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「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」(香取市)
 本日ご紹介するのは、となりまち「香取市」「佐原の町並み交流館」周辺で11月29日(土)・30日(日)に開催されます「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」です。

 「佐原の町並み」は、「香取市」「佐原」の「市街地」にある「歴史的」な「建造物」が残る「風情」のある「町並み」です。
 「佐原」は、江戸時代に「利根川東遷事業」により「舟運」が盛んになると、「小野川」(2012年9月7日のブログ参照)には、「物資」を「陸」に上げるための「だし」と呼ばれる「河岸施設」が多くが作られました。
 明治以降もしばらくは「繁栄」は続き、「自動車交通」が発達し始める昭和30年(1955年)頃までにかけて、「成田」から「鹿島」にかけての「広範囲」な「商圏」を持つ「まち」となっていました。
 上記のように「利根川水運」で栄えた「商家町」の「歴史的景観」を「今」に残す「佐原の町並み」が、「佐原」の「市街地」を「南北」に流れる「小野川」沿い、「佐原の市街地」を「東西」に走る「香取街道」、及び「下新町通り」などに見ることができます。
 「佐原の町並み」ですが、「佐原」が最も栄えていた江戸時代末期から昭和時代前期に建てられた「木造町家建築」、「蔵造り」の「店舗建築」、「洋風建築」などから構成されています。
 「佐原の人々」は、「江戸の文化」を取り入れ、更にそれを「独自の文化」に昇華していて、「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていたそうで、「当時」の「面影」・「歴史景観」を「今」に残し、またそれを活かした「まちづくり」に取り組んでいることが認められ、「佐原の町並み」は、平成8年(1996年)12月、「関東」で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されています。
 「佐原の重伝建」は「昔」からの「家業」を引き継いで「今」も「営業」を続けている「商家」が多いことから、「生きている町並み」としても評価されています。

 「重要伝統的建造物群保存地区」には、「佐原の偉人」「伊能忠敬」(2011年3月5日のブログ参照)が過ごし、寛政5年(1793年)建築された「伊能忠敬旧宅」(国指定史跡)(2012年2月24日のブログ参照)のほか、「千葉県」の「県指定有形文化財」も「8軒」(13棟)が「小野川」沿いや「香取街道」沿いに「軒」を連ねています。
 「重要伝統的建造物群保存地区」「千葉県指定有形文化財」ですが、大正3年(1914年)建築の「三菱館」(2012年1月27日のブログ参照)、「土蔵」が明治元年(1868年)「店舗」が明治28年(1895年)建築の「福新呉服店」(2012年4月29日のブログ参照)、「店舗」が安政2年(1855年)「土蔵」が明治25年(1892年)以降に建築の「中村屋商店」(2012年5月21日のブログ参照)、明治13年(1880年)建築の「正文堂書店」(2013年6月22日のブログ参照)、「店舗」が天保3年(1832年)「土蔵」が明治元年(1868年)建築の「いかだ焼き本舗正上」(2011年12月28日のブログ参照)、「店舗」が明治25年()1892年
「土蔵」が明治23年(1890年)建築の「小堀屋本店」(2012年8月31日のブログ参照)、、明治25年(1892年)建築の「中村屋乾物店」、「店舗」が明治33年(1900年)「土蔵」が寛政10年(1798年)に建築の「旧油惣商店」が指定されています。

 「三菱館」は、「香取街道」沿いにある「目」を引く「西洋館」で、「JR東京駅」で同じような「赤煉瓦(あかれんが)」でつくられた「洋風建築」の「堂々」とした「建物」で、「小野川」にも近く「佐原の町並み」を「まち歩き」する際に「起点」にされる方も多い「施設」です。
 「三菱館」は、「旧・東京三菱銀行」「佐原支店」(前身は「旧・川崎貯蓄銀行」「佐原支店」)の「建物」であり、「香取市」「佐原」「イ」にある「歴史的建造物」です。
 「三菱館」の「建物」は、1943年(昭和18年)より「三菱銀行」「佐原支店」となり、1989年(平成元年)に「佐原市」(当時)へ寄付されて、現在は「観光客向け」の「休憩所」として活用されています。

 「三菱館」の「建物」ですが、「千葉県内」でも「有数」の「洋風建築」として知られ、「イギリス」より「輸入」した「煉瓦(レンガ)」を使った「2階建て」の「洋館」で、「内部」は「吹き抜け」になっており、「2階」「周囲」が「回廊(かいろう)」となっています。
 「三菱館」の「窓」や「出入り口」には「上部巻き上げ式」の「よろい戸」、「鉄製」の「サッシ」が残っており、「三菱館」の「屋根」は「木骨銅板葺き」で、正面「建物」「隅」に「ドーム」を設けています。
 なお「三菱館」の「建築当時」の「図面」には、「カウンター」「奥」の「壁」「中央」に「大理石張り」の「暖炉」、「南東隅」には「2階」への「螺旋階段」があったそうです。
 「三菱館」は、「佐原の町並み」の中では、その「特徴的外観」から「シンボル的」な「存在」の「建物」といえます。

