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「開運厄除柴灯大護摩供(かいうんやくよけさいとうおおごまく)・護摩木祈願火渡り修行」(成田市)
 本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で5月25日(日)に開催されます「開運厄除柴灯大護摩供(かいうんやくよけさいとうおおごまく)・護摩木祈願火渡り修行」です。

 「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)は、「成田市」にある「真言宗智山派」の「寺」であり、「真言宗智山派」の「大本山」のひとつです。
 「成田山新勝寺」は、1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を「代表」する「観光地」でもあり、「正月3が日」には約300万人、「年間」約1000万人以上の「参拝客」が訪れています。
 「成田山新勝寺」の「御本尊」は「不動明王」で、「成田山新勝寺」は上記のように「関東地方」「有数」の「参詣人」を集める「著名寺院」で、「家内安全」、「交通安全」などを祈る「護摩祈祷」のために訪れる方が多い「不動明王信仰」の「寺院」のひとつであり、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれています。

 「成田山新勝寺」の「御本尊」である「不動明王」ですが、「真言宗」の「開祖」「弘法大師」「空海」が自ら「一刀三礼」(ひと彫りごとに三度礼拝する)の「祈り」をこめて「敬刻開眼」された「御尊像」なのだそうです。
 「成田山新勝寺」では、この「霊験」あらたかな「御本尊」「不動明王」の「御加護」で、千年以上もの間、「御護摩」の「火」を絶やすことなく、「皆様」の「祈り」が「一体」となり「清浄」な「願い」となって現れるそうです。
 「成田山新勝寺」は、「開山1080年」を間近に控えた現在も「成田山のお不動さま」として数多くの「人びと」の「信仰」を集めています。

 「成田山」の「開山の祖」「寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)」は、延喜16年(918年)に生まれ、天慶3年(940年)「平将門の乱」を鎮めるため「朱雀天皇」の「勅命」により「関東」に下り、「この地」に「成田山新勝寺」が開山されました。
 「寛朝大僧正」は、「皇室」との「血縁」もある大変に「格」の高い「僧侶」で、後に「真言宗」初めての「大僧正」に任じられ、「成田山」の他にも「京都」に「遍照寺」を開山しているそうです。

 「成田山新勝寺」では、平成20年(2008年)に「開基1070年祭記念大開帳」が行われ、これにあわせて、平成19年(2007年)には「総欅造り」の「総門」が「落慶」され、「新勝寺」の「表玄関」として「荘厳」な「たたずまい」を見せています。
 この「総門」は、開かれた「庶民のお寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたもので、「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。

 「成田山新勝寺」ですが、「総門」をくぐって、「境内」に入ると大きな赤い「提灯」のある「仁王門」があり、「境内」には、数多くの「建造物」が立ち並んでいます。
 「仁王門」から「東海道五十三次」にならった53段の「石段」を上がると、「成田山」の「シンボル」である「大本堂」が現れます。
 「成田山新勝寺」「大本堂」では、「世界平和」と「人々の幸せ」を願って「開山」以来「毎日」欠かさずに「御護摩祈祷」が厳修されています。
 この「御護摩祈祷」は、「一般の方」でも「大本堂」内でその「一部始終」を参拝することができ、中でも「朝護摩」は、4月から9月は5時30分、10月から3月は6時に厳修されています。
 この「神聖」な「儀式」に参拝しようと、前の「晩」は近くに「宿」をとってこの「朝護摩」に訪れる「ご信徒」の方も数多くおられるそうです。

 「成田山新勝寺」にある「釈迦堂」、「光明堂」、「表参道」にある「薬師堂」(2013年5月22日のブログ参照)ですが、「歴代」の「成田山」の「大本堂」です。
 これほどの「数」の「御堂」が現存している「寺院」は大変珍しく、それぞれの「建物」には「建立時」の「建築様式」を「今」に伝えており、そのうちの「5棟」が「国」の「重要文化財」に指定されています。

 5月は、「成田山新勝寺」の「お参り月」です。
 「成田山新勝寺」では、「正五九(しょうごく)」(1月、5月、9月のこと)といって、この時期にお参りすると「平月」にも増して「御利益」が授かることができると言われています。
 「成田山」では、「お参り月」となる「5月」と「9月」の「第4日曜日」に、「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」が公開されます。
 「柴灯大護摩供」は、例年ですと一年最後の「ご縁日」の「12月28日」に、「古いお札」を納め「御利益」に感謝する「納め札お焚き上げ・柴灯大護摩供」が行われていますが、平成21年(2009年)からは「年末」だけではなく「5月」と「9月」にも執り行われています。

 「柴灯大護摩供」とは、古来、「山伏」が「山岳修行」の際、「柴(しば)」を使い「護摩壇」を設け、「所願成就」を祈念する「伝統行事」です。
 「願い事」と「名前」を書いた「護摩木」を「道場」中央に設けた「護摩壇」は「お不動さま」の「智慧の炎」が立ち上がり、「開運厄除」をはじめ「所願成就」を祈念するそうです。

 「お護摩」というのは、

 「御本尊の不動明王の前に壇を設けて、供物を捧げ護摩木という特別な薪で焚いて祈る」

 という、「真言密教」の「秘法」のことです。
 「成田山新勝寺」における「火渡り修行」(開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行)では、上記のように「お願い事」と「お名前」を書いて「皆様」から奉納された「護摩木」が、「お不動さま」の「智慧の炎」が燃え盛る「護摩壇」に投じられ、「所願成就」が祈願されます。

 古式に則った「厳粛」な「修行」は、「道場」の「周り」に「ご参集」の「大勢」の「皆様」に見守られる中で粛々(しゅくしゅく)と執り行われます。
 それはまるで「成田山新勝寺」「境内全体」が浄化され、「霊験」あらたかな「雰囲気」に包まれるかのようだそうです。
 そして、「山伏」に扮した「僧侶たち」による「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」が行われ、「裸足」で「火渡り」をする「山伏」の「気迫」溢れる「表情」を間近でご覧いただけます。
 この「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」には、「ご参詣」にお出でになった「皆様」も、「ご体験」いただくことができるそうです。

 「成田」の「名刹」「成田山新勝寺」で行われる「古式」ゆかしい「伝統行事」「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」。
 この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」詳細

 開催日時 5月25日(日) 10時半〜

 開催会場 成田山新勝寺 成田市成田1

 問合わせ 成田山新勝寺 企画調整課 0476-22-2111

 備考
 「開運厄除柴灯大護摩供・護摩木祈願火渡り修行」の「火渡り修行」は「正式」には「火生三昧耶法」というそうです。
 「火生三昧耶法」ですが、「心」を静めて一つの事に集中し、「身体」から「智慧の炎」を生じる「お不動さま」と「一体」となる「修行」で、「子供」から「年配の方」まで「誰」でも参加できるそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2102 |
| 地域情報::成田 | 10:59 AM |

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