本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「地球の丸く見える丘展望館」で1月26日(火)〜2月7日(日)の期間開催されます「SL写真展」です。
「地球の丸く見える丘展望館」は、「銚子市」(2010年9月20日のブログ参照)「天王台」にある「施設」で、「銚子市」から「(一社)銚子市観光協会」が「指定管理」を受け、運営しています。
「地球の丸く見える丘展望館」(2010年8月30日のブログ参照)は、「下総台地」(北総台地)(2012年7月10日のブログ参照)の「高所」(73.6m)である「愛宕山」の「頂上」に位置する「展望観光スポット」です。
「地球の丸く見える丘展望館」からの「眺望」ですが、「北」は「鹿島灘(カシマナダ)」(2012年6月16日のブログ参照)から「筑波山」を望み、「東」と「南」は「一望千里」に「太平洋」の「大海原」を、「西」は「屏風ヶ浦(ビョウブガウラ)」(2012年5月20日のブログ参照)から「九十九里浜」(2012年5月11日のブログ参照)まで見渡せます。
「地球の丸く見える丘展望館」では、「標高」約90mの「展望スペース」から360度の「大パノラマ」が広がり、緩やかに「弧(コ)」を描いた「水平線」によって、「その名」の通り、「地球の丸さ」を実感できる「展望施設」となっています。
「地球の丸く見える丘展望館」からは、「銚子市」が「三方」を「水」に囲まれている様子が実感でき、「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)「河口」から「君ヶ浜」(2011年6月1日のブログ参照)、「犬吠埼」(2012年4月16日のブログ参照)、上述の「屏風ヶ浦」に至る「海岸線」を望め、「砂浜」あり、「断崖絶壁(ダンガイゼッペキ)」ありと、「変化」に富んだ「雄大」な「景観美」を堪能できるそうです。
「地球の丸く見える丘展望館」には、「地球の丸さ」を実感できる「展望スペース」(屋上)を筆頭に、「銚子」の「特産品」「地酒」・「醤油」をはじめ、「豊富」な「お土産」・「名産品」が揃った「お土産コーナー」(売店)(1F)、「季節ごと」に行われる「各種企画展」が「定期的」に催される「イベントホール」(企画展示室)(2F)、「常設展示」として2012年に認定されました「銚子ジオパーク」(2012年12月9日・9月25日のブログ参照)「関連資料」の「展示」をしている「銚子ジオパーク展示場」(2F)、「銚子海洋研究所」の「イルカウォッチング」(2010年12月19日のブログ参照)で撮影された「写真」の「展示」(2F)、「イルカウォッチング」もしくは「銚子のPR」「映像」を映す「映像鑑賞コーナー」(2F)、「銚子沖」(名洗沖)で「実験稼働中」の「洋上風力発電」の「解説」(2Fエントランス)、「展望スペース」に
向かう途中にある「眺望」のよい「休憩スポット」「喫茶コーナー」・「展望ラウンジ」「くつろぎスペース」「カフェ330」(3F)があります。
「地球の丸く見える丘展望館」の「イベントホール」ですが、上記のように「季節ごと」に、「写真展」や「絵画展」など「各種企画展」が行われており、多くの「観光客」、「地元客」の「皆さん」が訪れています。
「SL(エスエル)」こと「蒸気機関車」とは、「蒸気機関」によって動く「機関車」のことで、「日本」では、「Steam Locomotive」の「頭文字」をとって、「SL」とも呼ばれています。
「蒸気機関車」、または「蒸気機関車」が牽引する「列車」のことを「汽車」ともいい、また明治時代には「蒸気船」に対して「陸」の上を「蒸気機関」で走ることから、「陸蒸気(オカジョウキ)」とも呼ばれており、「第二次世界大戦」の頃までは「汽罐車(キカンシャ)」(「汽罐」は「ボイラー」の意)という「表記」も用いられていました。
「蒸気機関車」の「歴史」ですが、「蒸気機関車」の「発明」以前から「鉄道」を敷き「台車」を「荷役動物」に曳かせるものがあり、「馬車鉄道」などがありました。
1802年(享和2年)、「リチャード・トレビシック」が「マーサー・ティドウ゛ィル」の「ペナダレン製鉄所」で「高圧蒸気関」を「台車」に載せたものを作ったそうで、これが「世界初」の「蒸気機関車」とされています。
