本日二つ目にご紹介するのは、となりまち「香取市」「宇賀神社」境内「山田公民館」「視聴覚室」で2月24日(日)に開催されます「巨樹・古木フォーラムinかとり」です。
「宇賀神社」は、「香取市」「府馬地域」を通る「地方道28号線」から500m程「北東」に入った「丘」の「上」に鎮座しています。
「宇賀神社」の「御祭神」ですが、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」を祀っています。
「宇賀神社」の「由緒」ですが、宝亀4年(西暦773年)3月9日「宇気母知神」を勧請し、文化7年「稲荷本宮」より「神階」「正一位」を与えられました。
「宇賀神社」の「後方」は、昔「この地」の「武士団」が「勝鬨(かちどき)」の「声」をあげた場所として、「鬨の台」と呼ばれており、また「鯨波台」や「時之台」とも呼ばれているそうです。
「宇賀神社」には、「大楠」と「拝殿」、「天満宮」、「御神燈」と「手水石」があります。
「宇賀神社」で有名なのが「大楠」で、「大楠」は「樹齢」1300年〜1500年と言われている「タブノキ」で、「千葉県」では一番太い「タブノキ」だそうです。
「大楠」の「根元」には、「石祠」があり、正徳元年(1711年)の「銘」が「石祠」に刻まれています。
「宇賀神社」の「裏側」には「展望公園」「大クス展望公園」があり、「公園」からは、「茨城県」「鹿嶋方面」が良く見えるそうです。
「山田公民館」(山田農業構造改善センター)は、「香取市役所」「山田支所」に隣接し、「山田公民館」「ホール」は「288席」の「電動イス」が整備され「コンサート」や「講演会」等「多目的」に利用ができる「公共施設」です。
「山田公民館」には、その他「研修室」、「料理実習室」、「視聴覚室」など様々な「イベント」に対応できるそうです。
「山田公民館」の「施設概要」ですが、1階が「図書室」、「研修室1」(定員30人)、「料理実習室」(調理台7台)、「食品加工室」、「ホール」(定員500人)となっており、2階が「視聴覚室」(定員100人)、「講義室」(定員30人)、「実習室」(定員20人)、「研修室2」(定員50人)、「和室」(42畳)となっています。
「山田公民館」「ホール」には、上記のように「288席」の「電動イス」が設備されていて、「コンサート」や「講演会」などに利用でき、「電動イス」を収納すれば、「会議」や「ダンスパーティ」等、「多目的」に利用できます。
「府馬の大クス」(2011年2月28日のブログ参照)は、「香取市」「府馬」にある「クスノキ科」の「タブノキ」の「巨樹」で、「国」の「天然記念物」として1926年(大正15年)に指定されています。
「府馬の大クス」は、「水田」に突き出した「標高」47mの「丘陵地」の「坂道」を登り詰めた「府馬」の「高台」に、どっしりと構えているように立っています。
「府馬の大クス」は、小さな「お社」が祀られている「宇賀神社」の「境内」一面を「枝」が覆っているため、「辺り」は「日中」でもほの暗く、「鳥居」をくぐって一歩踏み込むや、「巨樹」の放つ「気」に圧倒されます。
「府馬の大クス」は、「樹高」約20m、「根周り」約27.5m、「幹周り」約12m、上記のように「樹齢」1300年から1500年とも言われており、「幹」の「太さ」、「高さ」などから「タブノキ」では「わが国最大」ではないかと思われています。
「根」は隆起し、「幹」は凹凸(おうとつ)が多く、「枝」の「張り」は約16mから18mに及ぶ「大樹」「大クス」「府馬の大クス」は、昭和44年の「調査」で、実(じつ)は「タブノキ」であることが判明しました。
これは、当時「府馬の大クス」を俗に「イヌグス」と呼んでいましたためで、「府馬の大クス」の「周囲」にも大きい「タブノキ」の「木」が数本ある中、北方に「一樹」、「斜め」に成長している「木」を「子グス」と呼び、今では独立した「木」のようですが、江戸時代の元禄元年に「大クス」「北側」の「枝」が「地上」に垂れて「根」を張った「木」であると考えられているそうです。
「府馬の大クス」は、上記のように、1926年(大正15年)10月20日に「国指定天然記念物」となり、2001年(平成13年)に「環境省」の「かおり風景100選」にも選定されました。
