本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「伊能忠敬記念館」で12月2日(火)〜2015年1月18日(日)の期間開催されます「企画展」「伊能図いろ色色どる線あらわす色」です。
「佐原の町並み」は、「香取市」「佐原」の「市街地」にある「歴史的」な「建造物」が残る「風情」のある「町並み」です。
「佐原」は、江戸時代に「利根川東遷事業」により「舟運」が盛んになると、「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)には、「物資」を「陸」に上げるための「だし」と呼ばれる「河岸施設」が多くが作られました。
明治以降もしばらくは「繁栄」は続き、「自動車交通」が発達し始める昭和30年(1955年)頃までにかけて、「成田」から「鹿島」にかけての「広範囲」な「商圏」を持つ「まち」となっていました。
上記のように「利根川水運」で栄えた「商家町」の「歴史的景観」を「今」に残す「佐原の町並み」が、「佐原」の「市街地」を「南北」に流れる「小野川」沿い、「佐原の市街地」を「東西」に走る「香取街道」、及び「下新町通り」などに見ることができます。
「佐原の町並み」ですが、「佐原」が最も栄えていた江戸時代末期から昭和時代前期に建てられた「木造町家建築」、「蔵造り」の「店舗建築」、「洋風建築」などから構成されています。
「佐原の人々」は、「江戸の文化」を取り入れ、更にそれを「独自の文化」に昇華していて、「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていたそうで、「当時」の「面影」・「歴史景観」を「今」に残し、またそれを活かした「まちづくり」に取り組んでいることが認められ、「佐原の町並み」は、平成8年(1996年)12月、「関東」で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されています。
「佐原の重伝建」は「昔」からの「家業」を引き継いで「今」も「営業」を続けている「商家」が多いことから、「生きている町並み」としても評価されています。
「重要伝統的建造物群保存地区」には、「佐原の偉人」「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)が過ごし、寛政5年(1793年)建築された「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)のほか、「千葉県」の「県指定有形文化財」も「8軒」(13棟)が「小野川」沿いや「香取街道」沿いに「軒」を連ねています。
「重要伝統的建造物群保存地区」「千葉県指定有形文化財」ですが、大正3年(1914年)建築の「三菱館」(2012年1月27日のブログ参照)、「土蔵」が明治元年(1868年)「店舗」が明治28年(1895年)建築の「福新呉服店」(2012年4月29日のブログ参照)、「店舗」が安政2年(1855年)「土蔵」が明治25年(1892年)以降に建築の「中村屋商店」(2012年5月21日のブログ参照)、明治13年(1880年)建築の「正文堂書店」(2013年6月22日のブログ参照)、「店舗」が天保3年(1832年)「土蔵」が明治元年(1868年)建築の「いかだ焼き本舗正上」(2011年12月28日のブログ参照)、「店舗」が明治25年()1892年
「土蔵」が明治23年(1890年)建築の「小堀屋本店」(2012年8月31日のブログ参照)、、明治25年(1892年)建築の「中村屋乾物店」、「店舗」が明治33年(1900年)「土蔵」が寛政10年(1798年)に建築の「旧油惣商店」が指定されています。
「伊能忠敬記念館」(2012年4月21日・1月29日・2011年3月8日のブログ参照)は、「佐原の偉人」「伊能忠敬」の「功績」を讃(たた)え、その「功績」を余すところなく「紹介」している「記念館」です。
以前、「伊能忠敬記念館」は、「伊能忠敬旧宅」の「敷地内」にありましたが、「記念館」「建設」から「相当」な「年月」が経ち、また、かつての「伊能忠敬記念館」の「展示面積」が「手狭」であったなどのことから、1998年(平成10年)5月22日に、「伊能忠敬旧宅」の「小野川」を挟んだ「樋橋」を渡った「対岸」に新しく「伊能忠敬記念館」が設置されることとなり、「現在地」に「伊能忠敬記念館」が開館したそうです。
