右手」に「三重塔」、「鐘楼」、「一切経堂」などが建っています。
この他、「大本堂」の「左手」に「釈迦堂」、「大本堂」の「背後」の「一段」高くなった「地」には「額堂」、「光明堂」、「開山堂」、「平和の大塔」(2012年5月7日のブログ参照)などが建っており、「成田山新勝寺」「境内」の「東側」は「広大」な「成田山公園」(2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)があります。
「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
これほどの「数」の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を「今」に伝えており、江戸中期から末期の「建物」である「仁王門」、「三重塔」、「釈迦堂」、「額堂」、「光明堂」の「5棟」が「国」の「重要文化財」に指定されています。
「成田山新勝寺節分会」(2014年1月26日・2013年1月25日・2012年1月30日・2011年1月31日のブログ参照)ですが、毎年2月3日に催行されている「成田山新勝寺」「恒例」の「人気行事」です。
「成田山新勝寺節分会」には、毎年「正月」の「初詣」に匹敵する「参拝客」で賑わい、「場所取り」をする「人」が出るほどの「人気」がある「節分会」として知られています。
「平成27年成田山新勝寺節分会」ですが、今年(2015年)は、「国家安穏・万民豊楽・五穀豊穣・天禍為福」に加え、「東日本大震災被災地復興」への「祈り」を込め、「恒例」の「特別追儺豆まき式」が厳(おごそ)かにも「盛大」に執り行われます。
「震災に勝つ!福は内!」
と「平成27年成田山新勝寺節分会」は、「復興」への「祈り」を込めた「大発声」が「成田山新勝寺」「境内」に響き渡ります。
「平成27年成田山新勝寺節分会」には、「戸羽太」「陸前高田市長」をお迎えする「予定」で、「特別参加年男」の「皆さん」と「共」に「東日本大震災」「早期復興」を祈願するそうです。
また「成田山新勝寺節分会」では、「特別年男」として「力士」の「皆さん」や「芸能人」の「方々」が参加し、「節分会」を盛り上げています。
「特別年男」として「力士」の「皆さん」や「芸能人」の「皆さん」が「節分会」(豆まき)に参加するようになったのは、「現在」の「大本堂落慶記念」の「翌年」である昭和44年(1969年)に「NHK」「朝の連続テレビ小説」の「出演者」と「大相撲」の「力士」を招いたのが「最初」で「今日(こんにち)」まで続いているそうです。
「平成27年成田山新勝寺節分会」では、「成田山開運豆まき」と「特別追儺豆まき式」を行う「予定」になっており、「大相撲力士」の「皆さん」や「NHK」「大河ドラマ」の「出演者」が「豆」を撒(ま)くことで知られているのは、「特別追儺豆まき式」で、今年も下記の「方々」が「第1回目」と「第2回目」に参加する「予定」となっています。
「平成27年成田山新勝寺節分会」「特別追儺豆まき式」「スケジュール」
1回目 11時00分〜
2回目 13時30分〜
3回目 16時00分〜
「大相撲力士」(予定)
横綱 白鵬
大関 稀勢の里
前頭 隠岐の海
前頭 遠藤
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」出演者(予定)
井上真央 (杉文 役)
伊勢谷友介 (吉田松陰 役)
東出昌大 (久坂玄端 役)
優香 (杉寿 役)
長塚京三 (杉百合之助 役)
上記の方々は1、2回目のみの「参加」となります。
なお、「平成27年成田山新勝寺節分会」「当日」は、「剣守(けんまもり)」(剣札)が1回につき365体、「大豆」が3回で860kg、「殻付落花生」が3回で400kg撒かれるそうです。
「大豆」860kgと「殻付落花生」400kgですが、「3回分」の「合計」となっており、「剣守」(剣札)ですが、「1回」につき「今年1年間」の「日数分」である365体をまくそうです。
「平成27年成田山開運豆まき」ですが、「成田山新勝寺」「大本堂」の「内陣」でのみ行われる「特別」な「行事」で、「御護摩祈祷」ののち、「御本尊」「不動明王」の「御宝前」で「豆まき」を執り行うそうです。
「成田山新勝寺」では、「平成27年成田山開運豆まき」への「参加者」の「一般募集」をしています。
「平成27年成田山開運豆まき」ですが、下記の通りとなっています。
開催期日 2月3日(火)
開催時間 9時30分〜、12時30分〜、15時00分〜
開催会場 成田山新勝寺大本堂内(御護摩祈祷にて)
参加料 1名 10000円(記念品付)
(年齢、性別は問いません。当日申込及びお子様も可)
集合場所 開始時刻の30分前(大本堂1階表玄関)
募集数 各回 100名(定員に達し次第、締切)
記念品 開運豆まき記念御札
成田山節分会福枡(福豆入り)
剣守(けんまもり。節分会限定授与の御守)
服装 自由(当日、開運豆まき追儺羽織が貸し出されます。)
申込方法 成田山新勝寺光輪閣総受付、または現金書留郵便での申し込み。
問合わせ 成田山新勝寺「節分会開運豆まき」係 0476-22-2111(大代表) 電話受付時間 8時〜16時
また「平成27年成田山新勝寺節分会」「当日」は、「成田山表参道」周辺で「交通規制」が行われますのでご注意下さい。
「交通規制」
10時00分〜18時00分
JR成田駅〜成田山山門(「鍋店」角)
10時00分〜16時00分
JR成田駅〜薬師堂
尚、「平成27年成田山新勝寺節分会」「当日」の「混雑状況」によっては「規制時間」が延長されることもあるそうですので、「現場」の「警備員」の「指示」に従って「通行」下さいとのことです。
「真言宗智山派」の「大本山」「成田山新勝寺」で開催される「人気」の「開運豆まき」「特別追儺豆まき式」「平成27年成田山新勝寺節分会」。
この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「平成27年成田山新勝寺節分会」詳細
開催日時 2月3日(火)
特別追儺豆まき式 11時〜、13時半〜、16時〜
成田山開運豆まき 9時半〜、12時半〜、15時〜
開催会場 成田山新勝寺 成田市成田1
問合わせ 成田山新勝寺 0476-22-2111
備考
「成田山新勝寺節分会」では、「福は内!」のみ唱え、「鬼は外!」とは唱えないそうです。
これは、昔からの「慣(なら)わし」で、「成田山新勝寺」「御本尊」「不動明王」のもとには、「鬼」はいないということから、唱えないそうです。
また「成田山新勝寺節分会」は、上記のように「転禍為福」・「五穀豊穣」を願って、毎年「立春」の「前日」に執り行われています。