本日ご紹介するのは、近隣市「芝山町」「航空科学博物館」で6月1日(水)〜7月24日(日)の期間開催されます「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」です。
「航空科学博物館」(2011年6月7日のブログ参照)は、「航空」に関する「科学知識」について、その「啓発」を図り、もって「航空思想」の「普及」及び「航空科学技術」の「振興」に寄与し、あわせて「日本」の「航空」の「発展」に資することを「目的」に、「総合的」な「航空思想普及施設」として「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)側に平成元年(1990年)に、「山武郡」「芝山町」「岩山」に開館しました。
「航空科学博物館」ですが、「中央棟」、「西棟」、「東棟」、「展望塔」、「屋外」からなり、「地上2階一部5階」の「建物」が構成されています。
「航空科学博物館」「1階」「中央棟」には、「アンリ・ファルマン複葉機」の「実物大復元模型」(イラスト有り)と、「ピストン・エンジンコーナー」、「ミュージアムショップ」「バイプレーン」があり、「航空科学博物館」「1階」「西棟」には、「ボーイング747大型模型」(操縦体験可能・要「整理券」)と「ボーイング747」の「客室」・「コックピット」・「タイヤ」、「DC-8前脚」、「旅客機の胴体比較」(DC-8とYS-11)、「DC8シミュレーター」(パイロット訓練用シミュレーターを改修したもの)があります。
「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」には、「航空機」の「スケールモデル」など「航空関係」の「品物」をたくさん取り揃えています。
「航空科学博物館」「バイプレーン」では、たくさんの「要望」に応え、あの「カレンダー」が戻ってきたそうです。
「カレンダー」ですが、「世界各地」から様々な「航空会社」が乗り入れする「成田国際空港」の色とりどりの「航空機」のみならず、「四季折々」の「風景」も、美しい「航空科学博物館」周辺の「情景」の「カレンダー」に仕上がっており、「航空科学博物館」「ミュージアムショップ」「バイプレーン」にて販売しています。
「航空科学博物館」「2階」「中央棟」には、「下田画伯」の「イラスト」による「飛行機のあゆみ」と、「日本の名機」と「歴史的」な「ソリッドモデル」、「西棟」には、「小型機」・「ヘリコプター」の「コックピット」(操縦席に座れます)と「戦前」・「現在」の「パイロット」の「制服比較」、「東棟」には、「NAAコーナー」と、「エコエアポートコーナー」、「成田国際空港」を「インターネット」や「ビデオ」、「模型」等で紹介する「コーナー」があります。
「航空科学博物館」「2階」「東棟」にある「成田国際空港」を紹介する「NAAコーナー」ですが、2014年(平成26年)3月25日に「リニューアルオープン」しています。
「航空科学博物館」「NAAコーナー」ですが、「成田空港ジオラマ」、「音の体験ルーム」、「情報コーナー」、「エコエアポートコーナー」からなり、様々な「方向」から「成田国際空港」について学べる「施設」となっており、白く「スタイリッシュ」な「デザイン」に一新された「成田空港ジオラマ」と、「楽しく、分かりやすく」を「コンセプト」に「内容」を一新した「音の体験ルーム」がリニューアルされています。
「航空科学博物館」「3階」は、「展望台」(屋上)となっており、「成田国際空港」を離着陸する「ジャンボ」を間近に眺め、「迫力」ある「航空機」の「エンジン音」を体験できるようになっています。
「航空科学博物館」「4階」は、「展望レストラン」「バルーン」となっており、「展望レストラン」「バルーン」では、「成田国際空港」の素晴らしい「眺め」を見ながら「食事」ができます。
「航空科学博物館」「5階」では、「ガイドの説明」(土・日・祝日中心)を「参考」に離着陸する「ジャンボ」を見ることができるそうです。
「航空科学博物館」「屋外」には、「航空機」と「多目的広場」があり、「小型機」や「ヘリコプター」の「実物」を展示、「YS11試作1号機」(イラスト有り)や「セスナ195」「朝風」(イラスト有り)等があり、「有料搭乗航空機」として「プロペラ」が回る「飛行機」や「ヘリコプター」に搭乗できる「有料体験装置」があるそうです。
「航空科学博物館」の「沿革」ですが、下記の通りです。
1977年(昭和52年) 地元自治体の芝山町より成田空港の開港に関連した博物館建設の要望が運輸大臣に提出される。
1984年(昭和59年) 博物館の建設・運営の事業主体となる財団法人航空科学振興財団が設立。
