本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「佐原の町並み」(伊能忠敬旧宅・忠敬橋付近・下新町)で8月6日(土)、8月13日(土)〜8月15日(月)の期間開催されます「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜浴衣で楽しむ灯りと音〜」です。
「佐原の町並み」は、「香取市」「佐原」の「市街地」にある「歴史的」な「建造物」が残る「風情」のある「町並み」です。
「佐原」は、江戸時代に「利根川東遷事業」により「舟運」が盛んになると、「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)には、「物資」を「陸」に上げるための「だし」と呼ばれる「河岸施設」が多くが作られました。
明治以降もしばらくは「繁栄」は続き、「自動車交通」が発達し始める昭和30年(1955年)頃までにかけて、「成田」から「鹿島」にかけての「広範囲」な「商圏」を持つ「まち」となっていました。
「利根川水運」で栄えた「商家町」の「歴史的景観」を今に残す「佐原の町並み」が、「市街地」を南北に流れる「小野川」沿い、「市街地」を東西に走る「香取街道」、及び「下新町通り」などに見ることができます。
「佐原の町並み」ですが、「佐原」が最も栄えていた江戸時代末期から昭和時代前期に建てられた「木造町家建築」、「蔵造り」の「店舗建築」、「洋風建築」などから構成されています。
「佐原の人々」は、「江戸の文化」を取り入れ、更にそれを「独自の文化」に昇華していて、「江戸優り(エドマサリ)」といわれるほど栄え、「当時」の「面影」・「歴史景観」を今に残し、またそれを活かした「まちづくり」に取り組んでいることが認められ、「佐原の町並み」は、平成8年(1996年)12月、「関東」で初めて「国」の「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されています。
「佐原の重伝建」は昔からの「家業」を引き継いで今も「営業」を続けている「商家」が多いことから、「生きている町並み」としても評価されています。
「重要伝統的建造物群保存地区」には、「佐原の偉人」「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)が過ごし、寛政5年(1793年)建築された「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)のほか、「千葉県」の「県指定有形文化財」も8軒(13棟)が「小野川」沿いや「香取街道」沿いに軒を連ねています。
「重要伝統的建造物群保存地区」「千葉県指定有形文化財」ですが、大正3年(1914年)建築の「三菱館」(2012年1月27日のブログ参照)、「土蔵」が明治元年(1868年)「店舗」が明治28年(1895年)建築の「福新呉服店」(2012年4月29日のブログ参照)、「店舗」が安政2年(1855年)「土蔵」が明治25年(1892年)以降に建築の「中村屋商店」(2012年5月21日のブログ参照)、明治13年(1880年)建築の「正文堂書店」(2013年6月22日のブログ参照)、「店舗」が天保3年(1832年)「土蔵」が明治元年(1868年)建築の「いかだ焼き本舗正上」(2011年12月28日のブログ参照)、「店舗」が明治25年(1892年)「土蔵」が明治23年(1890年)建築の「小堀屋本店」(2012年8月31日の
ブログ参照)、明治25年(1892年)建築の「中村屋乾物店」、「店舗」が明治33年(1900年)「土蔵」が寛政10年(1798年)に建築の「旧油惣商店」が指定されています。
「樋橋(トヨハシ)」(2012年2月13日のブログ参照)は、「香取市」「佐原」に架かる「橋」で、「通称」「ジャージャー橋」とも呼ばれています。
「樋橋」ですが、もともと江戸時代に「小野川」「上流」でせき止めた「農業用水」を「佐原」の「関戸方面」(現・佐原駅方面)の「田」に送るために「小野川」に架けられた、大きな「樋(トヨ)」だったそうで、その「樋」を「人」が渡るようになり、昭和時代に「コンクリート橋」に、1992年(平成4年)に現在の「橋」になったそうで、「橋」を造る際に、かつての「ジャージャー橋」の「イメージ」を再現するため、「水」が落ちるように造られました。
なお「樋橋」ですが、1996年(平成8年)に、「環境省」の「日本の音風景100選」に選定されています。
