本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「佐原の商家」などで本日、4月7日(土)〜5月13日(日)の期間開催されます「佐原五月人形めぐり」です。
「五月人形」は、5月5日、「端午(たんご)」に「男の子」の「祝い」として飾られる「人形類」で、「武者姿」をしたものが多いので「武者人形」ともいわれています。
「五月人形」の「種類」には「八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)」、「佐々木高綱(ささきたかつな)」、「日吉丸(ひよしまる)」、「鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)」、「朝比奈三郎義秀(あさひなさぶろうよしひで)」、「坂田金時(さかたきんとき)」、「源義経(みなもとよしつね)」などがあり、また二人立ちでは「神功(じんぐう)皇后」と「武内宿禰(たけしうちのすくね)」、「牛若(うしわか)」・「弁慶(べんけい)」、「山姥(やまうば)」・「金時」、「曽我(そが)兄弟」、「太閤(たいこう)」・「清正(きよまさ)」などがあります。
さらに「関羽(かんう)」、「鍾馗(しょうき)」など、「和漢」の「歴史」、「物語」、「芝居」などに登場する「英雄豪傑」を人形化したものがあります。
「端午(たんご)」は五「節句」のひとつです。
五「節句」とは、「人日」(1月7日)、「上巳」(3月3日)、「端午」(5月5日)、「七夕」(7月7日)、「重陽」(9月9日)の事です。
また「端午」は、「端午の節句」、「菖蒲の節句」とも呼ばれています。
「日本」では「端午の節句」に「男子」の健やかな「成長」を祈願し各種の行事を行う「風習」があり、現在では「グレコリオ暦」(新暦)の5月5日に行われ、国民の祝日「こどもの日」になっています。
「端午」の「意味」ですが、「旧暦」では「午の月」は5月にあたり、この「午の月」の最初の「午の日」を「節句」として祝っていたものが、のちに5が重なるこの月の5日が「端午の節句」の日になったといわれています。
「端」は「物のはし」、つまり「始り」という意味で、元々「端午」は月の始めの「午の日」のことだったそうです。
後に、「午」は「五」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったともいわれています。
同じように、奇数の月番号と日番号が重なる「3月3日」、「7月7日」、「9月9日」も「節句」になっています。
「端午の節句」を来月に控え、「香取市佐原」では「佐原五月人形めぐり」が行われます。
「江戸の商家」の面影を残す「佐原の町並み」をめぐり、それぞれの「商家自慢」の「お宝」を見てもらう「佐原まちぐるみ博物館」(2011年12月26日のブログ参照)を、「佐原おかみさん会」(2011年2月5日のブログ参照)が運営しています。
その「企画展」のひとつとして、4月から5月にかけて「佐原五月人形めぐり」を開催しています。
現在、「佐原まちぐるみ博物館」には45館(「店舗」等)が参加し、そのうちの半数以上で期間中、「老舗」に伝わる年代物のなど「家々」で大切にしている「五月飾り」を公開しています。
「佐原町並み交流館」(1月27日のブログ参照)などの「周辺施設」でも「五月人形」が飾られ、「まちなか」を中心に約35軒で個性豊かな「人形たち」と出会えます。
表にかかげられる「若草色」の「まねき布」を目印に、ゆっくりと「風情」のある「佐原のまち」を巡れます。
また昨年(2011年)に「東日本大震災」で「津波被害」に遭った「旭市民」2家族が、「難」を逃れた「五月人形」3組が「佐原おかみさん会」に贈られ、昨年から「佐原五月人形めぐり」で飾っているそうです。
贈られた「五月人形」は、「鎧兜(よろいかぶと)」と「鍾馗(しょうき)」、「子供武者」で、昨年の「佐原五月人形めぐり」では、会場のひとつである「佐原町並み交流館」と「香取市役所」に展示されていました。
(今年(2012年)は未定ですので下記「問合わせ」に連絡下さい)
「端午の節句」を迎えるこの期間に行われる「佐原五月人形めぐり」。
様々な「想い」が込められた「お宝」を見に「香取市佐原」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「佐原五月人形めぐり」詳細
開催期間 4月7日(土)〜5月13日(日)
開催会場 佐原の商家など 香取市佐原イ周辺
問合わせ 佐原おかみさん会
佐原町並み交流館 0478-52-1000
備考
「佐原五月人形めぐり」の「参加店」は「開店時間」・「定休日」は各「個店」で異なるそうです。
総じて「定休日」が多いのは、月曜日や水曜日なのだそうです。
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地域情報::香取 | 03:38 PM |