本日二つ目にご案内するのは、近隣市「成田市」「成田山新勝寺」で明後日(あさって)の5月26日(土)に開催されます「開運厄除柴灯大護摩供護摩木祈願・火渡り行」です。
「成田山新勝寺」は、「成田のお不動さま」の「愛称」で親しまれている「真言宗智山派」の「大本山」です。
1000年以上の「歴史」をもつ「全国有数」の「霊場」で、「成田」を代表する「観光地」であり、「正月3が日」には約300万人、年間約1000万人以上の「参拝客」が訪れます。
「成田山新勝寺」では、平成20年に「開基1070年祭記念大開帳」が行われました。
これにあわせて、平成19年11月には「総欅造り」の「総門」が落慶させ、「成田山新勝寺」の「表玄関」として荘厳なたたずまいを見せています。
この「総門」は、開かれた「庶民」の「お寺」「成田山」と「門前町」とをつなぐ「担い手」として、「大開帳」を記念し創建されたものです。
「総門」前にある「門前広場」は「参拝客」の「憩いの場」となっています。
5月は、「成田山新勝寺」の「お参り月」です。
「正五九(しょうごく)」(1月、5月、9月のこと)といって、この期間にお参りすると平月にも増して「御利益」を授かることができると言われています。
「成田山」では、「お参り月」となる「5月」と「9月」の「第4日曜日」に、「開運厄除大護摩供 護摩木祈願・火渡り行(かいうん やくよけ さいとう おおごまく ごまききがん ひわたりぎょう)」が公開されます。
「柴灯大護摩供」は、例年ですと一年最後の「ご縁日」の12月28日に、「古いお札」を納め「御利益」に感謝する「納め札お焚き上げ・柴灯大護摩供」()が行われていますが、平成21年からは「年末」だけではなく「5月」と「9月」にも執り行われています。
「柴灯大護摩供」とは、古来、「山伏」が「山岳修行」の際、「柴(しば)」を使い「護摩壇」を設け、「所願成就」を祈念する「伝統行事」です。
「願い事」と「名前」を書いた「護摩木」を「道場」中央に設けた「護摩壇」は「お不動さま」の「智慧の炎」が立ち上り、「開運厄除」をはじめ「所願成就」を祈念します。
「お護摩」というのは、「御本尊の不動明王の前に壇を設けて、供物を捧げ護摩木という特別な薪を焚いて祈る」という、「真言密教」の「秘法」のことです。
「成田山」では、この「特別護摩木」の申込を5月1日(土)より受け付け、「護摩木」を申し込まれた方には、「護摩木祈願之証」が授けられます。
そして「山伏」に扮した「僧侶たち」や「信徒」の皆様も参加できる「火渡り行」が執り行われます。
また、併せて「お火加持」が行われます。
「お火加持」とは、「護摩札」や「御守」のほか、自分の大切なものを「御護摩」の「火」にあてて「お不動さま」の「ご利益」をいただくことをいいます。
揺らめく「炎」は、そのものを洗浄にすると共に大切にする「心」を呼びさまし、更には本来備えている「働き」を存分に発揮させる「御利益」があるとされています。
本年(2012年)に行われる「開運厄除柴灯大護摩供護摩木祈願・火渡り行」では、昨年(2011年)に引き続き、「被災地」「岩手県陸前高田市」の「松材」をお焚き上げして、「東日本大災害」による「物故者」の「供養」と「被災地」の「復興」を祈願するそうです。
なお「大護摩供」の「授与場所」ですが、「当日」は「特設会場」にて授与されるそうです。
「真言宗智山派」の「大本山」で行われる「開運厄除柴灯大護摩供護摩木祈願・火渡り行」。
皐月の「成田山」の「伝統行事」を見に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「開運厄除柴灯大護摩供護摩木祈願・火渡り行」詳細
開催日時 5月26日(土) 11時半〜
開催会場 成田山新勝寺 大本堂・釈迦堂間の特設広場 成田市成田1
問合わせ 成田山新勝寺 0476-22-2111
備考
「開運厄除柴灯大護摩供護摩木祈願・火渡り行」ですが、小雨では決行されます。
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地域情報::成田 | 11:33 PM |