1803年(享和3年)、「トレビシック」はこの「蒸気機関車」の「特許」を「サミュエル・ホンフレイ」に売却、「ホンフレイ」は、「トレビシック」の「蒸気機関車」が10t(トン)の「鉄」を牽引して、とある「区間」(約16km)を運べるか「賭け」を行い、1804年(享和4年)2月21日、「ペナダレン号」が10tの「鉄」と、5両の「客車」、それに乗った70人の「乗客」を4時間5分で輸送することに成功したそうです。
1814年(文化11年)、「ジョージ・スティーブンソン」が「キリングワース」で「石炭輸送」のための「実用的」な「蒸気機関車」を設計し「Blucher」(ブリュヘル号)と名付け、「ウェストムーア」の「自宅裏」の「作業場」で製作し、1814年7月25日に「初走行」に成功、「時速」6.4kmで「坂」を上り30tの「石炭」を運ぶことができるものであったそうです。
「日本」では、「実物」の「蒸気機関車」よりも早く「模型」の「蒸気機関車」が登場したそうで、江戸時代末期の1853年(嘉永6年)、「ロシア」の「エフィム・プチャーチン」が来航し、「蒸気」で走る「模型」を披露したり、1854年(嘉永7年)、「アメリカ」の「マシュー・ペリー」が「江戸幕府」の「役人」の前で「模型蒸気機関車」の「走行」を実演した「記録」があります。
また、1853年、「佐賀藩」の「精錬方」であった「田中久重」、「中村奇輔」、「石黒寛二」らによって「外国」の「文献」を頼りに「軌間」130mmの「蒸気機関車」や、「蒸気船」の「雛型」(模型)が製作され、また、「加賀」の「大野弁吉」が「蒸気機関車」の「模型」を作った「記録」があります。
さらに「同時期」に「長州藩」の「中島治平」が「長崎」で購入したか、「木戸孝允」が「パリ」で購入したと伝えられる「ナポレオン号」が「山口県立博物館」に保存されています。
これらの「機関車」は2003年(平成15年)に「国立科学博物館」で開催された「江戸大博覧会」で展示されたそうです。
「佐賀藩」以外にも「宇和島藩」で、「伊達宗城」が「蒸気船」の「模型」を「軍学者」である「大村益次郎」と、「ちょうちん屋」の「嘉蔵」(前原巧山)に作らせたとする「記録」があり、このように「日本」では「実物」よりも先に「模型」の方が完成したことにより、「実物」の「導入」以前に既に「蒸気機関」の「原理」や、「構造」への「理解」が習得されていたそうです。
「日本」の「鉄道」は1872年(明治5年)に開業しましたが、この時、投入された「車両」は「1号機関車」などすべて「イギリス製」の「車両」であったそうで、そもそも、「明治政府」が発足して間もない「時期」であり、「実物」の「製造技術」の「ノウハウ」が乏しい「時期」であったため、「当然」の「判断」と言えたようです。
その後、「官営鉄道」(国鉄)では「イギリス様式」の「鉄道」が建設されたため、「車両」も「同国」からの「輸入」が多かったそうですが、「北海道」の「官営幌内鉄道」では「7100形」(弁慶、静などの愛称がついた)など「アメリカ様式」による「施設」・「車両」が導入され、「九州鉄道」では「ドイツ様式」を採用したそうです。
時は流れ、現在「日本」では、「民営鉄道」でも「保存・観光目的」のものを除き「同時期」に「蒸気機関車」は「姿」を消し、「専用鉄道」でも1982年(昭和57年)の「室蘭市」における「鉄原コークス」を最後に、「蒸気機関車」の「使用」は終了しています。
「日本」における「営業用」としての「蒸気機関車」は「幕」を閉じたわけですが、その後になって、なお「日本製」の「蒸気機関車」は新たに誕生しています。
1983年(昭和58年)に開園した「東京ディズニーランド」の「アトラクション」「ウエスタンリバー鉄道」用に、「協三工業」が「1Bテンダー機関車」3両を製造(のち1両を追加)をし、「燃料」ですが、「重油専燃」としたそうです。
上述のように「テーマパーク」の「アトラクション」ではありますが、「日本」のものとしては珍しく「本物」の「蒸気機関車」を使用しています。
この度(タビ)「銚子市」では、「SLイベント」「ちょっとひと息 房総休日SL銚子」「銚子にSLがやってくる!」が開催され、「JR銚子駅」を「目的地」に、「JR佐原駅」(2015年9月20日のブログ参照)から「SL」(蒸気機関車)が1月29日(金)から31日(日)の期間運行されることとなりました。
「銚子にSLがやってくる!」ですが、「東日本旅客鉄道」(以下「JR東日本」と表記)「千葉支社」の「イベント」で、「JR東日本」「千葉支社」の「房総観光キャンペーン」の「一環」で運行され、「JR成田線」の「佐原」-「銚子」間で1日1往復するそうです。
