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2015,03,15, Sunday
「二の午大祭」(多古町)
author :
犬吠埼観光ホテル
本日ご案内するのは、近隣市「多古町」「日蓮宗本山日本寺」で3月20日(金)に開催されます「二の午大祭」です。
「日蓮宗本山日本寺」(2011年10月27日のブログ参照)は、「日蓮聖人」「最大」の「理解者」であった「富木日常上人」を「開基」とする「香取郡」「多古町」の「寺院」で、「山号」は「正東山」です。
「日蓮宗本山日本寺」ですが、その後「日本中」から「学僧」が集まる「中村壇林」が開かれ、「関東三大壇林」のひとつとして栄えました。
「日蓮宗本山日本寺」は、270年余に渡り、延べ10万人もの「僧侶たち」が巣立って行ったといわれています。
「日蓮宗本山日本寺」は、上記のように「日蓮聖人」「最大」の「理解・保護者」であり、「中山法華教寺」を開基した「富木日常上人」が晩年に隠棲した「地」に、元応元年(1319年)「法華教寺三世浄行院日祐上人」が「草庵」を結び、「日常上人」を「開祖」として「千葉」・「茨城」周辺の「布教」の「拠点」としたのが、「始まり」だそうです。
天正十五年(1587年)「十三世日(にんべんに完)(ニチゴン)上人」が「北条氏政」より「寺領」の「寄進」を受け、現在の「地」に移転しました。
「日蓮聖人」は、「日常上人」に対し、「外護」の「恩義」を、「富木上人」は、「日蓮聖人」に対し、「得度教化」の「恩義」を思い、お互いに「相手」の「像」を刻んで「日蓮聖人」に「開眼」を乞い、「終世」お互いの「像」に相対し、敬慕しあったと伝えられています。
当時の「姿」のまま「日蓮宗本山日本寺」に残る、この「一対」の「相互の御影(ミタガイノミエイ)」が、「二人」の「親交」と、「絆」を、「深さ」を、「今」に伝えています。
かつて「日蓮宗本山日本寺」は、「中村壇林」として、「飯高壇林」(2011年10月7日・4月22日・2010年10月9日のブログ参照)・「小西壇林」と並んで、「関東三大壇林」のひとつに数えられ、「日蓮宗」の「根本道場」として「全国」から、多くの「学僧」が集まり、巣立って行きました。
270年を超える「壇林」の「歴史」の中で、時には「常時」500人もの「学僧」が学び、「東谷」・「西谷」に分かれて、それぞれが「指南頭」を定め、互いに切磋琢磨(セッサタクマ)したとされています。
「壇林」という高い「志(ココロザシ)」と「目的」に専心して「檀家」を持たず、明治8年(1875年)の「廃壇」後も、「無断無縁」で乗り越え、現在に至っています。
慶長四年(1599年)「飯高壇林四世」の「慧雲院日円上人」が「十五世」を継承すると、「上人」の「学徳」を慕う「僧」が、数多く集まってきたそうです。
そこで「壇林清規」が定められ、「全国」から「学僧」を招集する「体制」が整い、「中村壇林」が始まったそうです。
それから、明治8年の「廃壇」までの「間」に、十万人もの「学僧」が、この「地」に学び、その「教え」を「全国」に広がっていきました。
「二の午」ですが、2月の「最初」の「午の日」をいい、「稲荷」を祭る「行司」のことです。
この日は、「全国各地」の「稲荷神社」で、「祭礼」が行われています。
(初午祭り)
特に、「京都」「伏見」の「稲荷大社」では、「稲荷信仰」の「中心」で名高く、この日、「初午詣」の「人々」で、大いに賑わうそうです。
(「二の午」、「山の午」と続ける「地方」もあります。)
もともと「稲荷」は「稲生(イナリ)」の「意味」があるとされ、「農業神」であったそうです。
「稲荷」の「御祭神」ですが、「宇迦之御魂(ウガノミタマ)」の「神」、「五穀」をつかさどる「農業神」とされ、それが、後世、「商工業」、「漁業」の「神」にもなっていきました。
現在、「初午の日」には、「正一位稲荷大明神」と書いた「赤い幟(ノボリ)」を立て、「赤飯」や「油揚げ」を供えるのは、「キツネ」が「稲荷神」の「使い」であると、信じられているからだといわれています。
また「初午」は、江戸時代では「子ども」が、「寺子屋」へ、入門する「日」でもあったそうです。
「二の午大祭」ですが、「日蓮宗本山日本寺」「境内」にある「岡田稲荷」、「豊田稲荷」(別称「夫婦稲荷」)で行われる「祭礼」です。
「二の午大祭」は、毎年「旧暦」の2月の「二の午」の「日」に、開催しているそうです。
「岡田稲荷」、「豊田稲荷」は、「夫婦円満」・「子孫繁栄」・「五穀豊穣」・「商売繁盛」の「守護神」として「関東一円」からの「参詣者」で賑わうそうです。
「二の午大祭」ですが、江戸時代から、多くの「信仰」を集めた、珍しい「夫婦稲荷様」の「大祭」で、上記のように「商売繁盛」、「夫婦円満」などに「霊験」あらたかといわれています。
なお「二の午大祭」の「お札希望者」は、早めに「受付」をとのことです。
「多古町」の「名刹」「日蓮宗本山日本寺」で開催される「夫婦稲荷」の「祭礼」「二の午大祭」。
この機会に「多古町」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「二の午大祭」詳細
開催日時 3月20日(金) 9時〜終日
開催会場 日蓮宗本山日本寺 香取郡多古町南中1820
問合わせ 日蓮宗本山日本寺 0479-76-3745
備考
「日蓮宗本山日本寺」の「山門」「正面」に掲げられている「正東山」(日本寺の山号)の「扁額」ですが、「本阿弥光悦」の「直筆」といわれ、「日本三額」のひとつにあげられています。
このほか、「日蓮宗本山日本寺」には、「水戸光圀」ゆかりの「屏風」も所蔵されています。
| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2500 |
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