本日二つ目にご紹介するのは、となりまち「香取市」「伊能忠敬記念館」で開催中(〜5月20日(日))の「収蔵品展〜新潟県域の伊能図〜」です。
「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)は、「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させ、「日本の歴史」上はじめて「国土」の正確な姿を明らかにした江戸時代の「商人」・「測量家」です。
「伊能忠敬」は50歳の時に、「家督」を「長男」「景敬」に譲り隠居し、翌年「江戸」に出て、「測量・天文観測」などを修めたそうです。
そして寛永6年(1800年)「伊能忠敬」が56歳の時に「第一次測量」を開始、以後文化13年(1816年)の「第十次測量」「江戸府内」まで「日本の国土」の「測量」を実施したそうです。
「伊能忠敬記念館」(2011年3月8日・2012年1月29日のブログ参照)は、「郷土の偉人」「伊能忠敬」の「功績」を讃(たた)えている「記念館」です。
以前「伊能忠敬記念館」は、「伊能忠敬旧宅」(2月24日のブログ参照)の隣にありましたが、建設から相当な年月がたち、「展示面積」の狭さなどから、平成10年5月22日に、「小野川」を挟んだ対岸に新しく「伊能忠敬記念館」を開館したそうです。
現在「伊能忠敬記念館」では、「伊能忠敬関係資料」を多く所蔵しており、平成22年6月には、資料2345点が「国宝」に指定されています。
また「伊能忠敬記念館」では、「醸造業」などを営む「豪商」の「伊能家」へ17歳で「婿養子」に入り、「家運」を盛り立て「佐原の名主」として活躍した「前半生」、そして50歳(49歳)で隠居してのちに「江戸」に出て「勉学」に励み、56歳から71歳まで計10回にわたって「全国測量」を行った「伊能忠敬」の「人生」を、「年代順」に追って紹介しています。
「国宝」に指定された「重要文化財」となっている「測量器具」や「伊能図」の数々が、「地球」1周分の「距離」を測量して歩いたという「伊能忠敬」の「業績」をしのばせ、その「結晶」ともいえる「正確さ」と「芸術的な美しさ」を備えた「地図」などが展示された「伊能忠敬記念館」は「香取市佐原の観光スポット」となっています。
今回の「収蔵品展」の主となる「新潟県」(「県域」)ですが、「本州」「日本海」側に位置する「県」のひとつで、「県庁所在地」「新潟市」(政令指定都市)です。
「新潟県」の「概要」ですが、「令制国」では「越後国」と「佐渡国」の全域に相当します。
古代には「越国」の「領土」で、「五畿七道」の「北陸道」のうち「東半分」を占めています。
旧「国名」から「越佐(えっさ)」と表現することもあります。
「面積」は広く、「北」と「西」に折れ曲がっており、「山」や「峠」が多く立ち並んでいます。
また「地理的要素」の違いから、「上越地方」、「中越地方」、「下越地方」、「佐渡地方」の4地域に大きく分けられています。
今回開催されている「収蔵品展〜新潟県域の伊能図〜」では、「国宝」の「伊能図」(「大日本沿海輿地全図」)を公開し、「伊能忠敬」の「測量方法」や「作図法」、「過去」から「現在」への「地形変化」などを読みとるための「鑑賞ポイント」などを紹介しています。
今回は、主に「新潟県域」にスポットをあて、「新潟県域」を描いた「伊能図」(「絵図」、「地図」)を展示しています。
「佐原の偉人」「伊能忠敬」の「著書」「測量図」「日記」「書簡」「遺品」「遺書」など貴重な「資料」が展示された「伊能忠敬記念館」。
「佐原五月人形めぐり」(4月7日のブログ参照)で賑わう「香取市佐原」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「収蔵品展〜新潟県域の伊能図〜」詳細
開催期間 〜5月20日(日)
開館時間 9時〜16時半 (入館は〜16時)
休館日 月曜、祝日の翌日
入館料 大人 500円 小中学生 250円
問合わせ 伊能忠敬記念館 0478-54-1118
備考
「収蔵品展〜新潟県域の伊能図〜」の行われています「伊能忠敬記念館」では、4月26日(木)〜5月6日(日)の期間の平日14時〜、土・日曜日・祝日は10時〜と15時〜に「学芸員」による「展示説明」を行うそうです。
「説明時間」は約30分で、「定員」は30名で、先着順だそうです。
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地域情報::香取 | 09:33 PM |