 「佐原町並み交流館」は、上記のように「旧・東京三菱銀行」「佐原支店」として平成15年(2003年)まで使われていた「建物」を「佐原市」(当時)(現「香取市」)が買い取り「観光案内」・「休憩所」として再利用されている「施設」です。
 「佐原町並み交流館」の「休憩所」ですが、「無料」の「お茶サービス」を行っており、「トイレ利用」も出来ます。
 「佐原町並み交流館」には、「多目的ホール」として利用されている「展示スペース」があり、「佐原まちぐるみ博物館」(2011年12月26日のブログ参照)が企画している「佐原・町並み・お正月」(2013年12月24日・2012年12月27日・2011年12月26日・2010年12月26日のブログ参照)、「さわら雛めぐり」(2014年2月6日・2013年2月16日・2012年2月2日・2011年2月5日のブログ参照)、「佐原五月人形めぐり」(2014年4月15日・2013年4月24日・2012年4月7日・2011年4月28日のブログ参照)、「佐原・町並み・夕涼み」(2014年8月12日・2013年8月12日・2012年8月11日・2011年8月11日・2010年8月12日のブログ参照)
の「企画展」の「会場」のひとつとなっており、「年間」の「常設展」も行われています。
 また「佐原町並み交流館」には、「銀行時代」に使用されていた「金庫室」もあり、「金庫室」に入ってみることもできるそうです。

 「香取市」では、「年」に「2日間」だけ、「非公開」の「内部」にも入れる「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」が行われており、今年(2014年)は11月29日(土)・30日(日)に開催されます。
 「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」ですが、「NPO法人」「小野川と佐原の町並みを考える会」の「皆さん」による「ガイド付き」で9軒が公開され、そのうち、「通常」「非公開」の「場所」が5ヵ所あるそうです。
 「佐原の町並み」ですが、「外観」だけでも「見応え」がありますが、「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」では、「内部」の細かい「職人技」や「生活」の「仕組み」に触れることができ、「佐原」の「先人たち」の「知恵」と「技量」を見ることができるそうです。

 「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」の「公開建物」ですが、下記の通りとなっています。

 1 植田屋荒物店(2012年6月11日のブログ参照)

 2 中村屋商店

 3 伊能忠敬旧宅

 4 <歩測体験>

 5 亀村本店

 6 清宮家

 7 福新呉服店

 8 油惣

 9 正上

 10 さわらぼ(飯田家)

 「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」では、下記の「催し」も行われます。

 歩測体験 距離を当てよう!

 正解者に豪華景品!(参加者全員に記念品)

 さわらぼ(飯田家)

 佐原高校生と東大生によるワークショップ
 甘酒の接待もあります。

 ボンネットバス運行(要予約)

 佐原町並み号 11月29日・30日 2日間

 なお「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」では、「震災」により損壊した「伊能忠敬旧宅」が修復され、今回公開されるそうです。

 「歴史」の「息づかい」を感じることができる「佐原の町並み」の「中心」「佐原の町並み交流館」、「佐原の町並み」で開催される「貴重」な「特別公開」「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」。
 この機会に「香取市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」詳細

 開催日時 11月29日(土)・30日(日) 10時〜16時

 開催会場 佐原の町並み交流館 香取市佐原イ1903-1

 問合わせ 佐原の町並み交流館 0478-57-1000

 備考
 「重要伝統的建造物群保存地区佐原の町並み建物特別公開」で「公開」される「正上」ですが、「主屋」や「袖倉」が「特別公開」され、「見どころ」ですが、「奥座敷」の「手」の込んだ「カラクリ戸」や「錆(さび)壁」だそうで、「雨戸」を折れ曲がった「敷居」の上でもすんなり滑らせられる「カラクリ戸」、「漆喰(しっくい)」に「鉄粉」を混ぜて塗り、「歳月」による「錆」の「変化」を楽しむ「錆壁」など味わい深い「日本の美意識」が感じられるそうです。















| http://www.inubou.co.jp/blog/index.php?e=2324 |
| 地域情報::香取 | 10:20 AM |
「菅原大神秋の例祭」(銚子市)
 本日ご案内するのは、地元「銚子市」「菅原大神」で11月25日(火)に開催されます「菅原大神秋の例祭」です。

 「菅原大神」は、となりまち「東庄町」(2012年4月15日のブログ参照)にほど近い「銚子市」「桜井町」に鎮座する「桜井里」の「鎮守」です。
 「菅原大神」は、1131年(天承元年)11月の「創建」とされ、現在の「菅原大神」「社殿」は昭和62年(1987年)に建立されています。
 「菅原大神」は「その名」の示す通り、「菅原道真(すがわらのみちざね)」公を祀(まつ)る「神社」で、「別名」「子宝神社」とも呼ばれています。

