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「受贈記念」「古谷蒼韻展1」(成田市)
 本日ご紹介するのは、近隣市「成田市」「成田山書道美術館」で7月18日(土)〜8月30日(日)の期間開催されます「受贈記念」「古谷蒼韻展1」です。

 「成田山書道美術館」(2011年6月5日のブログ参照)は、「成田山新勝寺」(2010年11月14日・15日・16日のブログ参照)の「大本堂」の「奥」に広がる「成田山公園」(2011年11月8日・2010年11月12日のブログ参照)の「一角」に建つ「書」の「専門」「美術館」です。
 「成田山書道美術館」は、「水」と「木々」が快(ココロヨ)い「調和」を生んでいる「成田山公園」の「三の池」の「畔(ホトリ)」に佇んでおり、「成田山書道美術館」「館内」には、「書の世界」が広がっています。
 「成田山書道美術館」は、江戸末期から現代に至る「日本」の「書道作品」や「資料」を収蔵し、展示しており、特に「成田山書道美術館」では、あまりにも現代に近いが故(ユエ)に見過ごされがちな「近代日本」の「書作品」を広い「視野」から収蔵しています。

 「成田山書道美術館」「展示棟」1階ですが、「吹き抜け」になった「中央プラザ」をもつ「企画展示室」や「高さ」13mの「壁面」をもち、ゆったりとした「空間」で「作品」を鑑賞することができます。
 「成田山書道美術館」2階ですが、「常設展示室」となっており、「回廊式」の「ギャラリー」となっています。
 「成田山書道美術館」は、「書」の「総合美術館」として、優れた「作品」を鑑賞できることはもちろん、「作品」の「保存」・「研究」・「普及」など、「専門家」から「一般の人」が楽しめるそうです。

 「成田山書道美術館」は、「近現代」の「書蹟」の「収蔵」では、「質量」ともに「群」を抜いており、これらを生かした「展示」・「普及」・「研究活動」が行われています。
 「成田山書道美術館」ですが、「書」を「専門」とした「美術館」として「書文化」の「興隆」に貢献し、「書」を含む「美術」「全般」に「目」を向け、「美術館」の「施設」を生かした「複合的」な「展示」に取り組んでおり、「書」は「苦手」という「人」でも「抵抗」なく楽しめるように「展示」・「運営」されています。

 「成田山書道美術館」では、「テーマ」を変えながら「年間」6〜7回「展示」を行っています。
 「近現代」の「書」は、「鑑賞」という「点」において、「絵画」や「彫刻」などと比べるとまだまだ「発展途上」のようですが、「成田山書道美術館」では、「様々」な「切り口」での「展示」を「企画」し、「書の魅力」を「多方面」に感じられる「場」を提供しています。

 「古谷蒼韻(フルタニソウイン)」氏ですが、1924年(大正13年)3月3日生まれの「日本」の「書家」で、「文化功労者」です。
 ちなみに「文化功労者」とは、「日本」において、「文化」の「向上発達」に関し、特に「功績顕著」な「者」をいい、「文化功労者年金法」(昭和26年法律第125号)に定められます。
 「文化功労者」は、「文化勲章」よりも多くの「者」が選ばれ、「文化勲章」に次ぐ「栄誉」となっています。
 「文化勲章」「受賞者」ですが、すでに亡くなっている「人物」を除いては、「文化功労者」にあわせて決定されます。

 「古谷蒼韻」氏の「経歴」ですが、「京都府」「出身」、「京都師範学校」卒、「本名」は「繁扶」氏です。
 「古谷蒼韻」氏は、「師範学校」「在学中」に「中野越南」氏に私淑した後、「辻本史邑」氏、「村上三島」氏に「師事」。
 1961年(昭和36年)「日展」「特選」、1981年(昭和56年)「日展」「内閣総理大臣賞」。
 1985年(昭和60年)「万葉・秋雑歌」で「日本芸術院賞」。
 「日展」「顧問」、「日本書芸院」「最高顧問」、「読売書法会」「最高顧問」、「京都書道作家協会」「会長」。
 「蒼遼会」を主宰。
 2006年(平成18年)「日本芸術院」「会員」、2010年(平成22年)「文化功労者」を受章されています。

