本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「浅間神社」で明日、7月21日(土)に開催されます「浅間様(せんげんさま)」です。
「浅間(せんげん)神社」は、「後飯町」の「東端」にある「標高」約32mの「浅間山」の「山頂」にあり、地元「銚子市」では「浅間様」(2011年7月12日のブログ参照)と呼ばれ親しまれています。
「浅間山」「北側」の「山麓(さんろく)」からは「銚子市」の「市街地」が拡がり、その先には「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)や「鹿島灘(かしまなだ)」(6月16日のブログ参照)、「鹿島臨海工業地帯」の「工場群」などを望む事が出来るとても素晴らしい「場所」です。
「浅間神社」の「御祭神」は、「木花咲耶姫命(このはやさくやひめのみこと)」で「安産」・「航海」・「漁業」・「農業」・「機織(はたお)り」・「火難消除(かなんしょうじょ)」等の「守護神」として信仰されています。
「浅間神社」が現在の「場所」に祀られたのがいつだったのかは、はっきり判っていませんが、周辺の「寺社」が、1600年代の後半から1700年代の前半頃に創建されている上、旧「石祠(いしほこら)」に「安永七年五月吉日」つまり1778年に建てられた事が記されていて、1758年はそれ以前と考えられますので、同じ江戸時代中期ではないかと推測されています。
「浅間神社」の「社殿」右側には、「天神社」があります。
「天神社」の「御祭神」は、「菅原道真(すがわらのみちざね)」で、「学問向上」・「受験合格」及び「詩歌」・「文章」・「芸能」の「上達」の「神」として信仰されています。
「浅間神社」へ上がる「階段」下の「道路」沿いには、「庚申塔(こうしんとう)」(1月15日のブログ参照)が安置されている「庚申堂」や「馬頭観音塔」などがあります。
「馬頭観音」は、「六観音」(「聖(しょう)観音菩薩」・「千手観音菩薩」・「十一面観音菩薩」・「不空羂索(ふくうけんじゃく)観音菩薩」・「如意輪(にょいりん)観音菩薩」・「馬頭観音菩薩」)のひとつで、「観音」の「怒り」を表し、「馬頭人身」或いは「人面馬冠」の「姿」をしています。
「馬」は「魔」を砕く「力」を表し、「六道」中の「畜生道」に配され、そこの世界に住んでいるもの達を救うといわれています。
また、一般的に「馬」の「無病息災」を願う「本尊」として信仰されています。
ちなみに「六道」とは、死後、その人の「生前の行い」によって振り分けられる、生まれ変わり先の「冥界(めいかい)」の事で、「天道」、「人間道」、「修羅道」、「畜生道」、「餓鬼道」、「地獄道」があります。
「浅間神社」の「祭礼」は、元来「旧暦」の6月1日に行われていました。
これは、江戸時代は「富士山」の「山開き」がこの日だった事に由来しているそうです。
(現在の「富士山」の「山開き」は7月1日)
しかし、2000年(平成12年)からは、7月の「第三土曜日」に行われています。
「浅間神社」「祭礼」「浅間様」は、大きく分けて2つに分けられ、まず、この1年の間に生まれた「子供」を連れて「早朝」に参拝する「初山(はつやま)」で、「親」や「身内」が「子供」を抱いて、参拝すると「御利益(ごりやく)」があると言われ、今でも「銚子市内」はもとより、「県内」や「近県」から「子供」の健やかな「成長」を願う人達が参拝に訪れます。
もうひとつは、夕方から夜にかけての「夜宮詣り」で、「銚子電鉄」(2月11日のブログ参照)の「浅間台踏切」から「後飯町交差点」を経て「馬場町交差点」までの「道路」の「両側」にはたくさんの「露天」の「屋台」が並び、「銚子市内」でも屈指の「賑わい」を見せます。
古来より伝わる「初山」「夜宮詣り」で賑わう「浅間神社」「例祭」「浅間様」。
この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「浅間様」詳細
開催日時 7月21日(土) 15時〜
開催会場 浅間神社 銚子市後飯町1354
問合わせ 氏子総代会 江波戸さん 0479-22-3392
備考
「浅間様」当日は、「交通規制」が行われ、「道路」がいつも以上に込み合いますのでご注意下さい。
「浅間様」に参拝した後のお楽しみとして、「和菓子」の「銘店」「梅月(ばいげつ)」(2011年7月14日のブログ参照)の「きんつば」がおすすめです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1207 |
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地域情報::銚子 | 10:40 AM |