本日二つ目にご案内するのは、近隣市「匝瑳市」「八重垣神社」で8月4日(日)・5日(月)に開催されます「八重垣神社祇園祭」です。
「匝瑳市」は、平成18年(2006年)1月23日、「八日市場市」と「野栄町」が合併して誕生しました。
「匝瑳市」は、「千葉県」の「北東部」に位置し、「首都」「東京」からは70km圏、「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)からは「車」で30分の「距離」にあります。
「匝瑳市」の「市」の「中心部」を「JR総武本線」と「国道126号線」が「東西」に走り、「成田方面」とは「国道296号線」で結ばれています。
「匝瑳市」の「市」の「総面積」は、101.78平方kmで、「みどり」豊かな恵まれた「大自然」と「歴史」のある「まち」です。
「匝瑳市」の「市」の「北部」は、「谷津田」が入り組んだ「複雑」な「地形」の「台地部」となっており、「里山」の「自然」が多く残されています。
「匝瑳市」の「南部」は、「平坦地」で「市街地」を除いてほとんどが「田園地帯」となっており、「白砂青松」の続く「九十九里浜」(九十九里海岸)(2012年5月11日のブログ参照)に面しています。
「匝瑳市」の「気候」は「海洋性」の「温暖」な「気候」で、「年間平均気温」は15度、「東京」周辺に比べると、「夏」涼しく「冬」暖かい、とても過ごしやすい「土地柄」です。
「匝瑳市」では、「冬」でもほとんど「降雪」は見られないそうです。
「八重垣神社」は、「匝瑳市」「八日市場」「東本町」に鎮座している「神社」で、「旧社格」は「村社」で「御祭神」は「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」、「事代主命(ことしろぬしのみこと)」、「倉稲魂(うがのみたま)」を祀っています。
「八重垣神社」は、「嵯峨天皇」の弘仁2年(812年)に「物部朝臣匝瑳連足継」公が「鎮守府将軍」としてこの地を廻り、「祖神」たる「物部小事(ものべのおごと)」(「物部匝瑳連」の「祖」)直筆に係わる「八雲の神詠」を奉祀するために「出雲の神」を奉載し「牛頭天王社」として祀った事に始まる事に始まるといわれています。
「八重垣神社」では、正中2年(1314年)、永徳元年(1381年)に「社殿」を改修、享禄3年(1666年)と「社殿」を改築し「社名」を「福岡明神」と改め、「神輿」を新造して「祇園祭」を執行したのが、今日(こんにち)の「八日市場の祇園祭」の「創始」とされています。
「八重垣神社祇園祭」の「歴史」ですが、残っている「文献」が少なく、「歴史資料」が乏しいようですが、「見徳寺」に所蔵する「古文書」によりますと、
「祇園会は元禄十年(1697年)の頃なり、別当見徳寺始め毎年天王宮免田米をもって祭礼す。」
とあり、これを「祇園祭」の「起源」とみることができます。
さらに別の「古文書」によりますと、
「正徳三年(1713年)六月十九日、門前へ初めて神輿を本振りなり」
とあり、この頃に「神輿」が担がれるようになったようです。
「祇園祭」特有の「お囃子」が登場するのは明治中期以降でその「伝承」の「経過」から「通称」「三川囃子」と呼ばれています。
また「神輿渡御」が盛り上がると「匝瑳市」では「町同士」の「紛争」が絶えなかったそうです。
そこで解消する「方策」として大正時代からは「神輿連合渡御」が行われるようになり、それが現在も承継されています。
「八重垣神社祇園祭」は、毎年8月4日・5日に行われる「匝瑳市」きっての「お祭り」で「八重垣神社」を中心に「10町内」から合わせて「20数基」の「神輿」が繰り出されます。
「八重垣神社祇園祭」では、「笛」や「太鼓」の「軽快」な「お囃子」に合わせ、担がれる「神輿」はこの「地方特有」の「スタイル」で、
「あんりゃぁどした」
という「威勢」のいい「かけ声」で練り歩く「姿」は、見ている者も「心」が踊ってしまうそうです。
また「八重垣神社祇園祭」は、「神輿」の「行列」に「冷水」を浴びせかけるのも「特徴」です。
従来「女性」は「神輿」を担ぐことは許されませんでしたが、「八重垣神社祇園祭」では、「女人禁制」の「旧例」が緩和されて、「女神輿」が繰り出されるようになっています。
この「女神輿」は、「全国」でも極めて珍しい「女性」だけが担ぐ「神輿」として「注目」を集めています。
また8月4日の「夕方」から「威勢」のいい「女性たち」により「男たち」に負けじと「各町内」から「10基」の「神輿」が渡御されます。
「八重垣神社祇園祭」の「ハイライト」は何といっても「神輿連合渡御」です。
「八重垣神社祇園祭」「神輿連合渡御」ですが、8月5日の「午前」に「匝瑳市立八日市場小学校」に「10町内」から集まった「20基」以上の「神輿」と「囃子連」が、延々と連なって「匝瑳市」「八日市場」の「市街」を練り歩きます。
「八重垣神社祇園祭」「神輿連合渡御」では、「夕刻」になり「八重垣神社」に次々と「神輿」や「囃子連」が入る前に「祭り」の「活気」が「最高潮」に達し、「担ぎ手たち」の「力」の入った「渡御」がみられるそうです。
ちなみに「八重垣神社祇園祭」の毎年50000人もの「人出」が見込まれる「人気」の「お祭り」です。
「由緒」ある「八日市場」の「寺社」「八重垣神社」「匝瑳市」を代表する「勇壮」な「伝統行事」「八重垣神社祇園祭」。
この機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「八重垣神社祇園祭」詳細
開催日時 8月4日(日) 7時〜22時
8月5日(月) 10時半〜22時
開催会場 八重垣神社 匝瑳市八日市場イ2939
問合わせ 匝瑳市産業振興課 0479-73-0089
備考
「八重垣神社祇園祭」の今年(2013年)の「年番長」は「田町区」だそうです。
「匝瑳市」では、7月25日(木)に開催されました「駒まね」「第18回市場まつり」(2013年7月24日のブログ参照)に合わせて「本町通り」に「地井武男記念館」がオープンしています。
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地域情報::匝瑳 | 06:17 PM |