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「第72回成田山写経大会」(成田市)
 本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」「光輪閣」4階「光輪の間」で6月7日(土)・8日(日)に開催されます「第72回成田山写経大会」です。

 「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)ですが、「成田市」にある「真言宗智山派」の「寺」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつです。
 「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を「代表」する「観光地」でもあり、「正月3が日」には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
 「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、「成田山新勝寺」は上記のように「関東地方」「有数」の「参詣人」を集める「著名寺院」で、「家内安全」、「交通安全」などを祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。

 「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
 「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
 「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの「人びと」の「信仰」を集めています。

  「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、「この地」に「成田山新勝寺」が開山されました。
 「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に「格」の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。

 「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が「落慶」され、「新勝寺」の「表玄関」として「荘厳」な「たたずまい」を見せています。
 この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。

 「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
 「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れます。
 「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来「毎日」欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
 この「御護摩祈祷」は、「一般の方」でも「大本堂」内でその「一部始終」を参拝することができ、中でも「朝護摩」は、4月から9月は5時30分、10月から3月は6時に厳修されています。
 この「神聖」な「儀式」に参拝しようと、前の「晩」は近くに「宿」をとってこの「朝護摩」に訪れる「ご信徒」の方も数多くおられるそうです。

 「成田山新勝寺」では、「大本堂」からほど近い「光輪閣」から歩いて「大本堂」へとお入りになる約10名の「大導師」・「職衆」の「姿」をご覧になることができ、「身」につけている鮮やかな「法衣」の「色彩」は、「成田山」ならではのものといえます。
 中でも「大僧正」が「身」に着ける「衣装」を特に「緋の衣」といい、「緋色」を用いた大変美しい「衣装」となっています。
 「職衆」も「紫」や「萌黄色」(緑色)・「浅黄色」(黄色)などの鮮やかで「雅(みやび)」な「色彩」を用いた「衣装」を「身」にまとって「大護摩修行」を執り行っています。
 こうした煌びやかな「衣装」の「行列」に、「仏教文化」の「華やかさ」と「修行」の「厳しさ」を垣間見る「思い」があり、またこうした「厳粛」な「姿」をすぐ「目の前」で「毎日」見ることができることからも、「成田山」が常に「庶民」に開かれていることがわかります。
 「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
 これほどの「数」の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を「今」に伝えており、そのうちの「5棟」が「国」の「重要文化財」に指定されています。

 「成田山新勝寺」では、「真言宗」の「宗祖」である「弘法大師」と、「弘法大師」の「教え」を再興された「興教大師」の「御誕生月」が6月であることから、「毎年」6月に「御誕生行事」が執り行われています。
 この「行事」のひとつとして、「期間中」の「土・日曜日」の「2日間」にわたり、「成田山光輪閣」におきまして「成田山写経大会」(2013年6月5日・2012年6月5日・2011年6月10日のブログ参照)が「盛大」に開催されています。

 「仏教」が「日本」に伝えられた奈良時代から現代に至るまで、「日本人」と「写経」には深い「つながり」があります。
 古くは、「仏さま」の「教え」を後世に伝え広めるため書き写したのが「はじまり」で、「印刷技術」が発達していなかった当時、「貴重」な「経典」を複製するために「確実」に書き写していくために、「現在」の「印刷会社」のような「機関」が、数多くの「人たち」の「働き口」として「官立」で設置されたほどだったそうです。
 近年では「写経」は、「仏さま」の「ご利益」をいただくために行われるようになったそうです。

 現代は、「技術」の「進歩」とともに「豊富」な「印刷物」を「手」にすることができるようになりましたが、「IT技術」が溢れる今、敢(あ)えて「写経」の「効用」に「注目」が集まっています。
 「筆」を「手」に取り、「一字一字」を「心」静かに書きあげていくことで、「指先」を使い、「脳」の「活動」が「活発」になるという「効果」があるといいます。
 「集中力」を高め、正しい「姿勢」で「写経」をしていると、「自然」と「心」が落ち着いてきます。
 「写経」により「平常心」を保ち、「頭」が冴(さ)えることによって、「学業」にも「専念」でき、「仕事」にもいつも以上の「力」を発揮できるようです。

 この「写経」は、「成田山平和大塔」(2012年5月7日のブログ参照)にある「写経道場」において「毎日」「受付」を行っており、どなたでも「写経体験」をしていただくことができますが、今回の「第72回成田山写経大会」では、「般若心経」を「浄書」し、「納経法会」を執り行い、「法話」を聞いていただいた後、更に「別席」で「坊入」(精進料理)の「接待」を受けられます。
 「坊入」は、「通常」ですと「大護摩祈祷」をなさった「方」だけが「体験」できる「接待」で、今回の「第72回成田山写経大会」での「坊入」は「非常」に「貴重」な「機会」と言えるそうです。
 「第72回成田山写経大会」「概要」ですが、下記の通りとなっています。

 「第72回成田山写経大会」

 開催期日 6月7日(土)・8日(日)の2日間

 開催会場 成田山新勝寺 光輪閣4階 光輪の間

 内容

 10時00分 受付開始

 11時00分 開会法楽 〜写経(般若心経 1巻)〜

 12時35分 納経法会 (体験談発表、法話、雅楽演奏)

 13時20分 坊入(精進料理)

 13時50分 解散

 定員   両日ともに250名(先着順)

 初穂料  道場参加 5000円

 「在宅参加」

 内容

 般若心経 3巻

 申し込み後、写経用紙3枚、筆、写経作法次第を送付。

 書写した後、成田山新勝寺に送付、御本尊不動明王の宝前にて、祈願のうえ、平和大塔に納め、所願成就が祈念されます。

 初穂料  在宅参加 3000円 (別途、郵送費は一律300円)

 「第72回成田山写経大会」「申込方法」ですが、「申込期間」は4月28日(月)から5月30日(金)までとなっており、「問い合わせ」は「成田山新勝寺」「写経大会事務局」TEL0476-22-2111(9時00分〜15時00分)となっています。

 「由緒」ある「成田の名刹」「成田山新勝寺」「光輪閣」4階「光輪の間」で開かれる「恒例」の「写経大会」「第72回成田山写経大会」。
 この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「第72回成田山写経大会」詳細

 開催日時 6月7日(土)・8日(日) 10時〜

 開催会場 成田山新勝寺 光輪閣4階 光輪の間 

 定員   両日ともに、250名 (先着順)

 初穂料  道場参加 5000円

 問合わせ 成田山新勝寺 写経大会事務局 0476-22-2111 (9時〜15時)

 備考
 「成田山新勝寺」では、「弘法大師」・「興教大師」「御生誕」の「行事」として、「弁財天祭礼」を6月7日(土)・8日(日)「弁財天堂」にて8時00分から16時00分まで執り行われるそうです。
 また、「御誕生法会」ですが、6月15日(日)に、「大師堂」にて10時00分より執り行われるそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2126 |
| 地域情報::成田 | 01:13 PM |

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