また「府馬の大クス」のある「宇賀神社」の「境内」の「裏」には、上記のように「公園」があり、「公園」内には「展望台」が設置され、「黒部川」(2012年3月10日のブログ参照)沿いの「千丈が谷(せんじょうがやつ)」と呼ばれる「」「水田」や「穀倉地帯」、「小見川市街地」、「鹿嶋方面」を望むことができ、2006年(平成18年)、「千葉県」の「ちば眺望100景」に選定されました。
この度(たび)「香取市」では、「香取市」「府馬」の「宇賀神社」「境内」にある「国指定天然記念物」の「タブノキ」「府馬の大クス」などを「事例」に、「講演」や「フォーラム」(パネル討論(ディスカッション))を行う「巨樹・古木フォーラムinかとり」が開かれることになりました。
「巨樹・古木フォーラム」は、「人々」と「樹木」の「つながり」や「歴史」を受け継ぐ「巨樹」・「古木」の「保存」、「樹木」との「ふれあい」、「体験」を「目的」に開催されている「フォーラム」です。
「巨樹・古木フォーラムinかとり」は、「参加費」無料の「催し」で、「宇賀神社」「境内」で「府馬の大クス」「現地見学」を行い、その後「山田公民館」「視聴覚室」を「会場」に「フォーラム」を行うそうです。
「府馬の大クス」「現地見学」は、2月24日(日)の10時〜12時に行われる「催し」です。
「府馬の大クス」「現地見学」では、「樹木医」が「国指定天然記念物」「府馬の大クス」について「ガイド」し、「ガイド」は「時間内」随時行うそうです。
「山田公民館」で行われる「巨樹・古木フォーラムinかとり」「フォーラム」は、「樹木」の「治療」や「保護」などの「技術」を有する「植物のお医者さん」である「樹木医」を中心に、2002年に立ち上げた「NPO法人」「木の生命を守る会」の「主催」で行われます。
(「巨樹・古木フォーラム」第1回大会は、「千葉市」で開催され、今回で7回目だそうです。)
「巨樹・古木フォーラムinかとり」「フォーラム」では、「地域」を見守る「大クス」の「保全活動」、「文化財」としての「価値」などについて行われるそうです。
「巨樹・古木フォーラムinかとり」「フォーラム」では、「講演」・「パネルディスカッション」・「パネル展示」が行われます。
「巨樹・古木フォーラムinかとり」の「講演内容」・「パネルディスカッション」・「パネル展示」は以下の通りです。
「講演内容」(会場・香取市山田公民館視聴覚室)
「基調講演」
「松原功」氏 「地域における巨樹・古木の保全について」
「講演」1
「繪鳩(えばと)昌之」氏 「文化財としての府馬の大クスについて」
(香取市文化財保護審議会委員)
「講演」2
「高野光利」氏 「国天・府馬の大クス保全事例」
「講演」3
「鈴木一夫」氏 「府馬の大クスと地域住民のふれあい」
(元 府馬の大クス保存対策委員)
「講演」4
「有田和實」氏 「小見川城山公園サクラ復活について」
「パネルディスカッション」
「コーディネーター」「富塚武邦」氏
「パネラー」「講演者」5名
「司会」「久本洋子」氏(東京大学 千葉演習林)
「パネル展示」
「千葉県内」の「巨樹古木」の「紹介」・「樹木医」の「活動」など、「パネル展示」
「香取市」を「舞台」に「国指定天然記念物」「府馬の大クス」を事例に行われる「フォーラム」「巨樹・古木フォーラムinかとり」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「巨樹・古木フォーラムinかとり」詳細
開催日時 2月24日(日) 10時〜
開催会場 宇賀神社 香取市府馬2395
山田公民館 香取市長岡1303-2
問合わせ 巨樹・古木フォーラムinかとり実行委員会 大木さん
香取市生涯学習課 0478-50-1224
備考
「府馬の大クス」や「タブノキ」がある「宇賀神社」は、上記のように宝亀4年(773年)「宇気母知神」を勧請したことに始まる「府馬地区」でも古い「神社」で、「府馬一帯」は「府馬城跡」で、中世、「府馬氏」が「砦(とりで)」を構えていたそうです。
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地域情報::香取 | 08:37 PM |