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「小見川祇園祭」(香取市)
 本日二つ目にご案内するのは、となりまち「香取市」「JR小見川駅」前「市街地」「須賀神社」周辺で7月19日(金)〜21日(日)の期間開催されます「小見川祇園祭」です。

 「JR小見川駅」は、「香取市」「小見川」にある「東日本旅客鉄道」(JR東日本)「JR成田線」の「駅」です。
 「JR小見川駅」は、「相対式ホーム」2面2線を有する「地上駅」で、「ホーム」は嵩上げされておらず、2つの「ホーム」は「跨線橋」で結ばれています。
 「JR小見川駅」は、「JR佐原駅」「管理」の「直営駅」で、「みどりの窓口」(営業時間6時45分〜20時00分)・「簡易Suica改札機」が設置されています。

 「JR小見川駅」の「歴史」ですが、以下のようになっています。

 1931年(昭和6年)11月10日  国有鉄道の駅として開業。旅客・貨物取扱い。

 1974年(昭和49年)2月1日  貨物扱い廃止。

 1987年(昭和62年)4月1日  国鉄分割民営化により、JR東日本に継承。

 2009年(平成21年)3月14日  ICカード「Suica」サービス開始。東京近郊区間に組み込まれる。

 「JR小見川駅」周辺には、「香取市役所小見川区事務所」(旧・小見川町役場)、「小見川文化会館」、「小見川城跡(城山公園)展望台地」、「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)「水郷おみがわ花火大会会場」(2012年7月29日・2011年7月28日・6月15日・2010年7月28日のブログ参照)、「千葉県立小見川高等学校」、「千葉県立水郷小見川少年自然の家」、「小見川B&G海洋センター」等があります。

 「水郷の小江戸」「佐原」の「東」、「銚子」へ向かう途中に「小見川」があり、「小見川」は、江戸時代から「利根川舟運」の「中継港」、「街道」の「要衝」、「宿場町」、さらに「小見川藩」の「陣屋町」として発展していた「まち」です。
 「小見川」は、現在の「国道356号線」である「佐原銚子街道」と「地方道28号線」である「旭街道」が合流し、江戸時代初期にはすでに「小見川宿」となっていましたが、「周辺舟運」を背景に「町場化」していったそうです。
 「小見川」は、「銚子」から「江戸」間を結ぶ「内川廻り」の「中継港」に加え、「周辺農村」及び「干潟地方」から「八日市場方面」に渡る「広域米」や「諸産物」を集め、「江戸方面」へ積み出す「利根川水運」の「集散地」と発展しました。
 当時の「小見川」では、2と7の「日」には「六斎市」が開かれ、他に「須賀神社」、「妙剣神社」の「祭礼市」も開かれるほど賑わったそうです。
 江戸期の「小見川」は「本町」・「新町」を初め「8町」に分かれる規模で、「醸造業」も盛んに発達し、「醤油」5軒、「酒造」4軒、「濁酒」5軒の「記録」があり、現在も「小見川」には1軒の「酒蔵」と、1軒の「醤油醸造業」が存続しているようです。

 「小見川祇園祭」は、「小見川」の「市街地」で行われる「祇園祭」で、6台の「屋台」(山車)が出ることで知られています。
 「小見川祇園祭」は、毎年7月の「第3週」の「金・土・日」に行われており、「屋台」(山車)の「曳き廻し」は「土・日」のみ行っています。
 「小見川祇園祭」は、寛永16年(1639年)より始められたといわれており、「利根川水運」の「港町」として栄えた「江戸文化」の「粋」が見られます。

 「小見川祇園祭」では、「佐原」の「山車」と同様の「二層構造」(二層式)の「屋台」(山車)ではありますが、「屋台」「上部」(大天上)には「屋根」を上げて「歌謡」が披露され、また「屋台」の前では「手古舞(てこまい)」の「流れ」をくむ「手踊り」が披露されます。
 「手古舞」とは、本来「山王祭」や「神田祭」を中心とした「江戸」の「祭礼」において、「山車」を警護した「鳶職」のことで、また「てこまえ」といい、現在一般には、この「てこまえ」の「姿」を真似た「衣装」を着て「祭礼」その他の「催し物」で練り歩く「女性たち」のことをいうそうです。
 「小見川祇園祭」の「芸座」(囃子)は、「小見川」周辺の「集落」を「単位」とした「芸座連」が「屋台」に乗っています。

