本日ご案内するのは、となりまち「旭市」「玉崎神社」で7月30日(火)に開催されます「輪くぐり」・「献灯祭」です。
「玉崎神社」(2012年1月1日のブログ参照)は、「旭市」「飯岡」(下総国海上郡)にあり「神社」で「下総国二宮」(論社)で、「旧社格」は「郷社」です。
「玉崎神社」の「御祭神」ですが、「玉依姫尊(たまよりひめのみこと)」(玉依毘売命)を「主祭神」として「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を配祀しています。
「玉崎神社」ですが、「社伝」によりますと、景行天皇40年の「創建」とされています。
「玉崎神社」の「由緒」ですが、以下のように伝えられています。
「日本武尊」が「東征」の折、「相模」より「上総」に渡ろうとして「海難」に遭った際、「弟橘媛(おとたちばなひめ)」が
「これは海神の御心に違いない」
と言って入水されたことで、無事「上総国」に着くことができ、更に「海路」「葦浦」(現「鴨川市吉浦」)を廻り「下総」「玉の浦」(現「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照))に渡ることができたそうです。
そこで「日本武尊」は、その「霊異」を畏(かしこ)み、「海上平安」、「夷賊鎮定」のために、「玉の浦」の「東端」「玉ヶ崎」に、「海神」の「娘」であり「神武天皇」の「母」である「玉依姫尊」(玉依毘売命)を祀ったと伝えられています。
後世「玉ヶ崎」を「竜王岬」と言うようになったのは、「海神」を「竜宮の神」に付会して
「竜王の鎮まり坐す崎」
としたためといわれています。
「茅の輪」ですが、「正月」から「半年間」の「罪穢(けが)れ」を祓う「夏越しの大祓」で執り行われ、「茅草」で作られた「大きな輪」をくぐると「疫病」や「罪」が祓われるとされています。
「茅の輪」は、「神社」にもよりますが、6月から7月にかけて行われています。
「具体的」な「茅の輪」の「方法」ですが、「この輪」を「左回り」、「右回り」、「左回り」の「順」で「∞」の「字」を描くように「3回」くぐり抜けて参拝します。
これらは「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」にまつわる「故事」に由来する「行事」です。
「茅輪神事」は、「ちのわしんじ」と読んで、他に「輪越祭」「茅の輪くぐり」とも言われています。
「茅(ち=かや)」とは、「茅萱(ちがや)」、「菅(すげ)」、「薄(すすき)」などの「総称」で、この「輪」をくぐり越えて「罪」や「穢れ」を取り除き、「心身」が「清らか」になるようにお祈りするものなのだそうです。
「輪くぐり」・「献灯祭」ですが、7月30日(火)に「玉崎神社」で行われる「神事」です。
「輪くぐり」は、「玉崎神社」「境内」に設けられた「茅の輪」をくぐり「半年」の「罪穢れ」を祓う「行事」「夏越しの祓」です。
「夏越しの祓」ですが、本来は「旧暦」6月30日に行われ、「人形」の「御神札」で「からだ」をぬぐい、「息」を吹きかけ「神前」に納めます。
「献灯祭」では、「玉崎神社」「境内」に「短歌」・「俳句」・「書」・「絵」の貼られた「燈籠」がともり、「玉崎神社」は、ほのかな「光」に彩られるそうです。
また「玉崎神社」では、17時からは「子ども神輿」や「バザール」も開催されるそうです。
「旭市」「飯岡」に鎮座する「下総国二宮」「玉崎神社」で開催される「神事」「輪くぐり」・「献灯祭」。
この機会に「旭市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「輪くぐり」・「献灯祭」詳細
開催日時 7月30日(火) 18時〜
開催会場 玉崎神社 旭市飯岡2126
問合わせ 玉崎神社 0479-57-2278
備考
「玉崎神社」の「本殿」は昭和48年(1973年)3月2日、「拝殿」は平成17年(2005年)3月29日に「千葉県」の「県有形文化財」に指定され、「社宝」の「古瀬戸狛犬」一対は、その「形状」「面貌」等「特色」ある「品」であることから平成3年(1991年)3月18日、同じく「県有形文化財」に指定されています。
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