1988年(昭和63年) 博物館工事に着工。
1989年(平成元年) 8月1日 開館。
1994年(平成6年) 入館者100万人を達成。
1999年(平成11年) 成田空港第1ターミナルビル内にミュージアムショップ「バイプレーン」を開店。
2004年(平成16年) 1月18日 入館者300万人を達成。
2011年(平成23年) 6月23日 成田国際空港株式会社が航空科学博物館敷地(駐車場)内に成田空港闘争の史実や反対派のヘルメットなどを展示した資料館「成田空港空と大地の歴史館」を建設し、開館。
2012年(平成24年) 4月1日 公益財団法人航空科学博物館に移行。
2015年(平成27年) 6月20日 博物館敷地内に「航空科学博物館バスターミナル」を開設。
「航空科学博物館」では、「航空」に関する「科学知識」に関する「講習会」、「講演会」、「見学会」、「航空教室」、「セミナー」等を開催しており、「四季折々」様々な「催し」、「イベント」を行っています。
また「航空科学博物館」では、「展示即売会」(「航空スケッチ大会」、「紙飛行機工作教室」、「航空機の部品」・「航空グッズ」の「販売」を行う「航空ジャンク市」等)などを催行しています。
「ボーイング」(The Boeing Company)は、「アメリカ合衆国」に所在する「世界最大」の「航空宇宙機器開発製造会社」です。
1997年(平成9年)に「マクドネル・ダグラス社」を買収したため、現在「アメリカ」で唯一の「大型旅客機メーカー」であり、「ヨーロッパ」の「エアバス」と、「世界市場」を二分する「巨大企業」で、「旅客機」だけでなく、「軍用機」、「ミサイル」、「宇宙船」や、「宇宙機器」などの「研究開発」・「設計製造」を行っています。
「ボーイング」は、「機体」の「設計」に関して、「有限要素法」の「設計手法」の「導入」を先んじており、その「技術」は「車輛構体設計」など「他分野」にも技術供与されており、「世界」の「航空宇宙機器業界」をリードしています。
ちなみに「有限要素法」(英・Finite Element Methood、FEM)は、「数値解析手法」のひとつで、「解析的」に解くことが難しい「微分方程式」の「近似解」を「数値的」に得る「方法」のひとつです。
「有限要素法」ですが、「方程式」が定義された「領域」を「小領域」(要素)に分割し、各「小領域」における「方程式」を「比較的」単純で共通な「補間関数」で近似するもので、「構造力学分野」で発達し、「他」の「分野」でも広く使われている「手法」であり、その背景となる「理論」は、「関数解析」と結びついて、「数学的」に整然としています。
「ボーイング」は、「ウィリアム・E・ボーイング」と、「アメリカ合衆国」「海軍技師」「ジョージ・コンラッド・ウエスターバレット」によって、1916年(大正5年)7月15日に「シアトル」にて設立され、彼らの「頭文字」から「B&W」と名付けられたそうです。
「ボーイング」「第1号機」は「会社名」と同じ「B&W」と命名された「双フロート」の「水上機」でした。
この「会社名」はすぐに「Pacific Aero Products」に変更され、1917年(大正6年)に「会社名」は「ボーイング航空機株式会社」(Boeing Airplane Company)と改名され、1917年当時「第一次世界大戦」を戦っていた「海軍」の「パイロット養成用」に「双フロート複葉単発」の「練習機モデルC」が採用され、約700機を生産し「航空機メーカー」としての地位を築いたそうです。
「第一次世界大戦」後、「軍用機」の需要は無くなったそうです。
当時「民間輸送」も「未発達」であったため、「アメリカ」での主要な「航空機需要」は「郵便事業」であったそうです。
「ボーイング社」は「モデルC」の「最終生産機」「C-700」を使って、「アメリカ」「シアトル」と、「カナダ」「バンクーバー」の間で、「世界最初」の「国際航空郵便」の「輸送」を始めたそうです。
「輸送部門」は「BOEING AIR TRANSPORT社」として「事業」を拡大していきますが、「使用機」も「双発」の「モデル」「40A」など近代化されていきました。
1923年(大正12年)に「陸軍」に採用された「戦闘機」「P-12」は「海軍」にも「F4B」として採用され、「シリーズ」「総計」586機が納入されました。
「郵便機」から発展した「民間機分野」では、1933年(昭和8年)に画期的な「旅客機」「ボーイング247」(乗客10名)を開発したそうです。
当時の「飛行機」は「複葉帆布張り固定脚」でしたが、「ボーイング247」は「全金属製」・「低翼」・「単葉」・「引き込み脚」を採用し「巡航速度」300km/h以上を発揮し、「アメリカ」の「航空会社」は競って導入したそうです。
