本日ご案内するのは、近隣市「多古町」「多古町中心商店街」「八坂神社」で7月25日(金)・26日(土)に開催されます「多古祇園祭2014」「しいかご舞」です。
「多古町」は、「香取郡」にある「まち」で「下総台地」(北総台地)(2012年7月10日のブログ参照)と「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)に挟まれ、「多古町」の「町」の「中心部」を「九十九里平野」「最大」の「河川」「栗山川」(2012年2月18日のブログ参照)が流れており、「西」は「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)に接しています。
「多古町」に隣接する「自治体」ですが、「匝瑳市」、「香取市」、「成田市」、「山武郡」「芝山町」、「山武郡」「横芝光町」と接しています。
「多古町」は、「北総台地」(下総台地)の「東側」に位置し、「東西」に約14.5km、「南北」11.5kmで「面積」は「千葉県内」の「町村」の中で「2番目」の「広さ」で「面積」は72.68平方km、そのうち「水田」が1836ha(ヘクタール)を有し、「多古町」では、「石川県」に次いで「全国」2番目(明治34年〜43年)に「田んぼ」の「耕地整理」が行われています。
「多古町」の「地勢」ですが、「北部」及び「東部」は「台地」が広がり、「畑地帯」を囲むように「山林」が「傾斜斜面」となっており、上記のように「多古町」の「中央部」を「南北」に流れる「栗山川」の「流域」は「低地」で「水田地帯」が広がっており、「多古米」(2012年9月16日のブログ参照)の「産地」となっています。
「多古米」ですが、「多古」が誇る「絶品」で、「多古産」の「米」は「良質」で、古くは江戸時代から「その味」の「良さ」が評判となっており、昭和38年(1963年)には、「天皇陛下」の「献上米」に選ばれ、昭和46年(1971年)には「札幌」で行われました「全国自主米品評会」において「食味日本一」に輝き、また近年では、平成2年(1990年)に「日本の米作り百選」に選定されています。
「多古町」の「町の花」ですが、「紫陽花(あじさい)」で、「町の木」は「山茶花(さざんか)」となっています。
「町の花」「紫陽花」は、「町民」の「公募」により、「町村合併40周年」を記念して制定され、「紫陽花」ですが、「多古町」の「名所」のひとつ「あじさい遊歩道」(2012年6月4日のブログ参照)、「ふるさと多古町あじさい祭り」(2012年6月20日のブログ参照)など広く親しまれています。
(平成6年11月23日制定)
「町の木」「山茶花」ですが、「多古町」の「大地」を形成する「関東ローム層」、その「土壌」にもっともあった「樹木」が「山茶花」です。
「山茶花」は、「民家」の「生け垣」などにも広く利用され、「町民」にとても親しまれていることから、「アンケート調査」の「結果」、「町」を象徴する「木」として選ばれたそうです。
(昭和50年制定)
「多古町」では、毎年7月25日・26日に「多古祇園祭」「しいかご舞」が執り行われています。
「多古町」の「夏の風物詩」となっています「多古祇園祭」(2013年7月23日・2012年7月22日・2011年7月20日のブログ参照)は、「多古町」の「八坂神社」の「祇園祭」で、「お囃子」の「音」とともに「4町」から繰り出される「雅」な「山車」の上で「芸姑さん」が舞い、「若者たち」は踊り、「夜空」には「花火」が打ち上げられ、暑い「多古町」の「夏の夜」を飾られます。
また「多古祇園祭」「同日」、「多古町」では、「民俗芸能」・「神事」「しいかご舞」も奉じられています。
「多古祇園祭」ですが、江戸時代から続いている「由緒」ある「祭り」で、天保10年に作られたという「新町」の「山車」や、「本町」・「仲町」・「高根」の「各町」から繰り出された「山車」が「華やか」に競演して、「山車」が「多古町」の「町中」を練り歩きます。
「多古祇園祭」「祭礼当日」ですが、「佐原囃子」(2012年2月23日のブログ参照)に合わせ、「4町」の「山車」が曳き廻されて「万余」の「観客」で賑わいます。
「多古祇園祭」では、「錦菓子」を焦がす「匂い」、「山車」のきしむ「音」、「笛」、「太鼓」も賑やかに「人」が湧き、「まち」が湧くそうです。
「多古祇園祭2014」ですが、7月25日(金)の「朝」、「多古町」の「高台」にある「天照山」へ集まり(宮参り)、「踊り」を奉納する事から始まります。
「多古祇園祭」では、「仲町」・「本町」・「新町」・「高根」の「各町」ごとにそれぞれが「太鼓」や「笛」で林ながら進み、「大宮大神」に「参拝」、「各町」ごとに「踊り」を奉納するそうです。
「踊り」を「奉納」したあと、「町」へ引き上げ、「山車」の「準備」をし、「山車」の「巡行」が行われます。
「仲町」・「本町」・「新町」・「高根」の「4町」の「山車」には、それぞれ「踊りの名手」「芸姑さん」が乗り込み、「山車」の「二階」で「踊り」が披露されます。
「多古祇園祭」では、「夕方」になると「八坂神社」前に、「三方」に「太縄」を張った10m強程の「柱」「津久舞柱(つぐめばしら)」のある「仮設舞台」が準備され、19時に「しいかご舞」を始めるに当たり「八坂神社」に拝礼し、「しいかご舞」を奉納するそうです。
