「エジプト」に存在したこの「球技」は、「古代ローマ帝国」にも「レクリエーション」の「1種類」として引き継がれましたが、現在の「テニス」の直接の「祖先」に当たる「球技」は、8世紀ごろに「フランス」で発生し、当初は「スール」(soule「ケルト語」hehaul「太陽」より、「ボール」を「太陽」に見立てたもの)、「フランス貴族」の「遊戯」として定着をはじめた16世紀以降には「jeu de paume」(ジュ・ド・ポーム「掌の遊戯」の「意」)と呼ばれました。
「フランス」でこの「球技」が盛んになった「理由」としては、ローマ時代の直接の影響よりも、8世紀から11世紀まで、「イベリア半島」から「南フランス」まで進出していた「イスラム教徒」(ウマイヤ朝)が、エジプト時代と同様に、「宗教的行為」として行っていたものに、「キリスト教」の「僧侶」が興味を持ち模倣したことからはじまったといわれています。
(「ラケット」の「語源」が「アラビア語」であり、「フランス」の「僧院」で特に盛んに行われるようになったのは、「イスラム勢力」が「ヨーロッパ」から駆逐された12世紀ごろ以降からとされています。)