本日ご案内するのは、となりまち「旭市」「玉崎神社」で明日、1月15日(火)に開催されます「正月例祭」・「神的行事」です。
「玉崎神社」(2012年1月1日のブログ参照)は、「旭市」「飯岡」(「下総国」「海上郡」)にある「神社」で、「下総国二宮」(論社)、「旧社格」は「郷社」です。
「玉崎神社」の「御祭神」ですが、「主祭神」は「玉依姫尊(たまよりひめのみこと)」で、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を配祀しています。
「玉崎神社」の「由緒」ですが、「社伝」によりますと「景行天皇」40年の「創建」とされています。
「日本武尊」が「東征」の折、「相模」より「上総」に渡ろうとして「海難」に遭った際、「弟橘媛(おとたちばなひめ)」が
「これは海神の御心に違いない」
といって入水したので、無事「上総国」に着くことができ、「葦浦」(「鴨川市」「吉浦」)を廻り「玉の浦」(「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照))に渡ることができたそうです。
そこで「日本武尊」は、その「霊異」を畏(かしこ)み、「海上平安」、「夷賊鎮定」のために、「玉の浦」の「東端」「玉ヶ崎」に、「海神」の「娘」であり「神武天皇」の「母」である「玉依姫尊」を祀ったと伝えられています。
後世「玉ヶ崎」を「竜王岬」と言うようになったのは、「海神」を「竜宮の神」に付会して「竜王の鎮まり坐す崎」としたためといわれています。
「正月例祭」・「神的行事」では、「祈年祭」「流鏑祭」として「神庭」に「斎場」を設け、「弓矢」で「的」を射るとともに、「元朝」の「筒粥の神事」とあわせて、一年の「吉凶」を「卜占(ぼくせん)」するそうです。
「玉崎神社」「筒粥の神事」は、毎年1月7日に「宮司(ぐうじ)」・「禰宜(ねぎ)」にのみ厳粛(げんしゅく)に行われ、「一般非公開」なのだそうです。
「東総」の「古社」「玉崎神社」で行われる「新春恒例」の「神事」「正月例祭」・「神的行事」。
この機会に「旭市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「正月例祭」・「神的行事」詳細
開催日時 1月15日(火) 9時半頃〜
開催会場 玉崎神社 旭市飯岡2126
問合わせ 玉崎神社 0479-57-2278
備考
「玉崎神社」境内には、「昭和天皇御製碑」があり、「御製碑」には「あめつちの 神にぞいのる 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」とあります。
この「御歌」は、「昭和天皇」が昭和8年の「お歌会始」で、「天地の神様」に「世界の平和」を祈られて「お詠み」になった「御歌」だそうです。
「玉崎神社」では、「この歌」に「作曲」・「作舞」した「祭祀舞」である「浦安の舞」と「玉崎神社」独自の「祭祀舞」である「磐楠の舞」を、厳かな「雅楽」の「演奏」のもと、「三大祭」(1月15日・5月5日・10月15日)ごとに「神前」に奉納しているそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1508 |
|
地域情報::旭 | 10:44 AM |