一通り奉納された「しいかご舞」の「最後」には、「大柱」(津久舞柱)の上で「芸」が繰り広げられ、取り付けられた「扇子」を落として終わりとなるそうです。
ちなみに「しいかご舞」で、落とされる「扇子」を拾った「人」は「福」を得るといわれています。
「しいかご舞」が終わると「八坂神社」の「氏子」の3つ「山車」と「高根」の「山車」とで、「4町」が「八坂神社」前に集合して「踊りの競演」が「順番」に行われます。
「4町」による「山車巡行」と「踊りの競演」が終わると「打ち上げ花火」「多古祇園祭花火大会」が行われます。
「多古祇園祭花火大会」は、「多古祇園祭2014」の「最終日」7月26日(土)に開催され、20時30分から「約30分程度」で500発程度の「打ち上げ花火」が打ち上がるそうです。
「多古祇園祭花火大会」は、「道の駅多古あじさい館」(2011年12月24日・2010年9月6日のブログ参照)付近から眺めることができるそうです。
「しいかご舞」ですが、「香取郡」「多古町」にある「八坂神社」の「祇園祭」に演じられる「民俗芸能」の「つく舞」です。
「しいかご舞」は、7月25日(金)・26日(土)の「八坂神社」「例祭」「多古祇園祭」「当日」、「豊作」・「無病息災」・「雨乞い」等の「願い」を込め、「八坂神社」前の「仮設舞台」で奉納されています。
昭和50年(1975年)に「千葉県無形民俗文化財」の「指定」を受けた「しいかご舞」は、古く元明元年から伝わるもので、「八坂神社氏子三町」(「本町」・「新町」・「仲町」)から選ばれた「10人」の「若衆」により演じられます。
「しいかご舞」では、「獅子」・「鹿」・「雨蛙」(「形」により「まんじゅう」とよばれる)の「面」をつけて「笛」の「調子」に合わせ「舞」を披露し、最後に「猿の面」をつけた「年番町」の「若衆」が、「破魔の弓矢(はまのゆみや)」を持って「大柱」(津久舞柱)によじ登り、「先端」近くの「横木」に下り「仕舞(しまい)」をし、これが終わると「横木」に結んである「扇子」を「観客」の中に落として「終了」となるそうです。
「しいかご舞」は、上記のように1975年(昭和50年)に「多古のしいかご舞」という「名称」で「千葉県」の「県指定無形民俗文化財」に指定され、1976年(昭和51年)には「選択無形民俗文化財」に選ばれています。
ちなみに「選択無形民俗文化財」とは、「重要無形民俗文化財」の「無形」の「民俗文化財」のうち、「記録」、「保存」、「公開」に対して「経費」の「一部」を「公費」による「補助」を受けることができるものとして、「文化審議会」の「答申」に基づき「文化庁長官」によって「選択」された「文化財」なのだそうです。
「しいかご舞」の中でも「一番」の「見どころ」ですが、10mもある「つぐめ柱(津久舞柱)」での「猿」(「猿の役」の「若者」)の「曲芸」で、「見物客」の「目」を引くそうです。
「多古祇園祭2014」「しいかご舞」を開催する際、「多古町」では、7月25日(金)及び7月26日(土)の18時30分から22時00分まで「交通規制」が行われます。
なお上記のような「交通規制」の「時間」ですが、「規制区域内」に「お住まいの方」も「車両」での「通り抜け」ができないそうですのでご注意下さい。
なお「平成26年度祭礼規制図」ですが、「多古町HP」をご参照下さい。
また「多古町」では、「多古祇園祭」「開催期間中」は「町内」(中心商店街周辺)の「混雑」が予想されますので、「車両」・「徒歩」等でお越しの際の「交通安全」を呼びかけています。
「歴史」ある「多古町中心商店街」で開催される「多古」の「夏の風物詩」「多古祇園祭2014」、「八坂神社」「仮設舞台」で奉納される「民俗芸能」・「神事」「しいかご舞」。
この機会に「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「多古祇園祭2014」「しいかご舞」詳細
開催期間 7月25日(金)・26日(土)
「多古祇園祭」「内容」
宮参り
山車の曳き廻し
7月25日(金)「昼」12時00分〜
7月26日(土)「朝」8時00分〜
しいかご舞
7月25日(金)・26日(土)「両日」とも19時00分
4町競演
7月26日(日)20時00分〜
多古祇園祭花火大会(花火打ち上げ)
7月26日(日)「夜」20時00分〜
開催会場 多古町中心商店街 香取郡多古町
八坂神社 香取郡多古町
問合わせ 多古町商工会 0479-76-2206
備考
「多古祇園祭」に演じられる「しいかご舞」ですが、「民俗芸能」の「つく舞」で、「つく舞」とは、高い「柱」(つく柱)を立て「地面」へ「綱」を張り、さまざまな「動物」に扮した「演じ手」が「柱」や「綱」の上で「軽業」を演じる「芸能」で、奈良時代に「中国」から伝来した「散楽(さんがく)」の「流れ」を汲むとされ、室町時代から近世初頭に流行した「蜘蛛舞」という「曲芸」に近似しているともいわれています。
「つく舞」ですが、主に「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)「下流域」に多く伝えられ、「旭市」の「太田のエンヤーホー」(2013年7月25日・2012年7月23日・2011年7月24日のブログ参照)、「香取郡」「多古町」の「しいかご舞」、「野田市」の「野田の津久舞」、「茨城県」「龍ヶ崎市の撞舞(りゅうがさきのつくまい)」が「選択無形民俗文化財」に選ばれています。