本日ご紹介するのは、近隣市「多古町」「日蓮宗本山日本寺(にちほんじ)」で明明後日(しあさって)の11月30日(金)に開催されます「七難除け晦日大祭祈祷会」です。
「日蓮宗本山日本寺」(2011年11月27日のブログ参照)は、「中山法華経寺」(千葉県市川市)の「三世日祐上人」が元応元年(1319年)に開基した「日蓮宗」の「古刹」です。
正式には「正東山日本寺」といい、「安土桃山時代」末期の慶長4年(1599年)から「明治時代」初期まで、「中村壇林」が置かれ、「興隆期」には千人近い「学僧」がいたといわれ、数十棟の「学坊」が「軒」を連ねていました。
「中村壇林」では「僧たち」は「東西」に分かれて「勉学」に励み、「春」と「秋」の2回、それぞれ3カ月にわたり「新説(しんだんぎ)」とよばれる「論争」を繰り広げ、「討論」の「テーマ」は「日蓮宗」の「教義」はもちろん、「世間」での「出来事」、「社会問題」にまでおよび、「席上」活躍のめざましかった「学僧」は、「番付表」に「名札」があげられたそうです。
また「論戦」には「土地の役人」も招かれ、多くの「村人」が「見学」に押し寄せたそうです。
「日蓮宗本山日本寺」の「山門」の「正東山」の「扁額」は、「寛永期」の「書家」「本阿弥光悦」の「直筆」と伝わり、「日本三額」のひとつとされています。
「日蓮宗本山日本寺」では、このほか「水戸光圀」ゆかりの「屏風」も所蔵されています。
また「日蓮宗本山日本寺」周辺は「農村公園」として整備され、「あじさい寺」としても知られています。
「七難」とは、「七種類」の「災難」です。
「七難」は、「特定」の「経典」や「仏」・「菩薩」などによって避けることができるとされます。
「七難」には「諸説」ありますが、「仁王教」では「日月失度難」・「星宿失度難」・「災火難」・「雨水難」・「悪風難」・「亢陽(こうよう)難」・「悪賊難」といわれ、「法華経」では、「火難」・「水難」・「羅刹(らせつ)難」・「刀杖難」・「鬼難」・「枷鎖(かさ)難」・「怨賊(おんぞく)難」といわれています。
「多古町」の「古刹」「日蓮宗本山日本寺」では、「七難除け晦日大祭祈祷会」を開催。
11月30日(金)に開催されます「七難除け晦日大祭祈祷会」当日は、「日蓮宗本山日本寺」で「七難除け」の「お札」を授与するそうです。
(「御札」は、1000円だそうです。)
「多古町」を代表する「古刹」「日蓮宗本山日本寺」で行われる「行事」「七難除け晦日大祭祈祷会」。
この機会に「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「七難除け晦日大祭祈祷会」詳細
開催日時 11月30日(金) 8時〜
開催会場 日蓮宗本山日本寺 香取郡多古町南中1820
問合わせ 日蓮宗本山日本寺 0479-76-3745
備考
「中村壇林」は、「関東三大壇林」のひとつといわれています。
ちなみに「関東三大壇林」とは、「中村壇林」、「小西壇林」、「飯高壇林」(2010年10月9日・2011年10月7日のブログ参照)を指します。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1423 |
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