 「受贈記念」「古谷蒼韻展1」ですが、「成田山書道美術館」で7月18日(土)から8月30日(日)までの「期間」開催される「催事」・「展示会」です。
 「受贈記念」「古谷蒼韻展1」では、「古谷蒼韻」氏の「座右」の「法帖」、「文房具」など展示されるそうです。
 「受贈記念」「古谷蒼韻展1」の「開催要項」、下記の通りです。

 成田山書道美術館では、このたび、古谷蒼韻先生の代表作および所蔵の文房具・法帖・書画類などのご寄贈を受けました。
 本展は、これらを2会期にわけて展示するものです。
 古谷先生は、王羲之をはじめとする晋唐の書の受容を起点とする日本の書の歴史に思いをはせ、その本質を追求することによって自らの書風を形成してきました。
 中野越南をはじめとする京阪の碩学のあいだで培われた教養と技術は、漢字や仮名といった枠組みを超え、知的で深みのある表現に結実しました。
 その背景には、主体的に古典を見つめ、核心をとらえようとする不断の鍛錬があります。
 本展では、その作品のみならず、愛蔵の法帖や文房具などを通して古谷蒼韻の全貌をご覧いただけるものと思います。

 「書」の「総合美術館」「成田山書道美術館」で開催される「催事」「受贈記念」「古谷蒼韻展1」。
 この機会に「成田市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「受贈記念」「古谷蒼韻展1」詳細

 開催期間 7月18日(土)〜8月30日(日)

 開館時間 9時〜16時(最終入館は15時半まで)

 開催会場 成田山書道美術館 成田市成田640

 休館日  月曜日 (月曜が休日の場合開館し、翌日休館)
      前期展・7月20日を除く月曜日、7月21日

 入館料  大人500円 高校・大学生300円 中学生以下無料

 問合わせ 成田山書道美術館 0476-24-0774

 備考
 「文化功労者」の「選考基準」ですが、「文部科学大臣」が「候補者」の「選考」を「文化審議会」に諮問し、その選考した「者」のうちから「文部科学大臣」がこれを決定します。
 (文化功労者法第2条)
 「文化功労者」には、「終身」、「政令」で定める「額」の「年金」(「年額」350万円・平成21年度予算計約8億円)が支給されます。
 (同法第3条)
 なお「選考」に「国籍要件」はなく、2014年末現在で、1978年(昭和53年)の「南部陽一郎」氏(物理学者)、1999年(平成11年)の「マリウス・バーサス・ジャンセン」氏(日本研究家)、2002年(平成14年)の「ドナルド・キーン」氏(日本文学者)、2010年(平成22年)の「王貞治」氏(野球選手・監督)の4人の「外国国籍者」が選ばれています。
 (「南部陽一郎」氏と「ドナルド・キーン」氏は「文化勲章」も受章)
 1989年(昭和64年/平成元年)に「服飾デザイン」の「森英恵(モリハナエ)」氏、1990年(平成2年)に「将棋」の「大山康晴」氏・「水泳」の「兵藤秀子」氏、1991年(平成3年)に「漫画」の「横山隆一」氏、2012年(平成24年)に「サッカー」の「岡野俊一郎」氏、2012年に「アニメーション」の「宮崎駿」氏が選ばれるなど「平成」に入ってから「対象ジャンル」の「拡大」が「顕著」で、2009年(平成21年)には、「元・横綱」の「大鵬幸喜」氏が選ばれています。
 「受贈記念」「古谷蒼韻展1」の開催される「期間中」、「成田山書道美術館」では、「関連行事」として、「鼎談」「古谷蒼韻の書」を行うそうです。
 「鼎談」「古谷蒼韻の書」は、下記の通りです。

 第1回 8月2日(日) 13時00分〜14時30分 講師 樽本樹郁氏/吉川薫仙氏/横山埠平氏

 第2回 9月6日(日) 13時00分〜14時30分 講師 杭迫柏樹氏/新井光風氏/黒田賢一氏

 第3回 10月4日(日) 13時00分〜14時30分 講師 星弘道氏/真神窺堂/土橋靖子氏

 ※各回とも定員200名、当日先着順

| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2756 |
| 地域情報::成田 | 10:27 AM |

 
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