 上記のように「小見川祇園祭」は、江戸時代の寛永16年(1639年)から始められたといわれており、「須賀神社」の「祭礼」であり、「京都」「八坂神社」「祇園祭」の「流れ」を組むものだそうです。
 「神事」の「神輿」の「渡御」に付随する「屋台」の「曳き廻し」が、「小見川祇園祭」の「特徴」で、「二層式」になっている「屋台」の「彫物」・「色彩」があでやかで、「一階」は「お囃子」、「二階」は「演芸場」となり、「各屋台」とも「芸人さん」の「芸」が披露されます。
 「小見川祇園祭」では、「小見川藩一万石」の「城下町」、「利根川水運」の「河港」として栄えた「小見川」の当時の「江戸文化」の「粋(いき)」が随所に取り入れられています。

 「小見川祇園祭」は、7月19日(金)の「午前中」に行われる「御神輿渡御」から始まり、7月20日(土)には、9時から22時まで「六町」(本町、小路町、南下宿町、北下宿町、川端町、仲町)による「屋台」の「曳き廻し」、「大根塚」・「八日市場」の「御神輿」「共演」が行われ、7月21日(日)には、9時から22時まで「六町」(本町、小路町、南下宿町、北下宿町、川端町、仲町)による「屋台」の「曳き廻し」、19時から「砂切」・「曳き別れ」・「のの字廻し」が行われます。
 ちなみに「小見川祇園祭」の今年(2013年)の「年番町」は「本町」だそうです。

 「小見川祇園祭」「屋台」の「町内名」、「額字」、「主な彫物」、「芸座連」ですが、以下の通りとなっています。

 「町内名」        「額字」  「主な彫物」  「芸座連」

 本町(ほんまち)       本町    獅子、龍   清水芸座連

 仲町(なかまち)       仲町    龍      内野芸座連

 川端町(かわばたちょう)   額はない  鷹      木内芸座連

 小路(しょうじ)       小路    忠臣蔵    野田芸座連

 北下宿(きたしもじゅく)   額はない  龍、獅子   下小川芸座連

 南下宿(みなみしもじゅく) 額はない         羽根川芸座連

 「小見川祇園祭」では、近年、「小見川市街地」を流れる「黒部川」(2012年3月10日のブログ参照)に「ぼんぼり」をつるし「黒部川イルミネーション点灯」として「風情」を醸し出したり、「大橋」の上で「住民」による「踊り」や「音楽」などの「披露」が行われ、「小見川祇園祭」と共に「小見川」の「まち」を盛り上げていました。
 「黒部川イルミネーション点灯」ですが、一昨年(2011年)に起こった「東日本大震災」から2年あまり、「黒部川」に「イルミネーション」が帰ってくるそうです。
 「黒部川イルミネーション点灯」は、7月20日(土)から8月16日(金)の「期間」行われ、「黒部川イルミネーション点灯」の「初日」の7月20日(土)には18時30分から、「小見川祇園祭おまつり広場」にて「点灯式」が開催されます。
 「黒部川イルミネーション点灯」の「メッセージテーマ」は「夢」で、地元「小見川」の「子どもたち」による「夢」・「願い事」が「ぼんぼり」に書かれており、約450個の「ぼんぼり」が「黒部川」を灯します。

 また「小見川祇園祭」では、「おまつり&にぎわいやたい広場」が7月20日(土)・21日(日)の「2日間」開催するそうです。
 「場所」ですが、「おまつり広場」は「明治堂駐車場」、「にぎわい広場」は「人見駐車場」、「やたい広場」は「二光駐車場」となっています。
 「おまつり広場」では、「特設ステージ」で「踊り」などを披露するほか、「にぎわい広場」「やたい広場」では「軽飲食」を販売するそうです。

 「小見川」の「中心市街地」「JR小見川駅」前「市街地」「須賀神社」周辺で開催される「歴史」ある「須賀神社祭礼」「小見川祇園祭」。
 この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「小見川祇園祭」詳細

 開催期間 7月19日(金)〜21日(日)

 開催会場 JR小見川駅前市街地 須賀神社周辺 香取市小見川

 問合わせ 香取市商工観光課 小見川担当 0478-82-1117
 小見川にぎわい事業実行委員会(香取市商工会内) 0478-82-3307

 備考
 「小見川祇園祭」は、「雨天決行」で開催される「お祭り」です。
 「小見川祇園祭」の「お祭り区域」の「一部」で「交通規制」が行われますのでご注意下さい。

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| 地域情報::香取 | 06:47 PM |

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