 「菅原道真」公(承和12年(845年)6月25日(8月1日)〜延喜3年(903年)2月25日(3月26日)没)は、「日本」の平安時代に活躍された「貴族」、「学者」、「漢詩人」、「政治家」で、「参議」・「菅原是義」の「三男」として生まれ、「官位」は「従二位」・「右大臣」、「贈正一位」「太政大臣」に就かれていました。
 「菅原道真」公は、「宇多天皇」に重用されて「寛平の治」を支えたひとりであり、「醍醐朝」では「右大臣」まで昇りつめました。
 しかし、「菅原道真」公は、「左大臣」「藤原時平」に讒訴(ざんそ)され、「九州」の「太宰府(だざいふ)」へ「権帥」として左遷(させん)され「現地」で没しました。
 (「讒訴」とは、人を陥(おとしい)れるために悪く「告げ口」をすること)
 「菅原道真」公の「死後」、「天変地異(てんぺんちい)」が多発したことから、「朝廷」に「祟(たた)り」をなしたとされ、その後「天満天神」として「信仰」の「対象」となっていったそうです。
 そして現在、「菅原道真」公は、「学問の神様」として「全国各地」で「信仰」され、親しまれているそうです。

 「銚子市」「西部」にある「菅原大神」は、上記のように「学問の神様」である「菅原道真」公を祀っており、「地元」でも「天神さま」と呼ばれ、「子授け」の「ご利益」があることでも「全国的」に知られています。

 「菅原大神」では、毎年2月25日に行われる「春の例祭」(2011年2月21日のブログ参照)と毎年11月25日に行われる「秋の例祭」(2011年11月23日のブログ参照)には、多くの「人」で賑わいます。
 「菅原大神」の賑わう「理由」ですが、「菅原大神」に納められている「大小」90個の「子産石」(子宝石)と呼ばれる「丸い石」の「御利益」であることからだといわれており、「子産石」(子宝石)の「御利益」ですが、この「石」を抱くと「子宝」に恵まれるといった「御利益」があり、「子宝祈願」にお越しになる方や、「子宝」に恵まれた方の「お礼参り」にお越しになる方で賑わいます。
 「菅原大神」では、「春の例祭」、「秋の例祭」のときのみ「子産石」(子宝石)を抱くことが出来ます。
 「菅原大神」の「子産石」(子宝石)ですが、昔は「菅原大神」から離れたところにあった「お産の神様」である「玉依姫命(たまよりびめのみこと)」を祀った「御産宮(ごさんのみや)」という「神社」に納められていたそうです。
 その「子産石」(子宝石)が、何らかの「事情」により「菅原大神」に移されて以来、「子授けの御利益」を得たいと願う「人々」が参詣するようになっていったそうです。
 その後、昭和60年代「上半期」(1985年4月1日から10月5日まで)に放送されました「NHK朝の連続テレビ小説」の「第34作」「澪つくし」で「主人公」である「古川かをる」さん(沢口靖子さん)が「子産石」(子宝石)を抱く「シーン」が放送されたことで、その「名」(御利益)が「全国的」に広まったそうです。

 ちなみに「澪つくし」とは、上記のように昭和60年代「上半期」(1985年4月1日から10月5日まで)に放送されました「NHK朝の連続テレビ小説」の「第34作」(全162回)で、大正時代末期から第二次世界大戦までの「千葉県」「銚子市」を「舞台」にした「テレビドラマ」でした。
 「澪つくし」は、大正末期から終戦後の「昭和」にかけての「激動」の時代、「銚子」の「醤油醸造家」を「舞台」に、「純愛」を「軸」に描かれた「ストーリー」で「人気」を博していた「ドラマ」で、「関東地区」では、「最高視聴率」55.3%、「平均視聴率」44.3%を記録した「大ヒット作品」となったそうです。
 (ビデオリサーチ調べ)

 「菅原大神」「秋の例祭」ですが、11月25日(火)8時から「受付」を行い、「式」が始まる前に「記帳」と「玉串料」(祈願料)(3000円〜)を納め、11時から「秋の例祭」が行われます。
 「菅原大神」「秋の例祭」では、「子宝祈願」が行われ、「神主(かんぬし)」による「祈祷(きとう)」、「詔(みことのり)」と「神主」の「話」が終わると記帳した「順」に「菅原大神」「神殿」の「前」に出て、「榊(さかき)」を奉納し、参拝します。
 その後、「子産石」(子宝石)を抱き、「子産石」(子宝石)を「お腹」に当てて「子宝」を祈願するそうです。

 「菅原大神」で開催される「子宝」を願う「人」、愛でたく「子宝」に恵まれ「お礼参り」に訪れる「人」で賑わう「例祭」「菅原大神秋の例祭」。
 この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「菅原大神秋の例祭」詳細

 開催日時 11月25日(火) 8時〜(受付) 11時〜(開始)

 開催会場 菅原大神 銚子市桜井町30

 問合わせ 菅原大神(東大社) 0478-86-4405

 備考
 「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな」

 の「和歌」で知られている「菅原道真」公にちなんでか、「銚子市」の「菅原大神」の「宮」にも「梅の木」が植えられているそうです。





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| 地域情報::銚子 | 10:11 AM |

 
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