本日ご案内するのは、近隣市「芝山町」「大宮神社」で明日、12月14日(金)に開催されます「あらい祭り」(大根祭り)です。
「芝山町」は、「千葉県」の「北東部」「北総台地」(下総台地)(7月10日のブログ参照)のほぼ中央に位置し、「山武郡」の「最北端」、「首都」「東京都」から60km圏の「地点」にあり、「東」は「多古町」、「南」は「横芝光町」と「山武市」、「南西」に「富里市」、「北」は「成田市」、「成田国際空港」(12月20日のブログ参照)に接しています。
「芝山町」は、「東西」8.4km、「南北」10.5km、「面積」43.47平方km、おおむね平坦で「東」に「高谷川」、「西」に「木戸川」が流れ、この「流域」は「稲作地帯」になっています。
また「芝山町」「北西部」の「丘陵地」では「畑作」がさかんです。
「芝山町」の「名称」は、昭和30年7月、「二川村」と「千代田村」が合併したとき、「議会」において「知名度」と「信仰的」に名高い「芝山仁王尊」「観音教寺」(2011年4月25日のブログ参照)、「歴史」に残る明治2年に設置された「柴山藩」のことなどを考慮して「芝山町」と称したそうです。
「大宮神社」は、毎年12月14日に160年以上続く「奇祭」・「あらい祭り」が行われることで知られています。
また「大宮神社」には「鳥居」がないことに気付きます。
「大宮神社」のある「山田地区」の「家々」では「門」がありません。
その理由(わけ)は、江戸時代「火災」が起こるのが「門」のある「家」ばかりだったという「謂(いわ)れ」があり、それ以来「神社」や「家」には「門」を置かなくなってしまったそうです。
「あらい祭り」は、「無病息災」・「火盗難除」・「五穀豊穣」の「祈願」を「目的」として行われる160年以上続く「お祭り」で、「あらい祭り」の「あらい」は「大根」を「宮司」等に投げつけることから「荒い」という「意味」ではないかといわれていますが、定かではないようです。
「あらい祭り」当日の「祭事」は、「鍋かけず」といい、この日は「各家」の「釜戸」には「火」を焚かず、「当番」の「家」に集まり、「神の食」を食べて「祭事」を祝います。
「祭壇」には、「大根」と「蕪(かぶ)」で造られた「男女」の「神物」が飾られ、「無病息災」を祈って「獅子舞」が行われ、「獅子」がその「神物」に出し、「子宝授恵」・「子孫繁栄」を願います。
「あらい祭り」(大根祭り)は、「合戦」に見立て、「男の子たち」が「宮司」などを「正面」から「社」に入れまいと、「カヤ」を詰めた「小屋」に「火」を放ち、「大根」を投げつけ「元気」に育っていると「証明」する「地域」の「神事」です。
「神社」においては、一か月前から「男の子たち」が「カヤ」を集め、「竹」で「やぐら」を組み、その「カヤ」を詰めて「小屋」を作ります。
「合戦」に見立てたもので、「神社」は「城」ということになります。
「宮司」等を「正門」から入れまいと「小屋」に「火」を放ち、「大根」を「宮司」等に投げ、阻止し、「元気」に育っている「証明」としています。
「あらい祭り」は、地元「芝山町」では「通称」「大根祭り」とも呼ばれており、この日に使う「大根」も「子どもたち」が「近所」の「畑」から採り用意します。
その後、「神前」では「七五三(しちごさん)」と、「昔」の「元服(げんぷく)」にあたる「15歳」になる「子どもたち」の「祝い」の「儀式」が執り行われるそうです。
「芝山町」「山田地区」の「大宮神社」に160年以上続いている「奇祭」「あらい祭り」。
この機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「あらい祭り」(大根祭り)詳細
開催日時 12月14日(金) 11時〜15時
開催会場 大宮神社 山武郡芝山町山田
問合わせ 芝山町まちづくり課産業振興係 0479-77-3918
備考
「あらい祭り」(大根祭り)が行われる「芝山町」「山田地区」にまつわる「小話」ですが、上記のように「芝山町」「山田地区」の「家」や「神社」には「門」がなく、「あらい祭り」が行われる「大宮神社」にも「鳥居」がありません。
江戸時代まではあったそうですが、江戸後期、「火事」が相次ぎ、そのどれもが「門」のある「家」であったことから、それ以来、「この辺り」では「門」を置かなくなったといわれています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1453 |
|
地域情報::成田 | 08:13 AM |