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「此木三紅大の風神雷神展」(匝瑳市)
 本日ご紹介するのは、近隣市「匝瑳市」「松山庭園美術館」で明日、9月14日(金)から10月28日まで開催されます「此木三紅大の風神雷神展」です。

 「匝瑳市(そうさし)」は、「千葉県」「北東部」の「市」で、2006年(平成18年)1月23日に「八日市場市」と「匝瑳郡野栄町」が合併して誕生しました。
 「匝瑳市」の「市名」の「由来」は旧「八日市場市」と旧「野栄町」が「匝瑳郡」に属していたことからで、「竹内正浩」の「日本の珍地名」(文春新書)で「難読・誤読地名番付」の「東の横綱」と紹介されているそうです。
 「匝瑳市」の「市区域」のうち、旧「八日市場市」は、「植木」(苗木)の「産地」として有名であり、「匝瑳市」は「植木の栽培面積」が「日本一」(2011年9月30日のブログ参照)となっています。

 「松山庭園美術館」(2011年2月25日のブログ参照)は、「芸術家」「此木三紅大(コノキミクオ)」氏の「アトリエ」を公開した「美術館」です。
 「松山庭園美術館」の「展示品」は、数々の「名画コレクション」と「茶道具」を中心に展示しています。
 「松山庭園美術館」「庭園内」には「地域」の「文化交流の拠点」としての「企画展示館」、「長屋門」、「見晴らし亭」、「茶室」などが点在し「四季折々」の「自然」を愛でながら「野外彫刻」も楽しめます。

 「松山庭園美術館」の「収蔵作品」は、「ヨーロッパ絵画」、「国内著名作家作品」、「茶道具」、「琴コレクション」などがあります。
 「松山庭園美術館」「庭園」の裏には、「大桑」(高さ、11m、根回り、3.1m)が聳(そび)えており、「樹木」(黒松、枝垂れ萩、紅葉の林)や「草花」(さつき、椿、桜、百日紅(さるすべり)、桔梗(ききょう))など「四季」を通して楽しめるそうです。

 「此木三紅大」氏は、「絵画」にとどらまず「ガンダ彫刻」や「彫刻」など多彩な「才能」を発揮し、「公共施設」にも多数の「作品」を制作設置されています。
 近年、「中国」「上海」でも注目され、二つの「国立美術館」で買上収蔵されているそうです。
 「此木三紅大」氏の「略歴」ですが、1937年「東京」生まれの「芸術家」で、「中学1年」より「油彩画」を始め、「武蔵野美術大学」、「ローマ・アカデミア美術大学」卒業。
 1976年「美術団体」「青枢会」創立、1995年「那須高原私の美術館」開館、常陳。
 1998年「匝瑳市」に「松山庭園美術館」設立されています。

 「松山庭園美術館」では、「企画展示館」にて「定期的」に「企画展」を開催しており人気を博しています。
 今回開催される「企画展」ですが、「此木三紅大の風神雷神展」と題し行われます。
 「古来、風神雷神図は、俵屋宗達(たわらやそうたつ)、尾形光琳(おがたこうりん)などにより名作が残されており、このたび先達の傑作に魅せられ、長年挑んできた「風神雷神」の絵画と彫刻を展示します。
 7年ごしに仕上がった彫刻「風神」は、今回初公開で、ご多忙の折りとは存じますが、是非ご覧ください」
 と「松山庭園美術館」「オーナー」「此木三紅大」氏は、呼びかけているそうです。
 「此木三紅大の風神雷神展」では、「古(いにしえ)の名作に挑む」を「テーマ」にし、「自然現象」を「神格化」した「風神像」・「雷神像」を初公開するそうです。

 「風神雷神」は、「古代インド」の最古の「聖典」にある「自然現象」を「神格化」した「神」で「中国」の「敦煌(とんこう)」にもその「姿」は見られます。
 「日本」では、「京都市」の「蓮華王院三十三間堂」に、鎌倉時代の「仏師」「湛慶」が関わって造られた「国宝」・「風神雷神像」があり、それは全く「日本化」された「造形」であるといわれています。
 その「姿」を「元(もと)」として前述の「俵屋宗達」が「屏風」に「風神雷神図」を描き、その後「尾形光琳」も描き、それら「名作」は後々の「画家」に大きな「影響」を与えてきたそうです。

 「風神雷神像」は、現代も多くの「画家」、「彫刻家」が挑む大いなる「テーマ」になっています。
 「此木三紅大」氏も1999年、「風猫雷犬図」を発表して以来、幾たびもこの「テーマ」に挑戦してきたそうです。
 「風神雷神」は、「扇面画」にも現われ、「鉄」の「彫刻」・「ガンダ」でも挑んできました。
 中でも7年前に制作した「雷神像」と対峙する「風神像」が、今年ようやく「完成」に至り、上記のように「風神雷神像」を初公開するそうです。

 「風情」ある「庭園」の中での「美術鑑賞」のできる「美術館」「松山庭園美術館」の「企画展」「此木三紅大の風神雷神展」。
 「企画展」が行われるこの機会に「匝瑳市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「此木三紅大の風神雷神展」詳細

 開催期間 9月14日(金)〜10月28日(日)

 開催会場 松山庭園美術館 匝瑳市松山630

 開館日  金・土・日・祝日

 開館時間 10時〜17時

 入館料  大人 800円 小・中学校 400円

 問合わせ 松山庭園美術館 0479-79-0091

 備考
 「松山庭園美術館」では、「此木三紅大の風神雷神展」の「併催展」として「」、「村山槐多」の「作品」など20点を集めた「近代物故作家デッサン展」も開かれるそうです。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1289 |
| 地域情報::匝瑳 | 09:20 PM |

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