「小野川」は、「香取市」を流れる「一級河川」で「利根川水系」「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)の「支流」です。
「利根川」の「支流」である「小野川」は、江戸期より「水運の集散地」として「佐原のまち」を発展させました。
2004年(平成16年)には、「佐原の市街地」の「洪水」を解消するため「香取市」「牧野地先」から「本宿耕地地先」「利根川」まで流す「小野川放水路」が完成しています。
「佐原まちぐるみ博物館」(2011年12月26日のブログ参照)ですが、平成10年(1998年)頃、「佐原」の一軒の「商家」から始まった「博物館」で、「道具類」や「お雛様」の「展示」がなされ、「伊能忠敬記念館」の「伊能家のお雛様」(2012年1月29日のブログ参照)の「展示」が行われるようになりました。
その後、「伊能忠敬記念館」の「呼びかけ」で、数軒の「店」で「お雛様」の「展示」を行うようになり、平成16年(2004年)には28軒の「佐原まちぐるみ博物館」が誕生し、平成20年(2008年)には「佐原まちぐるみ博物館」は42館になっているそうです。
「佐原まちぐるみ博物館」は、「各家」に残る、古い「道具箱」や「暮らしぶり」、「伝統」の「味」や「技」、「コレクション」等、「自慢の宝」を、それぞれの「家」で公開し、訪れた方に楽しんでいただき、「佐原のまち」を「まるごと」「博物館」にしてしまおうという「活動」です。
「佐原まちぐるみ博物館」では、「年間」を通した「常設展」のほかに、「お雛様の季節」に行われる「さわら雛めぐり」(2016年1月28日・2015年2月6日・2014年2月6日・2013年2月16日・2012年2月2日・2011年2月5日のブログ参照)、「五月の節句」に行われる「佐原五月人形めぐり」(2016年4月3日・2015年4月6日・2014年4月15日・2013年4月24日・2012年4月7日・2011年4月28日のブログ参照)、「お盆時期」に行われる「さわら・町並み・夕涼み」(現在「さわら・町並み・竹灯り」として開催)(2015年8月5日・2014年8月12日・2013年8月12日・2012年8月11日・2011年8月11日・2010年8月12日のブログ参照)
、「お正月」に行われる「お正月飾り」の「企画展」「佐原・町並み・お正月」(2015年12月27日・2014年12月24日・2013年12月24日・2012年12月27日・2011年12月26日・2010年12月26日のブログ参照)といった「企画展」も行っています。
「佐原まちぐるみ博物館」は、「佐原の商家」の「おかみさん」たちによって、結成している「佐原おかみさん会」(2011年2月5日のブログ参照)により、運営されています。
「佐原おかみさん会」ですが、「佐原」を大切に思っている「女性の集まり」で、「佐原」の「地元商店のおかみさん」が中心となって活動されている「団体」で、「メンバー」ですが、「佐原」以外の他の地域から縁があり、「佐原の商家」に嫁がれた「お嫁さん」や、「佐原生まれ」、「佐原育ち」の「女性」等で構成されており、「佐原のまちの良さ」を見直し、もっとたくさんの人々に「佐原のまち」を知ってもらおうと立ち上がりました。
「佐原おかみさん会」ですが、今年で11年目を迎える「団体」で、ますます「佐原」のために、「元気」にがんばっている「まちづくり団体」です。
「佐原」では、「風情」ある「町並み散策」を「夏」の「夕暮れ」を楽しんでもらおうと、「佐原おかみさん会」が主催する「さわら・町並み・竹灯り」を行っています。
「さわら・町並み・竹灯り」は、「さわら・町並み・夕涼み」として9回、「さわら・町並み・竹灯り」となり今年(2016年)含め2回、都合11回目を数える「催し」で、期間中に「メインイベント」として「盆ふぇすたin佐原」が行われていました。
「さわら・町並み・竹灯り」の「前身」「さわら・町並み・夕涼み」は、「着物の似合うまち」「佐原」の「風情」ある「町並み散策」を「夏の夕暮れ」に楽しんでもらおうと企画された「催し」で、「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜ゆかたで楽しむ灯りと音〜」は、8月6日(土)・13日(土)・14日(日)・15日(月)に開催され、期間中「佐原の町並み」は「竹灯り」と、「和傘」で彩られ、8月14日(日)に「夢灯ろう流し」を開催します。
また「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜ゆかたで楽しむ灯りと音〜」は、「香取市合併10周年記念事業」として開催されます。
