本日ご紹介するのは、近隣市「多古町」の「特産品」「多古米」です。
「多古町」は、「千葉県」の「北東部」に位置し、「成田国際空港」に隣接している「まち」です。
「多古町」の「総面積」は72.68平方kmで、そのうち「水田」が1836ha(ヘクタール)、「畑」が1721ha、「山林」が1888haと「自然」あふれる「純農村地帯」です。
「多古町」の「中心」を「栗山川」(2月18日のブログ参照)が流れ、その両端に「水田」が広がり、「お米」は「日本の米作り百選」にも選ばれ、「まち」の「名声」を高めています。
「水田地帯」から一歩「台地」に上がると「北総台地」(下総台地)(7月10日のブログ参照)の「畑」が広がり、「大和芋」、「さつまいも」等、「根菜類」を中心とした「野菜」が栽培されています。
中でも肥沃な「台地」で育った「風味」豊かな「大和芋」は、「健康食」として「全国」でも「名」が知られています。
「多古米」は、「多古」が誇る「絶品」です。
「多古産」の「米」は「良質」で、古くは江戸時代から「その味」の「良さ」が評判となっています。
「千葉県内」50町村のうち、「2番目」に広い72.68平方kmの「面積」を有する「多古町」では、「石川県」に次いで「全国」2番目(明治34年〜43年)に「田んぼ」の「耕地整理」が行われました。
また「多古米」が作られる「土壌」も「ミネラル分」が多い「粘土質」で、「米作り」には「適地」なのだそうです。
この「多古町」の「農業」に対する「熱意」と、「栗山川」にはぐくまれた豊かな「大地」が融合して生み出されたのが「多古米」です。
「多古米」は昭和38年には、「天皇陛下」の「献上米」に選ばれ、昭和46年には「札幌」で行われた「全国自主米品評会」において、「食味日本一」に輝いています。
また近年では、上記のように平成2年に「日本の米作り百選」に選ばれています。
おいしい「多古米」は、「おかずのいらない米」と評されています。
「多古米」の「生産地」「多古町」「多古町農業協同組合」では、さらなる「食味向上」を目指して平成9年に「県内最大規模」の「ライスセンター」を建設しました。
「ライスセンター」は「お米」の「食味」に関係してくる「平衡含水率」を「最適」な15%で「自然乾燥」させる「施設」です。
そのため、全ての「玄米」は均一に乾燥され、「水分ムラ」がなく、さらに「胴割れ」や、「籾摺時」の「肌ズレ」のない、きれいな「乾燥」ができるそうです。
この他にも、「多古町」「町内」では、「米作り」の「研究グループ」がいくつかあり、そのひとつが「多古町やる気集団」の「有機米部会」です。
「多古町やる気集団」では、「味彩米」と名付けた「多古米コシヒカリ」を「道の駅多古あじさい館」(2011年12月24日のブログ参照)で販売しています。
「味彩米」は、「安全」・「安心」な「農産物」を「消費者」に届けるため、「化学合成農薬」と「化学肥料」を通常の「半分以下」に減らす「減農薬減化学肥料」が「セールスポイント」となっているそうです。
「多古米」は、平成17年度には「千葉県」が推進する「千葉エコ農産物」に認証されており、「収穫後」は「食味」を損なわないよう「低温」で乾燥しています。
現在、「多古町」の「田んぼ」は、約1400haで、「県全体」で見ると2%の「面積」であるため、「多古米」は「流通量」が少なく、「地元」では「手」に入りますが、「全国」の「スーパー」や「百貨店」には、ほとんど出回らないそうです。
そのように「多古米」は手に入りにくいので、「幻の米」とも呼ばれており、毎年、遠方から、「まとめ買い」にいらっしゃる「お客様」もいます。
「多古米」の「特徴」ですが、「独特」の「香り」と「粘り気」、「歯触り」が「特徴」です。
特に「炊きたて」を「一口」、「おかず」なしで「頬張って」みると、「美味しさ」が実感できるそうです。
その「美味しさ」は、「ミネラル」豊かな「土壌」と、澄んだ「水」が生む「味」だそうです。
また「多古米」の「魅力」は、「美味しさ」プラス、携わる方々の「心」ともいえます。
実りの「秋」を迎え、「栗山川」が運ぶ「ミネラル」たっぷりの「大地」から生まれる「多古町」の誇る「美味しいお米」「多古米」。
「おかずはいらない」と称されている「食味」豊かな炊きたての「美味しさ」を求めに「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
備考
「多古米」は、「寿司米」としても「人気」が高く「シャリなら多古米」とこだわる「お寿司屋さん」もたくさんいるそうです。
「道の駅多古あじさい館」では、「多古米」を「生産者」別に紹介、販売しています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1292 |
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地域情報::成田 | 05:40 PM |