「銚子にSLがやってくる!」のけん引する「蒸気機関車」(SL)は「デコイチ」の「愛称」で「有名」な「D51」で、1940年製で1972年(昭和47年)に引退しましたが、1988年(昭和63年)に「イベント列車」として復活したそうです。
「銚子にSLがやってくる!」の「列車」は、上述の「JR東日本」「高崎支社」「管内」で「現役」の1940年製「D51」に、1938年(昭和13年)から1950年製の「客車」6台を連結して走行するそうで、「D51」は「貨物輸送用SL」として最も多く造られた「型式」で、「鉄道ファン」の「人気」が高い「SL」なのだそうです。
「銚子にSLがやってくる!」ですが、3日間とも「DL佐原」(ディーゼル機関車DE10形で客車とSLをけん引)にて、「JR銚子駅」を10時27分に出発、「JR笹川駅」に11時07分着、11時22分発、「JR佐原駅」に12時10分着、「SL銚子」(D51形498号)にて14時16分に「JR佐原駅」を出発、15時50分に「JR銚子駅」に到着となっており、1回の「乗車定員」は、416人、「切符」は昨年2015年(平成27年)12月末に「JR東日本」「各駅」で販売されていました。
「千葉県内」を「SL」が走るのは、2013年(平成25年)2月「SLおいでよ銚子号」「DLおいでよ佐原号」(2013年2月5日のブログ参照)以来、約3年ぶりで、上述のように「JR東日本」の「冬の房総観光キャンペーン」の「一環」で運行されます。
「ちょっとひと息 房総休日SL銚子」「銚子にSLがやってくる!」開催期間中、「銚子市」や、「銚子商工会議所」、「銚子電鉄」など、「各種団体」が「SL」の「来銚」を記念し、「銚子市内各所」で、様々な「関連イベント」が開かれるそうです。
「地球の丸く見える丘展望館」では、「SLイベント」「ちょっとひと息 房総休日SL銚子」「銚子にSLがやってくる!」の「記念イベント」として、「SL写真展」を行うそうです。
「SL写真展」の「開催期間」ですが、1月26日(火)から2月7日(日)となっており、「地球の丸く見える丘展望館」2F「展示ホール」を「会場」に開催されます。
「SL写真展」の「内容」ですが、「有志」の「方々」による、3年前の「ようこそSL銚子号」の「写真」や、昭和44年(1969年)の「さよならSL」の「パネル」2点の「展示」を行うそうです。
また「SL写真展」では、「銚子市」「海鹿島町」「思咢庵美術館」「所蔵」の「鉄道錦絵」(明治22年)、「引札」(現在のチラシ)(明治32年)、「鉄道50年記念」の「文鎮」(大正10年)を展示しているそうです。
「地球の丸さ」が実感できる「人気観光・観賞スポット」「地球の丸く見える丘展望館」で開催される「ちょっとひと息 房総休日SL銚子」「銚子にSLがやってくる!」「関連イベント」「SL写真展」。
この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「SL写真展」詳細
開催期間 1月26日(火)〜2月7日(日)
開催会場 地球の丸く見える丘展望館 銚子市天王台1421-1
入館料 大人 380円 小中学生 200円 65歳以上 330円
営業時間 9時〜17時 (10月〜3月)(晴天時は日没まで)
※4月〜9月は、9時〜18時半
問合わせ 地球の丸く見える丘展望館 0479-25-0930
備考
「銚子市」では、「ちょっとひと息 房総休日SL銚子」「銚子にSLがやってくる!」開催に際し、「北総に笑顔の花を咲かせよう」を行うそうです。
「北総に笑顔の花を咲かせよう」ですが、「沿線」の「皆さん」による「イベント」で、「SL銚子」、「DL銚子」が見えたら「笑顔」で、その「通過」を歓迎をするというもので、「手」を振る、「横断幕」を掲げる、「地元」の「踊り」を披露するなど、「笑顔」いっぱいに「パフォーマンス」をして「SL」・「DL」に乗っている「人」も、見学している「人」も楽しくなれるよう「自由」な「表現」で「おもてなし」をするそうです。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2819 |
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地域情報::銚子 | 10:34 AM |