本日ご案内するのは、となりまち「東庄町」「諏訪神社」で明後日(あさって)の4月7日(土)に開催されます「笹川の神楽」です。
「諏訪神社」(諏訪大神社)は、「香取郡東庄町笹川」にある「神社」で、「諏訪さま」(諏訪大神)と呼ばれ親しまれています。
「諏訪神社」の「御祭神」は「建御名方命(たけみなかたのみこと)」・「事代主命(ことしろぬしのみこと)」・「大国主命(おおくにぬしのみこと)」をお祀りしています。
「農耕」・「漁業」・「武道」・「商業」の「神」として広く信仰されています。
創祀は、大同2年(807年)に「坂上田村麻呂」将軍が「東征」の折に「武運長久」・「海上安全」を祈願し勧請したと伝えられています。
「諏訪神社」には、「相撲の神様」「野見宿禰命(のみすくねのみこと)」の「石碑」があることで知られています。
「野見宿禰命」は、「土師氏」の「祖」として「日本書紀」などに登場する人物です。
「天穂日命」の14世の「子孫」であると伝えられる「出雲国」の「勇士」で、「垂仁天皇」の「命」により「当麻蹴速」と「角力」(相撲)をとるために「出雲国」より召喚され、「蹴速」と互いに蹴り合った末にその「腰」を踏み折って勝ち、「蹴速」が持っていた「大和国」「当麻の地」(現「奈良県葛城市當麻」)を与えられるとともに、以後「垂仁天皇」に仕えたといわれています。
「諏訪神社」の「例大祭」は4月と7月の2回行われ、4月の「例祭」には「笹川の神楽」が奉納され、7月の「例祭」では「奉納相撲」と「山車」の「曳き回し」が盛大に行われます。
「諏訪神社」の「春季例祭」として、境内の「神楽殿」で「笹川の神楽」が行われます。
「笹川の神楽」は、近郷でも有名で、昭和40年(1965年)4月27日に「千葉県」の「県指定無形民族文化財」に指定されています。
「笹川の神楽」の「由緒」ですが、建久2年(1191年)「千葉成胤」が「源頼朝」の「武運長久」を祈り、「千座神楽」を奏したのが始まりといわれ、7つの「区」が「回り番」で担当し、「練習」を重ねた若者によって毎年4月の第1土曜日に開催されます。
「笹川の神楽」は、800年以上続く「源氏」ゆかりの「神楽」で、「古今和歌集」の「語句」を解説する「古今伝授(こきんでんじゅ)」で有名な「東常縁(とうつねより)」は、「千葉氏」の「直系」にあたり、その「東常縁」によって、文明7年(1475年)に今の「十六座神楽」となったそうです。
「笹川の神楽」は、「十六座神楽」で「土師流」から出たもので、「お能」と呼ばれる「謡」が特徴となっています。
「神楽」の「種目」は「天狗の面」・「小屋根の面」・「太玉の命の面」・「乙女の面」・「手力男の面」・「八幡太郎の面」・「榊原の面」・「宇受女命(うずめのみこと)の面」・「恵比寿の面」等で「神楽種目」の「間」に「巫女舞」が加わります。
「笹川の神楽」は、毎年4月の第1土曜日が「本神楽」、前日を「宵神楽」といい、「本神楽」の翌日に「神納」といって、7つの「区」によって、「回り番」で開催されています。
今年の「当番区」は「鹿野戸区」となり、「能面」を取って舞う「神納」は、「鹿野戸区集会所」で行われるそうです。
「東庄町笹川」に伝わる「伝統芸能」「笹川の神楽」を見に「諏訪神社」(諏訪大神社)に訪れてみてはいかがでしょうか?
「笹川の神楽」「諏訪神社」詳細
開催日時 4月7日(土)
開催会場 諏訪神社 東庄町笹川い677
問合わせ 東庄町観光協会 0478-86-1111
備考
「諏訪神社」の境内にある「スダジイ」は、「千葉県の巨樹・古木200選」に選定されています。
また「笹川の神楽」では「いちご狩り」の人気スポット「磯山観光いちご園」(4月4日のブログ参照)の「若旦那」も「踊り」を舞うそうです。
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地域情報::香取 | 08:57 AM |