1929年(昭和4年)には「エンジンメーカー」「プラット・アンド・ホイットニー」などと共に「航空機」の「製造」から「運航」までの「全て」を手がける「巨大企業」「ユナイテッド・エアクラフト・アンド・トランスポート」を設立しました。
しかし、「タイプ247」の「天下」は長く続かず、1935年(昭和10年)に開発されたより「大型」・「高速」の「ダグラス」「DC-3」に取って代わられました。
また、1934年(昭和9年)「独占禁止法」の「適用」を受けたため、「エンジン製造部門」や、「航空輸送部門」は分離され、それぞれが「ユナイテッド・テクノロジー」と、「ユナイテッド航空」となったそうです。
この後1950年代まで、「世界」で「最初」に「与圧室」を装備した「ボーイング307」(初飛行1938年)等「意欲的」な「新型旅客機」を数々生産しますが、「商業的」には大きな「成功」が得られない状況が続いたそうです。
「軍用機分野」では1936年(昭和11年)に「自社開発」した「4発大型爆撃機」である「モデル299」「B-17」が「陸軍航空隊」に採用され、この機は「爆撃機」としての「性能」は素晴らしかったが、あまりに「大型」かつ「高価」であったため当初の「発注数」は少数にとどまったそうです。
様々な「困難」を乗り越え、「ボーイング社」は、2012年度の「売上高」81698Million U.S$のうち、「民間部門」が49127Million U.S$、「軍用部門」が32607Million U.S$、「営業利益」6311Million U.S$のうち、「民間部門」が4711Million U.S$、「軍用部門」が3068Million U.S$だそうです。
また2012年(平成24年)12月31日時点での「受注契約残高」は、「民間部門」が317287Million U.S$、「軍用部門」が55068Million U.S$、「民需」+「軍需」の「合計」で372355Million U.S$となっています。
「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」ですが、「航空科学博物館」「館内」「2階」「展示室」で6月1日(水)から7月24日(日)の期間開催される「催し」です。
「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」は、2016年(平成28年)7月15日に「100周年」を迎える「航空機メーカー」「ボーイング社」の「歩み」はほぼそのまま「航空機」の「歴史」ともいえ、「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」では、余すところなく紹介するそうです。
「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」では、上述のように「100周年」を迎える「航空機メーカー」・「ボーイング社」を記念し、「模型」や、「解説パネル」を用いて、「水上飛行機」から「最新機」まで「ボーイング社」の「発展」の「歴史」を紹介する「内容」となっています。
なお「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」ですが、「入館料」のみで観覧できる「企画展示」となっています。
「航空専門」の「科学博物館」「航空科学博物館」で開催される100周年を迎える「航空機メーカー」「ボーイング社」の「発展」の「歴史」を紹介する「展示会」「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」。
この機会に「芝山町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「企画展示」「空飛ぶデザイン〜BOEING100年の歴史〜」詳細
開催期間 6月1日(水)〜7月24日(日)
開催会場 航空科学博物館 山武郡芝山町岩山111-3
開館時間 10時〜17時(入館締め切り16時半)
休館日 月曜日(祝日の場合翌日)
入館料 大人500円 中高生300円 4歳以上〜小学生200円
問合わせ 航空科学博物館 0479-78-0557
備考
「航空科学博物館」ですが、「千葉県民の日」を記念して、6月15日(水)に「高校生」以下の「入館」が「無料」となるそうです。
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地域情報::成田 | 04:54 PM |