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「新嘗祭(にいなめさい)」(香取市)
 本日三つ目にご案内するのは、となりまち「香取市」「香取神宮」で今週末の11月23日(祝・金)に開催されます「新嘗祭(にいなめさい)」です。

 「香取神宮」(2010年11月5日・6日のブログ参照)は「香取市香取」にある「神宮」で「創建」は「神武天皇」の「御代18年」と伝えられ、「御祭神」は「日本書紀」の「国譲り神話」に登場する「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」です。
 「香取神宮」は「下総国一の宮」で、明治以前に「神宮」の「称号」を与えられていたのは、「伊勢」・「香取」・「鹿島」(2010年11月8日・9日・10日のブログ参照)のみという「わが国屈指」の「名社」です。

 「香取神宮」「本殿」・「中殿」・「拝殿」が連なる「権現造」の「社殿」は、「鹿皮」のような「色」をした「桧皮葺」の「屋根」に「黒塗り」の「姿」が実に美しい「建築物」となっています。
 また「宝物」の中には、「国宝」の「海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)」や「国指定重要文化財」の「小瀬戸黄釉狛犬(こせとおうゆうこまいぬ)」、「双竜鏡(そうりゅうきょう)」などがあり、「国・県指定」の「文化財」だけでも200点余を「所蔵・所有」しています。

 「新嘗祭」は、「宮中祭祀」のひとつで、「大祭」、「収穫祭」にあたるもので、11月23日に、「天皇」が「五穀」の「新穀」を「天神地祇(てんじんちぎ)」に進め、また「自ら」もこれを食して、その年の「収穫」に感謝します。
 「新嘗祭」は、「宮中三殿」の近くにある「神嘉殿」にて執り行われるそうです。

 「日本」では、古くから「五穀」の「収穫」を祝う「風習」がありました。
 その年の「収穫物」は「国家」としてもそれからの一年を養う大切な「蓄え」となることから、大事な「行事」として飛鳥時代の「皇極天皇」の「御代」に始められたと伝えられています。
 「新嘗祭」は、一時中断されたそうですが、元禄時代の「東山天皇」の「在位中」に復活したそうです。
 1873年の「太陽暦」採用以前は「旧暦」の11月の2回目の「卯の日」に行われていました。

 1873年から1947年までは「同名」の「祝祭日」(休日)となっており、1948年以降も「勤労感謝の日」として「国民」の「祝日」になっています。
 「新嘗祭」自体は「伊勢神宮」及びそれに連なる「神社」の「祭儀」となり、「伊勢神宮」には「天皇」の「勅使」が遣わされて、「大御饌(おおみけ)」(神様が召し上がる食事)を供える「形式」となったそうです。
 現代では稀(まれ)ではありますが、「新嘗祭」まで「新米」を「口」にしない「風習」も残っています。

 「香取神宮」でも、11月23日(祝・金)に「新穀」を「御神前」に御供えし、「五穀豊穣」を「感謝」する「お祭り」「新嘗祭」が斎行されます。
 「新嘗祭」では、「御神前」にて「香取神宮」「社中」の「女性」が奉仕する「献茶式」、「献花式」などが行われ、「巫女」による「悠久の舞」が奉奏されます。

 「新嘗祭」では、午後から「香取神宮」「神楽殿」にて「香取雅楽会」による「奉納雅楽演奏会」も開催されます。
 また「香雲閣」に於いては「香取郡市内小中学校書画展」が、「弓道場」に於いては「奉納弓道大会」が開催されます。

 「香取神宮」の「神様」に「新穀」を捧げ、「豊作」を祈願する「大祭」「新嘗祭」が行われるこの機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「新嘗祭」詳細

 開催日時 11月23日(祝・金) 10時半〜

 開催会場 香取神宮 香取市香取1697

 問合わせ 香取神宮 0478-57-3211

 備考
 「香取神宮」「社殿」の「南面」にある「御神木」は、「樹齢」約1000年と言われる「周囲」約10mの「巨杉」です。













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