「夢灯ろう流し」「当日」の「見どころ」は、「灯りで彩る佐原の町並み」、「おみがわ竹炭会」、「夢灯ろう流し」、「篠笛奏者片野聡」、「恵壽美會」、「ゆかたの無料着付」となっています。
「灯りで彩る佐原の町並み」は、8月6日(土)・13日(土)〜15日(月)の期間行われる「催し」です。
「灯りで彩る佐原の町並み」ですが、どこか懐かしい「風景」に「オレンジ色」の「竹灯り」と、「和傘」が美しくともり、「熊本県」の「灯り演出家」「ちかけん」さんより伝授されました。
他にも「オリジナル行灯」や、「小野川」に「自治労千葉県本部」による「行灯」の「川灯り」、「だし灯り」など、「イベント」の「最後」は、「小野川」の「ナイアガラ花火」(14日のみ)。
「旧ほていや蔵駐車場」
子どもたちの作品展(わたしのゆめ)
佐原小・佐原幼稚園・めぐみ保育園
和傘灯りのオブジェ(書・デザイン)
佐原高校美術部・書道部
「清宮秀堅宅・北川商店倉庫前」
ワークショップご参加の皆さま
「小野川上流」
自治労千葉県本部
「小野川 忠敬橋〜開運橋」
地域の皆さま
「おみがわ竹炭会」は、2001年(平成13年)8月に発足、「地域」の荒れた「竹林」を伐採して「炭」にする「活動」や、「炭窯作り」や「炭作り」の「指導」など、「先人」が大切にしてきた「谷津田」の「営み」を「生物多様性」を尊重し未来に残す為に活動しています。
「旧千葉商船」
竹のオブジェ
「旧正文堂」
竹のランプ等
「夢灯ろう流し」は、「伊能忠敬旧宅前」で8月14日(日)19時30分〜20時30分に行われます。
「灯ろう購入場所」(当日)は、15時00分〜17時00分に「佐原町並み交流館」(2012年1月27日のブログ参照)、17時00分〜20時00分に「伊能忠敬記念館」(2011年3月8日のブログ参照)前「テント」となっており、「事前購入」は「佐原おかみさん会」「会員」まで1000円(イベント協力金300円含む)(灯ろう1個とプレゼント引き換え券付)、「代金」700円・内100円は「熊本県」に寄付するそうです。
「篠笛奏者片野聡」は、「樋橋」で8月14日(日)19時30分〜20時30分に行われます。
「片野聡」氏は9歳より「佐原囃子」を始め、「中学」入学と同時に「与倉芸座連」加入、その後、独自の「音楽」を作編曲、自称「古典からAKBまで」の「篠笛奏者」で、「ドイツ」でも演奏、「海外」でも高評価を得ています。
2013年(平成25年)、「第1回全国横笛コンクール」にて、「金賞」・「県知事賞」・「特別賞」同時受賞、2015年(平成27年)「インターネット篠笛コンテスト」2位、「2ndアルバム」「Color of Days」もリリース。
「恵壽美會」は、「下座舟」で8月14日(日)18時45分から行われます。
「恵壽美會」は、「佐原囃子愛好家」の「演奏同好会」で、「夕涼みイベント」には1回目から参加、「忠敬茶屋」で毎月第2・4金曜練習(変更あり)
「ゆかたの無料着付」は、「下分公会堂」で8月14日(日)15時00分〜17時00分に行われます。
「ゆかた」をお持ちの方、無料着付けし、「ゆかたレンタル」は無くなり次第終了、事前予約優先となっています。
「貸し出し&着付け」レンタル1000円
「レンタル内容」・ゆかた・帯・げた・腰ひも 返却は20時30分まで
「夢灯ろう流し」の「小野川」「伊能忠敬旧宅」前の「イベントスケジュール」は、下記の通りです。
18時45分〜 下座舟
19時30分〜 夢灯ろう流し&片野聡篠笛
20時30分〜 ナイアガラ花火
「小江戸」「情緒」あふれる昔ながらの「町並み」が今も残る「佐原の町並み」で開催される「夏・恒例」の「催し」「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜浴衣で楽しむ灯りと音〜」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜浴衣で楽しむ灯りと音〜」詳細
開催期間 8月6日(土)、8月13日(土)〜8月15日(月)
開催会場 佐原の町並み 香取市佐原 (伊能忠敬旧宅・忠敬橋付近・下新町)
問合わせ 佐原おかみさん会
香取商工観光課 0478-50-1212
備考
「さわら・町並み・竹灯りNo.11〜ゆかたで楽しむ灯りと音〜」「夢灯ろう流し」は、「雨天」の場合、「翌日」8月15日(月)に順延されるそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=3177 |
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地域情報::香取 | 05:16 PM |