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「伊能のおあそび」「大須賀大神」(成田市)
 本日ご案内するのは、近隣市「成田市」「大須賀大神(おおすがおおかみ)」で今週末の4月22日(日)に開催されます「伊能のおあそび」です。

 「大須賀大神」は、「成田市」にある「神社」で、「旧社格」は「郷社」です。
 「大須賀大神」の「御祭神」は、「天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)」、「経津主神(ふつぬしのかみ)」、「素盞鳴命(すさのおのみこと)」、「天兒屋根命(あまのこやねのみこと)」、「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」です。

 「伝統芸能」「伊能歌舞伎」で有名であり、県内に残る数少ない「農民歌舞伎」が残っています。
 「大須賀大神」は「成田市大栄地区」を代表する「神社」で、「大須賀大神」境内には、この「歌舞伎」を演じるための「舞台」が常設されており、「縁起」の深さを物語っています。

 「伊能歌舞伎」は、その名の通り「伊能歌舞伎保存会」により演じられる「農村歌舞伎」で、「伊能地区」に住する人々に代々引き継がれてきた「伝承文化」でもあります。
 「伊能歌舞伎」のその「由来」は明らかになっていませんが、「奉納芝居」として、1697年(元禄10年)に始まったといわれています。
 「伊能歌舞伎」は、1961年(昭和36年)に「千葉県」の「無形民俗文化財」に指定されましたが、その後、「高度経済成長」などによる時代の変化や、「火災」による「衣服の焼失」などにより、1965年(昭和40年)の「公演」を最後に上演が途絶え、「県の文化財指定」も解除されてしまったそうです。

 しかし「伊能地区」の「有志」達が集まり、復活の気運が高まり、1998年(平成10年)に「伊能歌舞伎保存会」が設立され、1999年(平成11年)復活を果たすことが出来たそうです。
 現在では「成田市内」はもとより、市外での「公演依頼」も多く積極的に上映されているそうです。

 「伊能のおあそび」は、「成田市大栄地区」「大須賀大神」の「祭礼」で毎年4月17日以降の最初の日曜日に行われています。
 「伊能のおあそび」は、「五穀豊穣」を「神様」に祈る「お祭り」であり、江戸時代中期から行われていたといわれる「春」の訪れを告げる「地域行事」、「春の例祭」として毎年恒例となっています。

 「伊能のおあそび」は、午前に「サカキ」等を運ぶ「紋付き」・「袴姿」の「青年達」、「着物」を着て「下座連」の「祭ばやし」に合わせて踊る十数人の「女性達」、そして「お囃子」を乗せた「山車」が、「大須賀大神」までの「県道」を練り歩きます。
 また午前の「伊能のおあそび」では、「ぶっこみ」と呼ばれる「お練り」は、先頭の高さ5mの「大万灯」を4、5人の「若者」が振りながら進み、女性の踊りが入るそうです。
 午後は、「お囃子」・「踊り」のほか、「奉納歌舞伎」(「伊能歌舞伎」)が上演され、昔の「祭」を再現するそうです。
 また「奉納歌舞伎」とあわせて「演芸会」も行われるようです。

 「成田市大栄地区」に伝わる「伝承文化」「地域行事」「伊能歌舞伎」「伊能のおあそび」。
 この機会に「成田市」「大須賀大神」にお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 「伊能のおあそび」詳細

 開催日時 4月22日(日) 9時〜15時

 開催会場 大須賀大神 成田市伊能345

 問合わせ 成田市大栄支所農産土木課 0476-73-8063

 備考
 「大須賀大神」の「伊能歌舞伎」は、1965年(昭和40年)に「県の文化財指定」は解除されてしまいましたが、現在は「成田市」の「市の指定文化財」に指定されています。
 また「伊能のおあそび」は「房総の魅力500選」に選定されています。

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=1064 |
| 地域情報::成田 | 06:03 AM |

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