「伊能忠敬記念館」では、「醸造業」などを営む「豪商」の「伊能家」に17歳で「婿養子」に入り、「家運」を盛り立て「佐原の名主」として活躍した「前半生」、そして50歳(49歳)で隠居して、のちに「江戸」に出て「勉学」に励み、56歳から71歳まで「計」10回にわたって「全国測量」を行った「伊能忠敬」の「人生」を、「年代順」に追って紹介しています。
「伊能忠敬記念館」では、「国宝」に指定された「測量器具」や「伊能図」の「数々」が展示され、「地球」1周分の「距離」を「測量」して歩いたという「伊能忠敬」の「業績」を偲ぶことができ、その「結晶」ともいえる「正確さ」と「芸術的な美しさ」を備えた「地図」や「伊能忠敬関連資料」などが展示された「伊能忠敬記念館」は、「香取市」「佐原」の「観光名所」のひとつとなっています。
「伊能図いろ色色どる線あらわす色」は、「伊能忠敬記念館」で開催される「企画展」で、12月2日(火)から2015年(平成27年)1月18日(日)の「期間」行われるそうです。
「伊能図いろ色色どる線あらわす色」の「開催」に際し、「伊能忠敬記念館」では、下記のように紹介されています。
伊能図と言えば、その正確さが色あせることなく語り継がれています。
同時に、美しさも備えています。
その要因のひとつに「色」が挙げられます。
描かれた色には、それぞれ意味があります。
そして、張り巡らされた朱色の線ー。
本企画展では、伊能図を「色」という視点で鑑賞していただきます。
あわせて、藩や村の色鮮やかな参考絵図も展示します。
「伊能図いろ色色どる線あらわす色」「展示資料一覧」ですが、下記の通りとなっています。
?記号化された色
1 (沿海地図(上)陸奥・出羽) 1幅「国宝」地図・絵図類3
2 自江戸歴尾州赴北国到奥州沿海図 第八(自小松原/至上野間) 1鋪「国宝」地図・絵図類22
3 (自武蔵国荏原郡品川村至武蔵国橘樹郡川崎宿図) 1鋪「国宝」地図・絵図類109
4 大日本沿海実測録首巻 1冊
? 進化した地形表現
5 越後街道図 第四(自安中/至上田) 1鋪「国宝」地図・絵図類57
6 伊豆国附大島沿海地図 1幅「複製」
7 伊豆国附三宅島沿海地図 1鋪「国宝」地図・絵図類119
8 伊豆国附新島并属地内島式根島沿海地図 1幅「複製」
9 伊豆国附神津島沿海地図 1鋪「国宝」地図・絵図類122
10 (自肥後国球磨郡七地村至日向国諸県郡南方村図) 1鋪「国宝」地図・絵図類123
? 彩色した絵具
11 琵琶湖図 1鋪「国宝」地図・絵図類113
12 忠敬先生日記十九 1冊「国宝」文書・記録類114
13 忠敬先生日記五十 1冊「国宝」文書・記録類145
?伊能図の描き方
14 (箱館付近図) 1鋪「国宝」地図・絵図類106
?参考絵図
15 (自播磨国明石郡王子村至播磨国明石郡清水新田村参考絵図) 1鋪「国宝」地図・絵図類636
16 (自播磨国赤穂郡陸村至播磨国赤穂郡真木村参考絵図) 1鋪「国宝」地図・絵図類641
17 (自長門国郡梶浦至長門国厚狭郡宇津井村参考絵図) 1鋪「国宝」地図・絵図類668
18 (自長門国豊浦郡小月村至長門国豊浦郡清末領参考絵図) 1鋪「国宝」地図・絵図類682
19 (豊後国玖珠郡引治村参考絵図) 1枚「国宝」地図・絵図類764
20 (豊後国玖珠郡右田村参考絵図) 1枚「国宝」地図・絵図類765
21 (豊後国玖珠郡小田村参考絵図) 1枚「国宝」地図・絵図類766
「佐原の偉人」「伊能忠敬」の「生涯」・「功績」を余すところなく紹介している「記念館」「伊能忠敬記念館」で開催される「企画展」「伊能図いろ色色どる線あらわす色」。
この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?
「企画展」「伊能図いろ色色どる線あらわす色」詳細
開催期間 12月2日(火)〜2015年1月18日(日)
開館時間 9時〜16時半(入館は〜16時)
開催会場 伊能忠敬記念館 香取市佐原イ1722-1
休館日 月曜日(祝日の場合は開館)
(12月29日(月)〜1月1日(祝・木))
入館料 大人500円 小中学生250円
問合わせ 伊能忠敬記念館 0478-54-1118
備考
「企画展」「伊能図いろ色色どる線あらわす色」が開催される「伊能忠敬記念館」ですが、上記のように「年末」12月29日(月)から「年始」1月1日(祝・木)の「期間」「休館日」となりますので、ご注意下さい。