本日二つ目にご案内するのは、となりまち「香取市」「山倉大神」で4月7日(日)に開催されます「山倉の白川流十二座神楽」です。
「山倉大神」(2010年12月3日のブログ参照)は、「香取市」「山倉」(下総国香取郡)にある「神社」で、「社格」は「村社」です。
「山倉大神」の「御祭神」は、「高皇産霊大神(たかみむすびのおおかみ)」、「建速須佐男大神(たてはやすさのおおおかみ)」、「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」を祀っています。
「山倉大神」の「由緒」ですが、弘仁2年(811年)の「創建」で、「大六天王社」の「総社」として古くから「人々」の「信仰」を集めており、「山倉大神」の現「本殿」は安永7年(1778年)に建立されたものだそうです。
江戸期までは「真言宗」「山倉山」「観福寺」「別当」でありましたが、明治の「神仏分離令」により「大六天王」を「観福寺」に遷座、明治3年(1871年)「山倉大神」と改め、上記のように「高皇産霊大神」、「建速須佐男大神」、「大国主大神」を「御祭神」としました。
「山倉大神」の「本殿」は、「間口」、「奥行き」共に4.5mの「木造」・「銅板葺き」・「権現造り」で、「山倉大神」は、「香取市」の「市指定文化財」に指定されています。
「山倉の白川流十二座神楽」は、「香取市」「山倉」の「山倉大神」で行われている「伝統芸能」です。
「山倉大神」の「神楽」の「はじまり」は定かではありませんが、明治の中期から「村」をあげて「天下太平」、「万民法楽」、「五穀豊穣」を願って「白川流十二座神楽」を奉納し、現代に至っています。
「山倉の白川流十二座神楽」は現在、昭和42年に結成された「山倉芸能保存会」により受け継がれています。
「山倉の白川流十二座神楽」は、長い間、4月3日に奉納されていましたが、今は「4月」の「第1日曜日」に奉納されています。
「山倉の白川流十二座神楽」の「演目」ですが、以下の通りとなっています。
1 猿田彦
2 稚児(幣束)舞
3 天鈿女之命
4 手力男之命
5 八幡
6 三宝荒神
7 稚児(扇)舞
8 恵比寿・火男
9 田神(稲荷)
10 保食之命
11 種播
12 〆切(須佐男之尊)
「神楽」「白川流」については「第65代花山天皇」の「王子」・「清仁親王」の「王子」「延信王」が、「神祇伯」(大宝令に制定された神祇の祭祀を司り、諸国の官社を総管した神祇官の長官)に任じられ、「明治維新」までその「後胤」が世襲してきた「白川家」に伝わる「神道」の「流れ」と考えられています。
「歴史」ある「古社」「山倉大神」に伝わる「伝統芸能」「山倉の白川流十二座神楽」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「山倉の白川流十二座神楽」詳細
開催日時 4月7日(日) 13時〜17時頃
開催会場 山倉大神 香取市山倉2347-1
問合わせ 香取市生涯学習課 0478-50-1224
備考
「山倉の白川流十二座神楽」の現在演じられている「舞」の「原型」を確立させ、「指導」されたのは、「菅谷新之助」氏なのだそうです。
「山倉の白川流十二座神楽」は、「香取市」の「市指定無形民俗文化財」にも指定されています。
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地域情報::香取 | 06:41 PM |