本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「伊能忠敬記念館」で7月30日(火)〜9月23日(祝・月)の期間開催されます「収蔵品展」です。
「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)は、言わずと知れた「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させ、「日本」の「歴史上」はじめて「国土」の「正確」な「姿」を明らかにした江戸時代の「商人」・「測量家」で、「佐原」にゆかりのある「人物」です。
「伊能忠敬」は、「九十九里」に生まれ、「佐原」で「伊能家」に「婿養子」に入り「財」を築き、「齢(よわい)」50にして、「測量」・「天文学」を「江戸」で修め、56歳から「日本各地」で「測量」をはじめ、上記のように1800年(寛政12年)から1816年(文化13年)まで、足かけ17年をかけて「全国」を測量をした「大日本沿海輿地全図」という「日本全土」の「実測地図」「伊能図(いのうず)」を完成させ、「日本国」の「歴史上」はじめて「国土」の「正確」な「姿」を明らかにしました。
また「伊能忠敬」は、「日本」で初めて「金星」の「子午線経過」を観測した「人物」でもあります。
「伊能忠敬」ゆかりの「佐原」は、昔から「商業」、「醤油造り」、「酒づくり」等が盛んで、「水郷一帯」の「米の集散地」であった「佐原」では、江戸時代から近年まで「川港」として、「舟便」の「往来」で賑わい、特に「佐原」市内中心を流れる「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)沿いには昔ながらの「家並み」が残り、「やなぎ並木」と共に古きよき時代がしのばれます。
「江戸文化」を色濃く残す「香取市」「佐原」には、数多くの「歴史的・文化的建造物」が立ち並び、「佐原の町並み」は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
現在「香取市」「佐原」は、「水郷筑波国定公園」(2012年8月3日のブログ参照)の「表玄関」であり、「観光都市」として、「江戸文化」を「生活」に持ち続けている「まち」として知られています。
「伊能忠敬記念館」(2012年4月24日・2011年3月8日のブログ参照)では、「醸造業」などを営む「豪商」の「伊能家」へ17歳で「婿養子」に入り、「家運」を盛り立て「佐原の名主」として活躍した「前半生」、そして49歳で隠居してのち「江戸」に出て「勉学」に励み、55歳から71歳まで計100回にわたって「全国測量」を行った「伊能忠敬」の「人生」を「年代順」に追って紹介しています。
平成22年6月、「伊能忠敬」が残した「資料」2345点が「国宝」に指定され、「香取市」では、「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)所蔵の「海獣葡萄鏡」に続き、「千葉県内」では57年ぶり「4件目」の「国宝」指定となりました。
「伊能忠敬記念館」では、「国宝」に指定された「重要文化財」となっている「測量器具」や「伊能図」の数々が、「地球1周分の距離を測定」して歩いたという「伊能忠敬」の「業績」をしのばせ、その「結晶」ともいえる「正確さ」と「芸術的な美しさ」を備えた「地図」は必見です。
また「伊能忠敬記念館」の「小野川」をはさんだ「対岸」には「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)があります。
「収蔵品展」ですが、「伊能忠敬記念館」の「催し物」です。
「伊能忠敬記念館」では、「記念館所蔵」の「国宝」を「資料保護」のため、「2ヶ月」ごとに展示、公開しており、「伊能図」を中心に「収蔵品展」として「記念館所蔵資料」を公開、展示しています。
「収蔵品展」は、今回で「68回目」を迎えています。
「佐原の偉人」「伊能忠敬」の「功績」を讃(たた)え、数多くの「関連資料」を所蔵している「伊能忠敬記念館」で開催される「収蔵品展」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「収蔵品展」詳細
開催期間 7月30日(火)〜9月23日(祝・月)
開催会場 伊能忠敬記念館 香取市佐原イ1722-1
開館時間 9時〜16時半(最終入館16時)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料 大人500円 小中学生250円
問合わせ 伊能忠敬記念館 0478-54-1118
備考
「伊能忠敬記念館」の「小野川」をはさんだ「対岸」にある「伊能忠敬旧宅」は、「復旧工事」のため、「閉館中」だそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1767 |
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地域情報::香取 | 12:52 PM |